情熱大陸に林真理子さんが出てました。
最近の情熱大陸、作家の登場率が異常に高いですね。「原稿料と印税で食べている作家は、今の日本では50人ぐらいしかいない」と本人。長年売れ続けている人気作家の仕事ぶりと生活ぶりに密着してました。パワフルで面白い人でした。
少し前に読んだ「野心のすすめ」(講談社現代新書)。
僕が買ったときは帯に「20万部突破」と印刷されてましたが、すでに40万部突破しているんですね。
この帯に印刷されている「“高望み”で人生は変わる」のフレーズ・・・なかなか刺激的です。本書では、コピーライターとして世に出てきた彼女が「いかに成り上がってきたのか」を赤裸々に語ってます。そして何かとスマートにしたがる時代だからこそ、あえてガツガツすること、野心を持つことの大事さを説いています。
いいですねぇ。それだけギラギラしたら、そりゃあ、まわりに敵もたくさんできるだろうけど、もし何かを成し遂げたかったら、このぐらいのパワーも大事だよな、と。
野心のない同業者の若者に危機感を抱いているのも印象的でした。
若い作家のエッセイを読むと、昼頃に起きてシャワーを浴びて、自分で美味しいパスタを作って、そのあとちょっと仕事をして、ビデオを観て寝る、みたいな一日だったりするんですよね。欲がまったく感じられない。野心オーガニックな生活とでもいいましょうか。
昔はもっと生意気で鼻につくような若い作家がいて、やり込められたり、むっとしたりすることも多かったのですが、いまはみんな、こちらが感心するほど礼儀正しく、おとなくして「あ、いい子だね」という印象だけで終わってしまうんです。
これは作家だけではなく、この風潮は若者全般にも及んでおり、お金がなくても、飢え死にはしない日本の現代社会、具体的には(極論だと思いますが)「一生、松屋とユニクロでオッケーじゃん」という状態が若者から野心を奪っているのではないかと危惧。
そして泥臭く頑張ることの重要性も説いています。
人生にはここが頑張り時だという時があります。そんな時、私は「あっ、いま自分は神様に試されているな」と思う。たとえば、仕事や勉強を必死でやらなくてはいけないときなのに、つい気が緩み、ソファに寝そべってお菓子を食べながらテレビを観ているとします。しばらくするとハッとして「いかんいかん。この姿も神様に見られているんだから、頑張らなきゃ」と再び机に向かうんです。
ちゃんと努力し続けていたか。いいかんげんにやっていたか。それを神様はちゃんと見ていて、「よし。合格」となったら、その人間を不思議な力で後押ししてくれる。
好き嫌いが分かれるタイプかもしれません。でも今の時代だからこそ、響く言葉も数多くちりばめられています。そんな本です。
野心のすすめ (講談社現代新書)/講談社
¥777
Amazon.co.jp
美女入門金言集 マリコの教え117/マガジンハウス
¥1,155
Amazon.co.jp
ルンルンを買っておうちに帰ろう (角川文庫 (6272))/角川書店
¥460
Amazon.co.jp... 記事を読む
Posts in the 情熱大陸 category:
情熱大陸・ヤマザキマリ。
今回の情熱大陸は漫画家・ヤマザキマリさんでした。
ヤマザキマリさん、こんなに熱い人だとは思わなかったなー。ひさびさに”情熱大陸”って感じがした内容でした。
「テルマエ・ロマエ」は古代ローマの設計技師が、なぜか現代日本の銭湯にタイムスリップするというストーリーの漫画です。春にはアニメ化&映画化された人気漫画です。
昨年末には川崎フロンターレが、テルマエ・フロマエとしてコラボしました・笑。そのつながりで、僕も全巻献本いただいて読みました。
ヤマザキマリさん、人生が波乱万丈ですね。
17歳の時に油絵の勉強をするためにイタリアに渡って、生活費を稼ぐために漫画を描き始めて。。。35歳の時にイタリア人の夫と結婚して。。。と、そして人生で見てきたものを漫画に詰め込んでいる感じ。
なぜか洗濯機のない部屋のため、コインランドリーに向かうときのくだりや、シカゴ大学を歩く夫に対するツッコミ、北海道の実家を散歩しているときに見た小学生の自転車集団を見て「三番目の子、座高が低すぎる!」と言い放つ場面とか、きっと彼女らしい一面が何度も垣間見れました。
そして子供に向けて伝えたいセリフが「地球で生きるってめっちゃエキサイティング!生まれてくるとワキワキモリモリすることが山のようにあるのよ!」
人生、めっちゃ楽しんでますやん。いいですね、これぞ情熱大陸でした。
テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)/エンターブレイン
¥714
Amazon.co.jp
テルマエ・ロマエ II (ビームコミックス)/エンターブレイン
¥714
Amazon.co.jp
テルマエ・ロマエ III (ビームコミックス)/エンターブレイン
¥714
Amazon.co.jp
テルマエ・ロマエ IV (ビームコミックス)/エンターブレイン
¥714
Amazon.co.jp
テルマエ・ロマエ V 特装版 (ビームコミックス)/エンターブレイン
¥1,260
Amazon.co.jp
アニメ テルマエ・ロマエ Ⅰ【DVD】/FROGMAN,東地宏樹,大塚明夫
¥3,990
Amazon.co.jp
アニメ テルマエ・ロマエ Ⅱ【DVD】/FROGMAN,東地宏樹,大塚明夫
¥3,990
Amazon.co.jp... 記事を読む
情熱大陸・安藤美冬。
昨日の情熱大陸。
フリーランスの安藤美冬さん。
ノマドワーカーとして注目されている女性です。
ノマドワーカーとはなんぞや、って話になりますが、ノマドとは「遊牧民」。一般的にいえば、「オフィスをもたずにいろんなところで仕事をする」、「インターネットを活用し、モバイルを駆使した働き方」をしている人といったところでしょうか。
近年はモバイル機器の発達と、ネット環境が整備されてきたこともあって、喫茶店やカフェで仕事を完結させることもできるようになってきたわけです。マックのようにPCの電源を提供している席を用意しているお店も増えてきています。
大まかにいえば、自分もノマドワーカーですね。
立場はフリーランスですし、普段の取材を終えてからの原稿は、いつもカフェや喫茶店で書くのがワークスタイルですから。お気に入りの喫茶店はいくつか確保してますし、「タイトな原稿のときはこの喫茶店で、ライトな内容のときはこのカフェで・・・・」みたいな位置づけもありますね。なんだかんだで、愛用しているのはルノアールですけどね。
今回の情熱大陸では、安藤さんの働き方に密着していました。
オンエア中、ツイッターのタイムラインではこのスタイルに賛否両論が渦巻いておりましたねー。
ただそれは、安藤さんがどうこうというよりは、彼女が何の仕事をしているのかというところがイマイチよく伝わらなかった、という番組内容に原因があった気がします。ノマドワークは、それが目的ではなく手段でしかないはずです。彼女がどんな仕事をしていて、そのためになぜノマドなのかを、もうちょっと掘り下げればよかったのに、そのワークスタイルばかりにフォーカスした表面的なドキュメントになってました。そういう意味では、もったいない放送でしたね。
番組の中で彼女は一冊の本を紹介していました。
自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか (青春文庫)/岡本 太郎
¥490
Amazon.co.jp
岡本太郎氏の「自分の中に毒を持て」。
前職で悩んでいるとき、この本を読んで危険な道を選ぶことを決断し、一週間後に辞表を出したそうです。
ちなみにノマドに興味ある人はこのあたりを読むのがよいかと思います。どちらも僕は読みました。
ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと/本田直之
¥1,470
Amazon.co.jp
25歳からのひとりコングロマリットという働き方 ~仕事も肩書きもひとつじゃなくていい.~/おち まさと
¥1,155
Amazon.co.jp... 記事を読む
情熱大陸・長友佑都。
昨日の情熱大陸は長友佑都選手でした。
思えば去年の11月に李忠成選手と長谷部誠選手が登場してましたね。そして1月に長友佑都選手ですから、最近、サッカー日本代表選手の情熱大陸登場率、高いっすわー。ちなみに去年の1月は香川真司選手が登場してました。カタールでアジアカップがありましたから。
情熱大陸では「ミラノダービー」に照準を合わせて進んでいく番組構成でした。
「日本代表・長友佑都」というよりは「インテル・長友佑都」という切り口で迫っていた印象ですね。ミラノの街を歩いていたらサポーターに写真をせがまれきさくに対応する姿や、普段の暮らしの様子、そして豪華すぎるインテルのクラブ施設や厳しすぎる練習取材規制などなど・・・・そりゃそうだよな、だって、インテルだもん。このへんは見応えがありましたわ。
長友選手の生い立ちなどでは、小さい頃のエピソードや、太鼓係をしていた大学時代の話はありましたが、FC東京時代のことにはほとんど触れなかったですね。そしてミラノダービーでも存在感を出しましたよーという感じで終了でした。
ミラノダービーというテーマだったのだから、08年の東京ダービーでフッキとマッチアップしたときの映像を流して欲しかったかなー。J2では無敵を誇ったフッキを当たり負けせずに押さ込み、ロスタイムには決勝オウンゴールを誘い、試合後にサポーターの前でなぜか勝利のでんぐり返しをしていた長友の姿は、強烈だったわー。特にでんぐり返しが・笑。ちなみにこのときオウンゴールをしたのは、若き日の柴崎晃誠でした・笑。
30分番組なので、コアなサッカーファンを満足させるようなドキュメントとまではいきませんが、情熱大陸の場合は、普段、サッカーを見ない層にも広くアピールできるのが魅力ですよね。長友選手の人柄がよく出ていた作りだったと思います。
おまけ。
サポティスタさんにこの番組で映った長友佑都の本棚にあった本が紹介されてました。
日本男児/長友佑都
¥1,400
Amazon.co.jp
サッカーとイタリア人 (光文社新書)/小川光生
¥819
Amazon.co.jp
辞書なしで学べるイタリア語の最初歩/ナンニーニ アルダ
¥2,100
Amazon.co.jp
DVDで鍛える! プロトレーナー木場克己の体幹バランスメソッド 1日5分・週3日で美しいカラダ…/木場克己
¥1,680
Amazon.co.jp
体と心を癒す特効 足のツボ療法―家庭でできる“症状別・病気別”足心道健康法/柴田 当子
¥1,365
Amazon.co.jp
突破論。/中村俊輔、他
¥1,470
Amazon.co.jp
イチロー式逆境力/児玉 光雄
¥1,365
Amazon.co.jp
脳が変わる生き方/茂木 健一郎
¥1,155
Amazon.co.jp
イチロー心理/児玉 光雄
¥1,365
Amazon.co.jp
人生を豊かにする英語の名言―「知恵」と「勇気」と「癒し」がいっぱい/森山 進
¥1,365
Amazon.co.jp
心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣/長谷部誠
¥1,365
Amazon.co.jp
生き方―人間として一番大切なこと/稲盛 和夫
¥1,785
Amazon.co.jp
今、そこにある苦悩からの脱出/齋藤 孝
¥1,365
Amazon.co.jp
一生折れない自信のつくり方/青木仁志
¥1,365
Amazon.co.jp
道は開ける 新装版/デール カーネギー
¥1,680
Amazon.co.jp
長友佑都の本棚
http://supportista.jp/2012/01/news23002611.html
もちろん、映ってもいい本を並べているのだと思いますが・笑、わりと自己啓発系の本を読んでいるんですね。ナガトモになりたい人は、参考に読んでみてはどうでしょうか。... 記事を読む
情熱大陸・井岡一翔。
年末年始に撮り貯めていたテレビ番組を観て過ごしております。
面白かったのは、元日に放送された情熱大陸。ボクシングのWBC世界ミニマム級王者・井岡一翔でした。
TBSが大晦日に井岡選手の世界戦を中継した関係もあっての密着だったと思いますが、近年の年末年始の情熱大陸はわりとボクシングを扱っている印象です。2009年と2010年の年末は長谷川穂積選手でした(なお08年末のスペシャルは、将棋の羽生善治対渡辺明の竜王戦密着だったはず)。
ボクサーのドキュメントって、過酷なトレーニングや減量の様子などが垣間見れるので、やっぱり面白いんですよ。
井岡選手は、すごく自然体で好感を抱いてしまう青年でした。
ボクシング界の未来を担っている存在であることを自覚しながらも、あんなに自然体で振舞えるのはすごい、の一言です。世界戦を控えて緊張感は高まっているだろうし、減量でピリピリしていてもおかしくないのに、試合直前でもテレビカメラに対して、あんなにナーバスにならないボクサーって珍しいんじゃないだろうか。それでいて、めちゃくちゃ強い。今回の世界戦も1RでTKO勝ちしました。
世界戦に向けたトレーニング後、彼はこんな印象的な言葉を言っていた。
「ボクシングは、次 頑張ろうがないスポーツだと僕は思っている。 負けて明日から頑張ろうという切り替えも大事かもしれないですけど、そう簡単に次 頑張ったらいいっていえるスポーツではない。負けた1回の反動がすごく大きい」
重いなー・・・そして深い。
プロボクシングという競技性と言ってしまえばそれまでですが、「次頑張ろう」がないスポーツと言われると、ズシリと感じました。1つの勝負にかける準備と、そこで振り分けられる勝ちか負けかの重要性を強く物語っています。
勝って終わり良しで、いいドキュメントでした。
あと井岡というと、僕ら世代はろくでなしブルースに出てくる竹刀振り回しているパンチパーマ(のヅラ)の先生を思い出してしまいますね。
実際、このキャラクターの名前の由来は、叔父で世界王座2階級制覇を達成した井岡弘樹なんだけども。自宅の冷蔵庫にローマ教皇から渡された電話番号の紙が貼ってある井岡弘樹さんね・笑。(この話は「コバヤシケンドーのすべらない話」のDVDに収録されてます)
コバヤシケンドーのすべらない話 [DVD]/ケンドーコバヤシ,陣内 智則,高橋 茂雄(サバンナ)
¥2,980
Amazon.co.jp
あと「痛快!ビッグダディ」は・・・・なんかひさびさに見たら、ダディ一家が奄美から引越しして、さらに再婚して、年末に子供が生まれてた。相変わらず、どのへんが痛快なのかわからないが、見てしまうな、オイ。... 記事を読む
情熱大陸・デーブ・スペクター。
今回の情熱大陸は、デーブ・スペクター。
くだらないダジャレばかり言っているコメンテーターの知られざる日常に密着していました。
旬の人や無名の人を取り上げるのもいいですが、こういう「知っているようでよく知らない人」に密着するのもいいですよね。そして冒頭、街の若い子からの「コメディアン?」、「何をやってるかわからない」、「偉業ないよね」の声・・・・ひどい・笑。
彼の本業は放送プロデューサー。
海外のオモシロ映像、衝撃映像を買い付けて、それを日本の放送局に紹介するのを生業としている。その仕事ぶりを伝えていました。日常では、髪を金髪に染めてることや奥様との仲むつまじい様子も。
後半は、少しマジメなデーブでしたね。
東日本大震災後、彼の中で何が変わったのか。不謹慎ムードの中でもツイッターで失笑をかうダジャレをつぶやき続けたこと。そして海外のテレビに電話で出演し、震災時の日本人の素晴らしさを伝え続けていた彼の姿には、知られざる一面を見た気がしました。
そして最後は、やはりデーブらしい締め方。意外と面白かったです・笑。
デーブのクールギャグを楽しみたい人はこの本で。
いつも心にクールギャグを/デーブ スペクター
¥1,260
Amazon.co.jp
... 記事を読む
情熱大陸・立川談志。
今回の情熱大陸は「緊急追悼企画・立川談志」でした。
本来は「珍獣ドクター」こと獣医の田向健一の放送だったそうです。それを急遽変更し、11月21日に喉頭ガンで亡くなった落語家・立川談志の追悼企画が放送されました。過去放送された特集(99年と06年)をもとにした当時の映像や、爆笑問題と競演した「情熱大陸×らくご」の舞台裏なんかが中心でした。
追悼番組というと、どうしても泣かせる内容になるのが普通ですが、放送禁止用語を連発する姿や、アメのエピソード、パンツを穿いたら俺は正装などなど、そっちの顔を見せていましたね。
昨年の「情熱大陸×らくご」で落語を終えて楽屋で着替えているときも、具志堅さんのマネなのか、パンチを構えて「なんか文句あるんのかい?」とひょうひょうと言い放い、番組のラストも軽快なジャズが流れてエンドになりました。
最後まで泣かせようとする演出にしなかったのは、それはそれでよかったと思います。
立川談志の落語は、やはり聞きたくなりますね。
DVDボックスも、急激に売れているようです。
興味のあるかたは、売り切れる前にチェックしてみてはどうでしょうか。
立川談志 古典落語特選 DVD-BOX/立川談志
¥19,950
Amazon.co.jp
立川談志 ひとり会 落語ライブ ’92~’93 DVD-BOX 第一期/立川談志
¥23,940
Amazon.co.jp
談志大全 (上) DVD-BOX 立川談志 古典落語ライブ 2001~2007/立川談志
¥39,900
Amazon.co.jp
爆笑問題・太田光との絡みはこちら。
笑う超人 立川談志×太田光 [DVD]/立川談志,太田光
¥3,990
Amazon.co.jp
関連ブログ記事はこちら。
「ボクらの時代」 斉藤和義×立川談春×千原ジュニア ... 記事を読む
情熱大陸・長谷部誠。
「情熱大陸」の2週連続サッカー日本代表特集。先週の李忠成選手に続いて、今回は日本代表のキャプテン・長谷部誠選手でした。
長谷部選手の魅力が伝わる、いい内容でしたね。
「選手として突出したテクニックはない」と自身を評価する彼が、なぜドイツ一部リーグで活躍できるのか。ピッチ内での振る舞い、ピッチ外での過ごし方から、「凡人のキャプテンシー」に迫っていました。番組の紹介と感想でも。
練習では、外国人の体格差のハンデを工夫しながらトレーニングに励み、練習後はファンサービスをテキパキとこなし、チームメートを食事に誘ってコミュニケーション。そして3LDKの自宅でくつろいでいる姿を紹介していました。
本邦初公開という秘密の長谷部ノートも公開。
・トレーニングノート・・・・日ごろのトレーニングを書いておく。イラストや図もふんだんに盛り込んでいる。
・監督ノート・・・引退したら、サッカーの監督をやりたいという目標があるため、その準備として2年前から開始。自分が出会った監督が、チームをどうマネジメントしているのかを記録。他の選手に聞いた他の監督の練習方法や本屋テレビで見たサッカー以外のスポーツの練習方法も記録。自分の価値観を一番強く揺さぶったのは、マガト監督だそうです。
・読書ノート・・・読者していて印象に残った思った文、好きなフレーズを記録。自分が何を感じ、何を考えたかも一緒に書いている。
「(監督ノートとトレーニングノートは)たぶん何十年後かに読み返すノートですね」
――なぜそこまでやる?
「臆病なんじゃないですか。そういうディテールにこだわってやっておこないと自分が納得しない。強くない人間なので、コツコツやらないと」
ちなみにこのノートの存在は、今年発売した著書「心を整える。」にも触れています。
休日は、近所のカフェにいき朝食。
最近始めたという日ごろの行動表をチェックス。朝食をiphoneで撮り、栄養士に写真を送りって管理してもらっているそうです。そこまでの徹底した自己管理を行う理由について。
「普段の生活とかそういうものが自分の芯になるところ。自分が変わればサッカーも変わっていくと思ってやっている」
後半は、日本代表のチームメート(川島選手、内田選手、吉田選手)との食事会。そこで明かされる長谷部誠のこと。
川島「彼女いたら毎日連絡する?」
長谷部「する。メールも電話も毎日する。しないほうがおかしいだろ?」
一同「・・・シーン」
川島「日本代表のキャプテンは落ち着いている人、というイメージがある」
吉田「でも長谷部さんは、後輩からもいじられている。おれはいじってないですよ」
内田「優しさのなかに厳しさがある」
そして最後に、長谷部誠自らがキャプテン像を語っていました。
「日本代表のキャプテンと言うと、しっかりしていて、完璧な人というイメージがあった。自分はそれはなれないなって。それにチームメートはみんな自立した選手ばかりなので、自分は特に何もしなくてもいいな、と思ってた。
それよりも、一歩引いてチームを客観的に見て、チームが緩んでいるなって思ったときは少し声をかけたり、他の選手と話してみるっていう、チームを調整する、調律する役割が自分にあっている。
グイグイ引っ張っていくタイプではないので。今までの日本代表のキャプテンはみんなすばらしいけど、自分は自分らしくやっていけばいいのかな」
ほー、なるほど。
そういうタイプのキャプテンなのね。周りを強烈に引っ張るというよりも、全体を見てその潤滑油になる。こういうタイプなのね。もしかしたら、なかなか表立って評価されにくいのかもしれませんが、その重要性をわかっている人にはとことん重宝されるタイプですよね。なるほどね。
こんな感じで「長谷部誠を構成しているもの」がよくわかる内容でした。
放送後、思わず本棚にあった「心を整える。」を引っ張り出して、また読み始めてしまいましたよ・笑。いわずと知れた今年のベストセラーですが、Jリーガーでも詠んでいる人は多いと思います。フロンターレの選手に聞いても、読んでいた選手は本当に多かったです。オススメです。
心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣/長谷部誠
¥1,365
Amazon.co.jp
長谷部 誠 [2012年 カレンダー]/著者不明
¥1,890
Amazon.co.jp
来年の長谷部選手のカレンダー。これから売れるんでしょうな。
日本代表激闘録 AFCアジアカップ カタール2011 [DVD]/出演者不明
¥3,990
Amazon.co.jp
今年1月にカタールで行われたアジアカップ。チームがつまずいた序盤、長谷部主将がチームを引き締めたことが、その後の躍進、そして優勝にもつながったと言われていますね。
そして長谷部選手が「心を整える。」の中でオススメしていた本。
本田宗一郎夢を力に―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)/本田 宗一郎
¥680
Amazon.co.jp
道をひらく/松下 幸之助
¥914
Amazon.co.jp
悩む力 (集英社新書 444C)/姜 尚中
¥714
Amazon.co.jp
人間失格 (集英社文庫)/太宰 治
¥270
Amazon.co.jp
アインシュタインは語る/著者不明
¥3,675
Amazon.co.jp... 記事を読む