安間カターレ、[3-3-3-1]システムの余波。

 どうも。
昨日は練習後、予告通り、中村憲剛選手にインタビュー
もともとは、来週(かな?)に発売される開幕特集の季刊エルゴラで、ケンゴ選手に関する長めの原稿を書いたところ、編集部から「面白い」との評価をいただいたのがきっかけでした。だったらこのベクトルでインタビュー企画をできないかなと思いお願いすると、快諾してもらいトントン拍子で実現。
 リラックスしすぎて雑談が多かった気もしますが(笑)、楽しくお話を聞かせてもらいました。このインタビューは、エルゴラッソ本紙に掲載されますので、お楽しみに。
おれ、「今年の中村憲剛」は、これまでとは一味違うと思ってますからね。
 さて昨日発売したエルゴラでは、富山の[3-3-3-1]システムについて原稿を掲載させてもらいました。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 その見慣れない並びに目が行きがちですが、このシステムの本質は、ピッチを「前線・中盤・最終ライン」ではなく、「左・中央・右」を縦に割って考えるという安間監督の発想。そこにフォーカスした原稿を書きました。さらにこれが[3-3-3-1]というシステムありきではなく、チームの現有戦力から導き出した戦法でもあるということが、安間監督のコメントからもわかると思います。
 エルゴラ編集部のナイスな計らいで、破格ともいえる多めの文字数をいただいたのですが、書きたいことが多すぎで3分の1も伝ーわらない、という純情な感情でしたけど、読んだ人からたくさんの反響をいただき恐縮です。やはりみんな注目しているんですね。
 文字数の関係で原稿には盛り込めませんでしたが、守備の面で面白いと思ったのはサイドチェンジに対する意識ですね。「相手はサイドチェンジしてこようとしますが、そのスライドを早くする練習はしてます。それにサイドチェンジされても、ウチのほうが数的優位になっていることのほうが多い」と安間監督。相手がサイドチェンジしてくれると、実は逆に富山のチャンスにつながるというわけです。
 例えば、前半開始3分での場面がそうでした。
自陣の右サイドでボールを持ったファビオが、大きくサイドチェンジを展開したが、逆サイドで佐藤選手がトラップした瞬間、そこには富山のボランチの西野選手とCB足助選手の2人が素早くスライドして待ち構えていました。サイドチェンジされても、富山が1対2の数的優位を作っているわけです。佐藤選手に前を向かさずにボールを下げさせて攻撃をしのぐと、今度はそのクリアを拾った黒部選手が左サイドへと大きくサイドチェンジ。朝日選手が落としたボールに苔口選手がすばやく裏に抜け出し、あわや一点かという、富山のビッグチャンスにつながっていました。
 そういうところに目を配ってみてみると、富山のサッカーは面白いです。
ただわかって欲しいのは、戦術や机上の発想だけが全てじゃないということ。昨年J2で18位というチームですから、そもそも個々の能力や戦力的にも劣っているわけです、相手に主導権を握られる時間帯も多いし、それ以外のいろんな要素も多分にピッチでは絡んでくる。実際、富山の失点は横浜FC・柳沢選手のなんとも泥臭いチェイスにクリアミスをしたものです。ヤナギらしい気持ちのこもったアプローチでしたし、こういう戦術うんぬんを越えた感情的なワンプレーが、試合を動かすことも多いのがサッカーの面白いところ。そしてこういう失点から、選手がメンタル的に下を向いてしまい、チームとしての機能性がガクンと失われてしまう試合も去年の富山は多かった。「システムに命を吹く込むのはお前らだ」(安間監督)というわけです。
 攻撃面では、サイドを起点にしたロングボールで、苔口選手が最終ラインに仕掛けていく形が目立ちました。決勝弾になるPKにつながったわけですが、「苔口のPKを取ったシーンは本当に意図的。まずサイドで決めて、最終ラインに対してプレーしろとは常々言っていますし、それをしっかりと具現化できたのがすばらしいです」と監督会見で言っています。
 安間監督のことですから、日ごろからショートパスをつなぐ訓練を富山でやっていると思います。でも現時点ではそこで崩せるほどの技術や連動性はまだなく、苔口選手を生かしてできる攻撃を割り切ってしかけているようです。その姿勢に対する安間監督のコメントも秀逸でした。エルゴラにも一部掲載しましたが、試合後に聞いたらこうおっしゃってます。
「後ろで行ったり来たりのボール回しをしているぐらいなら、相手の最終ラインにどんどん仕掛けろと。ウチはお客さんが、二千人から三千人しか入らないチームなんだから、後ろでボール回していてもお客さんは増えないよ、前にいけって言ってます」。
・・なるほどね、と思いましたよ。
【J2:第1節 横浜FC vs 富山】安間貴義監督(富山)記者会見コメント[ J’s GOAL ]
ちなみに昨年の安間カターレの戦いぶりについてはこちらで分析しています。
富山の[3-3-3-1]システムを読み解いてみる
無料で読めますよ(笑)。... 記事を読む

地球上で一番どうでもいい情報

 松山メアリが、松山メアリが好きなんですよ。
倉敷さん司会の今は亡き番組「シンガタ」に出ていた時に見てやられましたねぇ。先週は、HEY!HEY!HEY!に出てました。昨日はしゃべくり007とツボ娘に出てました。カワユスでした、はい。さっきはあえて2回言いましたけど、本当はあと5回ぐらい言いたいぐらい好きです。
 まぁ、そんな「今、地球上で一番どうでもいい情報」を全世界に向けて発表したわけですけど。
今日は、フロンターレの練習取材に。
週末の横浜Fマリノスとの神奈川ダービーに向けて、いろいろと取材してきました。楽しみなポイントが多いので、今週はこまめに麻生に足を運ぶ予定です。エルゴラプレビューでも大きく扱う予定ですので、お楽しみに。
 ちなみに明日はエルゴラのインタビュー。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
パーソナルDVDを見直して、彼の頭の中を探っております。いいインタビューになるよう、しっかり準備して臨みたいと思います。... 記事を読む

はじまったよ。

カズさんの著書「やめないよ」風のタイトルにしてみました・・・だって開幕しましたからね、Jリーグが。土曜日は等々力での川崎F対山形戦、日曜日はニッパツでの横浜FC対富山戦を取材してきました。
 川崎Fは、山形相手に幸先よく勝利。開幕戦のプレッシャーからか、矢島選手のゴールが生まれるまでは少しぎこちなかったですけど、先制点の後はすぐに追加点が生まれ、そこからは今季目指すサッカーを随所に披露。終わってみれば2-0での完勝でした。見ごたえあるゲームだったと思います。ちなみに始球式にきた小森純のスコア予想は2-1。はずれたけど、川崎Fのスコアは当ててますね。よしとしてあげよう。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 今日発売のエルゴラでは、川崎F対山形戦の原稿を書かせてもらっております。
見開きでどーーーん。マッチレポートに加え、相馬フロンターレの特徴、そしてノボリのコラムと3本ほど原稿を書かせてもらいました。両チームの採点寸評やコメント起こしもあるのでタイトだったのですが、無事やり切りました。翌朝の締め切りに追われながら大量の原稿を書き終わったときの、充実感もひさびさでしたわ。
 エルゴラ本紙のトピックにも載せましたが、フロンターレの選手バスが入ってくるときの等々力沿道を埋め尽くしたサポーターの光景は本当にすごかったです。試合後は、どの選手も「あれでテンションがあがった」と触れてましたから。僕も思わず写真をパシャリとしてしまいました。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 そして原稿を仕上げて一息つく間もなく、今度はニッパツの横浜FC対富山戦取材に。
お目当ては、カズさんではなく安間監督が採用している富山の[3-3-3-1]です。去年の安間監督が指揮を執ってからの全9試合を分析しましたが、映像と見ることとピッチで俯瞰してみるのとでは、また印象が違いますからね。富山の試合はなかなか現地で見る機会もないですから、楽しみにしていました。水曜エルゴラに原稿を一部書かせてもらえることになったので、それに取材も兼ねていました。
 前半は横浜FCの積極性に押されて受け身になってしまい、クリアミスから失点。しかしその後、ズルズルとくずれなかった。すると新加入の大西選手の果敢なフォアチェックでボールを奪い、ショートカウンターで苔口選手が決めて同点。後半は、富山の[3-3-3-1]が完ぺきにはまる展開になり、横浜FCの攻撃はなす術なし。後ろから苦し紛れのロングボールを蹴るしかなくなっていました。逆に富山は、狙い澄ましたロングボールを何度もDFラインの背後に狙い続けて、その一本が結実。抜け出した苔口選手が相手GKに倒されてPKを獲得につながりました。これを誕生日の黒部選手が決めて2-1。これを粘り強く守り切り、昨年18位の富山が、昇格候補の横浜FCに逆転勝ちをおさめました。すげぇーー。
 試合後、会見を終えた安間監督とひさびさにお話。
「おーー、ごうさんじゃないですか」と喜んでくれました。近況報告をしつつ、試合中に疑問に思った部分を質問すると、[3-3-3-1]システムのメカニズムをレクチャーしてくれました。何がすごいって安間さん、わざわざ僕の取材ノートに図を書いて説明してくれますからね。試合後にそんなことをしてくれるJリーグの監督、絶対にいないですよ(笑)。
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 これが[3-3-3-1]の秘密だーーー・・・・まぁ、これ見ただけ絶対にじゃわからないので、公開しているんですけどね。一応、去年の9試合を全部研究してるんで、「ここはこういう狙いでやっているんですよね」などと確認したら、「よく知ってますねー。なんでそんなに詳しいんですか?」と笑われてしまいました。おかげで水曜エルゴラでいい原稿が書けそうです。
 
 この後、テレビの生中継が入るとのことで広報さんに連れ去られていきました。アフターゲームショーの出演だったみたいです。
 ミックスゾーンでは、池端選手、大西選手にじっくり話を聞けました。
3人とも元気そうでよかった。現在のサッカーに関する手ごたえ、あとは富山での生活とかもいろいろ聞かせてもらいました。池ちゃんは相変わらず面白いですし、大西選手は相変わらず真面目。まぁ、カズさんのフェイントを止めてファウルを与えた場面も突っ込んだら、さすがに笑ってましたけどね。昨年18位で、なかなか勝てないチームが逆転勝ちできた要因については、キャンプで行ったプレシーズンでの手ごたえが大きかったとのこと。プレシーズンでも悪いゲームはなかったので、先制されてもそれを跳ね返すだけの力があると思っていた、と。Kリーグの城南一和やJ1の広島、J2のFC東京など力のあるチームと対戦を組んでいたんでしょね。そのへんの経験が自信になっていたようです。
 そして最後に出てきた足助選手。
他の記者さんの囲み取材が終わった後、そっと話しかけると、すげぇ驚いてくれました。今年富山のキャプテンですからね。ヴェルディ時代から試合に出られなくてもコツコツやっていた彼が、富山で報われる姿を見ていると、なんだかこっちもうれしくなります。「[3-3-3-1]をまわりがすごく注目しているけど、やっている選手としてはどういう心境なの?」と聞いてみたら、「新しいことにチャレンジしているので、やりがいがありますよ」とのことでした。安間さんのもとでの練習も、毎日充実しているようです。
 そういえば、エルゴラ(&J’s GOAL )の富山担当・赤壁さんと記者室でひさびさにお会いしたのですが、僕がかなり以前ブログで書いた足助選手の記事を、あの美人過ぎるピッチリポーター豊田麻衣さんが読んで感激してくれたそうだ。なにぃー!
 そんな嬉しすぎるライター・いしかわごうでした。... 記事を読む

はじまるよ。

 カズさんの著書「やめないよ」風のタイトルにしてみました・・・だって、Jリーグが始まるからね!!
ってなわけで、今日のエルゴラも開幕戦特集。
本紙では相馬フロンターレの船出をどどんと扱ってもらいました。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
最近は毎日のように足を運んで練習を取材させてもらっていますが、相馬さんのトレーニングメニューはなかなか面白いです。まずメッセージがハッキリしているんですよね。「こういうことがしたんだろうな」とか見学しているだけでも、練習を通じて身につけて欲しいものが明確にわかりますから。もちろん「こういう意図なのかな?」とか疑問に思った時もあるんですけど、そういうときは練習後の取材で選手に確認したりしてます。いい感じですわ。
 しっかりとした練習を積んで準備ができているだけに結果が欲しいところですが、勝負は別ものですからね。いい意味で結果だけに一喜一憂せず、内容を見極めることに重点を置いて観戦したいと思ってます。
・・・あっ、今年のエルゴラの選手名鑑が、iPhone用のアプリで本日発売されました。
ポケットサイズの選手名鑑と内容は同じですが、検索機能はもちろんのこと、クリックでその選手のブログにアクセスできるので、また違った良さがあります。あとはなんといっても、シーズン途中の移籍選手情報もしっかり修正されることですよね。追加された選手ともか更新されるので、調べているときなんかはストレスが減ります。僕はこれを活用したくて、iPhoneに機種変更した部分もありますからね。興味ある方はどうぞ。600円です。... 記事を読む

カササギたちの四季

$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 「情熱大陸」に登場した「月と蟹」で直木賞を受賞した作家・道尾秀介さん。このブログでも以前紹介しました。
 先日、新宿の紀伊国屋に行ったら彼のサイン本が残っていたんですよ。おおー。もちろん即購入です。「カササギたちの四季」という作品でした。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 ちょっと落ち着いてから、読みますわ。
カササギたちの四季/道尾秀介

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Amazon.co.jp... 記事を読む

脳と将棋。

 先日、こんな対談にお邪魔してきました。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 脳科学者の茂木健一郎と将棋の羽生善治名人です。
お二人は「プロフッショナル 仕事の流儀」でも共演してますし、対談本も発売されてます。勝手知ったる間柄とのことで、ステージに現れるなり、茂木さんは「打ち合わせしていないんですよ」と切り出しながら羽生さんとのトークを開始していきました。スタイルとしては、対局中の羽生さんの思考回路について、ホスト役の茂木さんが脳科学の見地からあれこれ迫っていくのですが、いやー、刺激的な内容でしたね。
 というのもね、後半の内容がすごかったんですよ。
最初の45分が過ぎたころに突然茂木さんが話題を変えたんですが、その振り方が、
「羽生さん!AKB48についてはどう思います?」
 でしたからね。
観衆にどよめきが起きたのは言うまでもありません。でも羽生さん、AKB48ネタをムチャぶりされても、「あーーーーー、そぉーですねぇーーー」と、いつもの口調で答えようとしていましたからね。ちなみにAKB48という存在は知ってるけど、顔とかはよく知らないそうです。「実はこの会場の中に5人いるんですよ」とか茂木さんはウソを教えていました(笑)。
 それで終わりなのかと思いきや、茂木さんは時事的なニュースをガンガンに聞いていきます。
茂木:「羽生さん、ウィキリークスについてどう思いますか?」
羽生:「匿名で情報を漏らす手段がある環境など、時代性も関係していると思いますが・・・秘密を知ったら、他の誰かに言いたくなるというものが人情ですよね」
茂木「羽生さんも言いたくなりますか?」
羽生 「それはそうですよ。抱えるのはストレスじゃないですか」
茂木「じゃあハブリークスとかあるんですか」
羽生「ないです(笑)」

 みたいな感じで。
その後も坂本龍馬について、普天間問題など、羽生さんへの無茶ぶりがとまらない茂木さん。興味深かったのは尖閣諸島問題についての羽生さんの見解でした。「自分は対局で北海道から沖縄までいろいろな場所を回るのですが、そこで感じたのは『人間は山を挟むと仲が良くなり、川を挟むと仲が悪くなる』ということ。川や海では水という利権が絡むからかもしれませんね」と言っていたこと。思わず「なるほど!」と思ってしまいました。
 まだまだ手を緩めない茂木さん。
「だって羽生さんには将棋のことしか聞いちゃいけないんだ、という空気があるでしょ?今日はそうじゃないことをしたい」と言い放ちます。「羽生さんが、『この子のこと好きだな』って思う瞬間って、どんなときだったんですか?」、「羽生さんってデートのときは、どんなこと話すんですか?最初の一手は?」とか羽生さんの恋愛観にまで踏み込んでいきました。茂木ッチのこの切り込み、すごいな。なお羽生さんは一目ぼれというよりも徐々に好きになっていくタイプで、恋愛将棋の最初の一手は「話す」、詰めは「・・・普通です(笑)」だそうです。
 そんな感じですっげぇ楽しい2時間でしたね。
せっかくなので、茂木さんが書いてくれたサインを紹介・・・ハトのイラスト付きでした。
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ルービックキューブにくいつく男たち。

 今日は朝から麻生に。
ときおり小雨もぱらつきましたが、さほど影響なく見学できました。
 練習後、記者控室の机をふとみると、懐かしの「ルービックキューブ」が・・・そうです、あの色をそろえる立方体パズルのおもちゃです。オフィシャルライターのAさんに聞くと、高卒ルーキー・大島選手がかなり得意なので、その腕前をマッチディプログラムで紹介する企画とのこと。
 ふぇー。
しかしなかなかロッカーから出てこない大島選手。そうこうしていると、自販機に立ち寄った寺田周平コーチが「おーっ!」とルービックキューブを手にとって、そのまま席に座ってカチャカチャと挑戦し始めました(笑)。「ここまではできるんだけどなー」とつぶやきながら、色をそろえること5分ぐらい格闘・・・・その間、相馬監督と今野コーチも通りがかったのですが、2人ともめっちゃルービックキューブにくついて、ちょっとしたルービックトークしてましたね(笑)。あははは。人ってこういうときに、育った世代が出ますよね。なごんだ一コマでした。
 なお寺田コーチと大島選手がルービックキューブに挑戦しているこの姿は、しっかりとモバフロに動画でUPされてます。さすがフロンターレです。
 そういえば、キン肉マンで「ルービックキューブマン」って出てきたなー。超人オリンピックで見せた知恵の輪マンとの戦いは、キン肉マン史上に残る死闘です(笑)。懐かしい。... 記事を読む

最近読んだ本。

 どうも。
はぁー、ホント困りますよね。
もう思わずため息ですよ。
何が困るって、十六茶のCMのガッキー可愛すぎじゃないですか?
横浜銀蝿のヒット曲「ツッパリ High School Rock’n Roll」にあわせて、へんちくりんな・・いやリズミカルな腰振りツイストしちゃうなんて反則ですよ。PCに向かって仕事していても、あのCMが流れたら、もれなく画面に釘付けになってしまいますから。
 そんな情報はどうでもいいとして。
最近、ブログで紹介したくなるような面白いサッカー本があまり発売されてないので、わりと小説を読んでます。まぁ、シーズンが始まれば、移動中とかはほぼサッカー関連の雑誌や書籍ばっかり読んでいるので、この時期ぐらいしかエンターティメント小説を読む機会がないというのもあるんですけどね。
 最近のオススメを二冊ほどピックアップしておきます。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 今読んでいるのが「成金」。前作「拝金」に続く、ホリエモンこと堀江貴文が書いた小説第2弾です。「拝金」が面白かったので、今回のも買ってみました。1990年半ばから2000年前後のIT業界を舞台にした物語です。内容自体はフィクションですが、彼自身の実体験に基づいて書かれているのでリアリティがあるので、読んでいて引き込まれちゃいます。
 小説としての技法としては「ん?」なところもあるんですけど、そこには目をつぶれるぐらいのパワーも感じます。前作同様、とにかく物語の進行にスピード感がありますからね。続きが気になって、ページをめくる指がサクサク進みます。面白いですよ。
 もう一冊は、「盤上のアルファ」。
これは将棋の小説です。「第5回小説長編新人賞」とのことで、本屋に平積みされてました。ストーリーとしては、ものすごく将棋の強いアマチュアのおっさん(33歳だけど)が、プロ棋士の編入試験を受けるという、将棋ネタとしてはわりとありがちな設定です。ただ物語の舞台が珍しく関西棋院になっていて、関西弁でのやりとりなんかは味があって面白かった。
 将棋担当に配属された素人の新聞記者が主要人物として登場して棋界の内情をあれこれ伝えてくれるので、将棋に詳しくない人でも読みやすいと思います。これもぐいぐい読めます。なにより最後のあのどんでん返しには、完全にやられました。
成金/堀江 貴文

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拝金/堀江 貴文

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盤上のアルファ/塩田 武士

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