ある思いが詰まっていたジェジエウのゴールは幻に。


先週末はJ1取材。
等々力での柏レイソル戦は1-1のドロー。

連敗は止めたのですが、
等々力で勝ちたかったですね。

試合を振り返ると、プレビューで触れた通り、
柏戦は4-4-2の守備ブロックを
どう攻略するかがポイントでした。

その意味では、右サイドのニアゾーン攻略で
うまくゴールを奪い切りました。

瀬川祐輔のスローインから家長昭博が
浮き球をゴール前に。脇坂泰斗が
左サイドバック・三丸拡をサイドに
引っ張ることで空いたスペースに
バフェティンビ・ゴミスが侵入し、
絶妙な落としをします。

それに反応した脇坂泰斗と遠野大弥の
ワンツーで仕留めました。

右サイドのスローインからバフェティンビ・ゴミスの
ポストワークを使った脇坂泰斗と遠野大弥による
ボックス内の崩しは、等々力での浦和レッズ戦の
脇坂泰斗の先制ゴールと狙いが似ていますね。

しかし、幸先よく先制するも、勝ち切れず。

チームは第11節の浦和戦から、福岡戦、
札幌戦、鳥栖戦、ガンバ大阪戦、そしてこのレイソル戦と、
実に6試合連続で先制に成功しています。

サッカーにおける先制点は試合を有利に運べる
大きなアドバンテージです。にもかかわらず、
フロンターレはその直近の5試合で2勝1分2敗。

90分を終えて勝ち越すことができていません。

要は、先制点を奪った後の試合運びは
チームとしての課題となっているわけです。

なぜこういう状態続いているのか。

レビューではそれをいつもより掘り下げております。
あと前節のガンバ戦後のロッカールームでの
ある出来事にもフォーカスしています。

勝ち切りたい・・・!!


ラインナップはこちらです。

■「サッカーはそういうもので、みんなが感情を出して
気持ちを高めないといけないものだと思います」(ジェジエウ)。
前節の試合後のチームに起きていたことに関するジェジエウの見解。

■「自分としては2トップの後ろで受けることを意識していました。
そこを剥がせればボールを持てると思っていたので、
前半はうまく触りながらゲームを組み立てることができていた」(橘田健人)。
選手が口にしていた、柏の4-4-2ブロック攻略のプランとは?

■「(攻撃に)出ていけるタイミングがあれば狙っていました。
前半は健人が前を向くシーンが多かった。できるだけランニングをして
アキさん(家長昭博)のパスコースを作るのは意識していた」(瀬川祐輔)。
執拗に狙い続けていた右サイドのニアゾーン攻略。
先制弾を生んだ背景にあったもの。

■「自分にとってもチャンスシーンはあの1本だけだった。
その1本でも必ず決められるように次の試合に向けていい準備をしたい」(マルシーニョ)。
人数をかけて崩す右サイドと、スペースを切り裂く左サイド。
追加点を逸脱したマルシーニョが試合後に語ったこと。

■「入りからずっと押し込まれてしまった。失点の部分よりも
後半の戦い方を全体を反省しないといけないと思います」(橘田健人)。
柏レイソルの圧力に飲み込まれ続け、シュートわずか1本だった後半を考える。

■「どうしても後ろの選手は怖くて下がってしまう。
前から奪いに行っても、
そこで蹴られたらセカンドホールへの距離が遠くなってしまう」(脇坂泰斗)、
「どこをコンパクトにするかといったところさえ
しっかりと共有できれば良かったと思います」(鬼木監督)。
選手一人一人が遠い距離を無理して守らなくてはいけないから、
失点につながる無駄なファウルも増える。
繰り返される問題には必ず原因がある。

■「その軸があるのに、それができていない。
そこは個も、チームもそう」(瀬川祐輔)。
改善されない90分を通した試合運び。
やるべき軸があり、選手たちもチームもブレてないのに、
それができないもどかしさとどう向き合うのか。

全部で約12000文字のボリュームです。
力作ですので、絶対読んでくれ!!!

「Picture on my mind」 (リーグ第16節・柏レイソル戦:1-1)

ではでは。

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