今日も麻生グラウンドへ。お昼から筑波大学との練習試合でした。
45分×3本を実施。3本やるとさすがに長く感じますね。それに寒かったですから。雪がちらつく時間帯もあったりして、ちょっと凍えそうになりました。
結果は、2-0、3-0、2-0で7-0。
この時期は試合結果よりも、練習試合の位置づけや狙いを踏まえた上で内容を吟味するのが大事だと思いますけど、総じて良い内容だったと思います。ピッチを見ていると、今季のチームのイメージもかなり膨らんできましたからね。相馬監督も今日に関しては「結果も内容もよかった」と満足の評価を下していました。
試合の見所はたくさんあったのですが、個人的には、CBの森下俊選手とジェシのプレーをじっくり観察していました。
森下選手は、やはり後ろから気の利いたつなぎや散らしのできる選手ですね。それでいて「つなぐだけではなく、相手の裏に長いボールを入れて、相手を広がらせることも大事ですから」と、ショートパス一辺倒になって相手のプレスにハマるのを避けるために、フィードで「いなすプレー」も効果的に使い分けていました。
ただこの試合では、相手は学生だったこともあり、こちらがボールを保持する機会が多く、相手に押し込まれ続けた時間帯や、対応の難しいカウンターを喰らう場面が少なかったですからね。守備対応力に関しての評価は、まだちょっと保留かな。
ジェシに関しては、高いラインでコンパクトに戦うことにまだ少し適応できていない印象ですが、局面における球際、エアバトル、そして危機察知能力・・・全般的な守備レベルはやはり高いです。
なにより、いざというときは身を投げ出してシュートブロックにいくし、あの長い足が伸びて最後の最後で相手やボールを止めるんですよ。勇気もありますね。ホント、本格派ザゲイロって感じですわ。なお試合中にジェシに指示を出すときは、チームメートがポルトガル語の単語を使っているようです。
あと、セットプレーでの攻撃力も噂どおりで、今日の練習試合でもCKから決定機が1本ありましたが、惜しくも、GKにファインセーブされてしまいました。試合後にそのことをジェシに聞くと「あれは相手のGKが素晴らしかった。彼にはおめでとうと言いたいよ」とジョークを言ってました。あと雪が降る中で試合をしたのは、生まれて初めてだったそうです・笑。
とりあえず、今日はこのぐらいで。
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Posts from 2月 16, 2012
欧州サッカー批評「未来のフットボールを創造する革命家たち。」
欧州サッカー批評を読んでます。
特集は「未来のフットボールを創造する革命家たち。」
進化し続けているバルサのスタイル、マルセロ・ビエルサのビルバオ革命、ビラス・ボアスが挑む「脱モウリーニョ化」などなど、欧州最先端の戦術を特集しています。
欧州サッカー批評なので、インタビューや記事に登場するのも、当然外国人なのですが、唯一日本人で登場していたのが、京都の祖母井GMでした。その中で思わず、「そうだよ!」とヒザを打ってしまったところがありました。
「オシムさんの言葉ですごく大事にしているものがあります。サッカーもルールも変化しない中でサッカーに変化を与えることができるのは、ひょっとしたら全くサッカーに囚われない人なんじゃないかなと。サッカー以外のところにいろんなアイディアを持っている人。サッカー、サッカーっていう風になっちゃうと、それがやっぱり毒される」
「サッカーに囚われ過ぎると毒が回る危険性もあるということです。そこは落とし穴があるんじゃないかなと。だから、バルセロナはそういう風にクラブやサッカーを見ていないと思います。やっぱり今の世の中を見ながらどういう方向に進んでいくかとか、あと地域性とか、プライドとか。バルセロナ全体で、何かそういう長期のビジョンと哲学があると思うんです。それを発信していると思うんですよ」
そうなんですよね。
この感覚は、僕自身も最近とても感じていることなんです。サッカーととことん向き合い、そしてひたすら深く考えることはすごく大事です。でもサッカーに革命を起こすような、誰も見たことのないアイディアって、実はサッカーなんて全然知らなくて、サッカーというフレームに囚われない人やジャンルから出てくる可能性のほうが高い気がするんですよ。別にこれはサッカーに限ったことではないですけどね。最近、そういうことをすごく感じています。
欧州最前線の戦術分析やいろんな視点でも記事が多く、歯ごたえがあります。
欧州サッカー批評(5) (双葉社スーパームック)/著者不明
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