あの選手の、ワールドカップ優勝予想。

 明日は天皇杯ですね。
ワールドカップによるインターバルが2ヶ月ほどありましたから、本当に久しぶりの公式戦です。日本代表・大久保嘉人選手も今週からチームに合流しています。
 相手は同じ神奈川のクラブで、J3に所属するY.S.C.C。カテゴリーが二つ下となるこのチームに対して、フロンターレがどんな顔ぶれで臨むのか。やはり見所はそこになると思います。
 ここ二日間、麻生での練習取材をしてきましたが、なかなか楽しみな顔ぶれになりそうでした。出番に飢えていた選手たちの「やってやるぜ感」もヒシヒシと伝わってきましたし、その思いも聞かせてもらいました。明日は、彼らの奮闘ぶりに期待したいと思います。
 この天皇杯が終わると中二日でのリーグ戦でアウェイ・セレッソ戦と、いきなり5連戦です。そしてリーグ戦が再開するということは、ワールドカップが終わりに近づいているということでもあります。リーグ再開が嬉しい反面、ワールドカップが終わるのも少しさびしい気がします。
 今大会の決勝戦のカードは、ドイツ対アルゼンチンとなりました。
んで今日の練習後に憲剛選手とその話題をしていたら、彼は決勝戦の組み合わせをブラジル対アルゼンチンと予想していたと話してました。大好きなスペイン代表が早々にGLで敗退してしまいましたからね・・・。
 なお優勝は、「ブラジル」ではなく「アルゼンチン」としていたらしく、そのことがパウリーニョにバレて、「traidor (裏切り者)」と言われてしまったのだとか・・笑。
ちなみにノボリとワールドカップネタを話していたら、「いやー、僕が予想していた通り、優勝国は決勝トーナメントに勝ち上がって来た国から出そうですね」、「優勝するのは・・・・ドイツかアルゼンチンのどっちかだと思いますよ」 と、当たり前のことをドヤ顔で教えてくれました・・・占い師か。
 いやー、決勝戦はどうなりますかね。
個人的には、アルゼンチンの10番の選手に注目してます。小柄なんですけど、ドリブルの切れ味が半端なくて、いい選手なんですよ。いやー、彼はたぶんこれからブレイクするんじゃないかと思います(←もうブレイクしてます)。
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「ごう、出鼻をくじかれる」の巻。

 ここ二日間は麻生に通い詰めておりました。
ときおり小雨が降ってましたけど、涼しくて過ごしやすかったですね。

 本日は、練習後に某選手のロングインタビュー。
何度か取材はしている選手なんですけど、ガッツリ聞くのは初めてだったので、聞きたかったことをたくさん聞かせてもらいました。インタビュー自体は、楽しくできました。
 こぼれ話も少し。
僕はインタビューをするとき、いきなり本題には入らず、最初はその選手と軽い雑談をするタイプなんです。卓球でいうワンラリー、ツーラリーを軽く打ち合う、というか。別に意識してやっていうというよりも、もはや習慣ですね。アップみたいなものなんで。時期が時期なんで、何の気なしにワールドカップの話題を振ってみたんですよ。
「最近、ワールドカップ、見てます?」
「いやー、見てないんですよ」
「そうなんですか!録画でも?」
「録画でも見ていないです」
「・・・注目してた国とかなかったんですか?」
「スペインを注目してたけど、負けちゃって・・」
「あぁ、それで・・・」
・・・ごう、出鼻をくじかれるの巻・笑。
ウォーミングアップで軽い負傷した気分!サッカー選手の中には、普段からテレビでサッカー観戦を全然しないというタイプもいますからね。「サッカーはやるものなんで」とのことでした。
 もっとも、今回のワールドカップは時差がかなりあるので、リアルタイムで観戦できる現役選手はあんまりいないと思います。ある選手は深夜のブラジル対チリをリアルタイムで頑張って見たけれど、翌日(のオフ)はヘロヘロになったと苦笑いしてました。当たり前ですけど、サッカー選手は、本当に規則正しい生活してますもんね。
僕なんぞは、午前中に仕事や締め切りがないのを良いことに、当たり前のように夜中に観戦してましたけどね。すっかりブラジル時間で過ごしておりました。
 今日からベスト8の決戦が始まりますね。
ベスト16で散った国の戦いぶりを見るに、ワールドカップの決勝トーナメントで勝ち進むというのは、傍目には、ほんのちょっとの差のようにも見えるけど、グループリーグを突破するときとはまるで違う壁があるんだろうな、と感じます。
ブラジル対コロンビア・・・さてネイマール、どうなることやら。
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明日はフロンターレのファン感です。

 明日はフロンターレのファン感ですね。
http://www.frontale.co.jp/info/2014/0512_22.html
「Jリーグ最強の宴」と名高いフロンターレのファン感謝デー。今年もイベント盛りだくさんですが、個人的に楽しみにしているのは、ミニ四駆大会ですかね。タミヤとのコラボで、選手カスタムカーやサポーターズカップ。自分も小学生のときは、ご多分に漏れずハマッておりました。ダッシュ四駆郎世代です。ダンボールでレースコースを必死に工作したもんです。
クラブハウスで小林悠選手がミニ四駆のカスタムカーを作っているところを取材させてもらったのですが・・・・

ちゃんとフロンターレカラーで仕上げておりました。使うのは、フロンターレ電池ですね。

大会のコースもかなり本格的なようなので、楽しみですね。
 Gゾーンの販売エリアでは、天野部長といしかわごうによるショートエッセイ「とても気が重くとっても大事なプロモーション」も発売も300円で1000部発売するので、どうぞよろしく!

・・・小林悠選手も号泣です。
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大島僚太選手の原稿、書きました。

 オフシャルホームページで大島僚太選手のピックアッププレーヤー「進撃の小さな巨人」を執筆させていただきました。
・・・・ふざけたタイトルですねぇー・笑。
 ACL・ウェススタンシドニー戦では対戦相手の面々を「笑っちゃうくらい大きい選手ばかりでしたね」と話していた大島選手。等々力での対戦では、ピッチ上にあれだけ多くの巨人がいた中で、試合を決めたのが、あの小柄な大島選手のミドルシュートだったというのが、実にサッカーって面白いなぁと思い、ふと「巨人」と掛けてみたいと思いました。
 今シーズン前半を象徴する選手だと思ってますし、彼の変化・成長がそのままチームの状態ともリンクしているのではないかと思います。「選択肢がたくさんあるからボランチが楽しい」というコメントは興味深かったですし、そこから彼自身の判断やプレーの選択肢がどう変わったのかに注目してみました。
 開幕時にはそれほど狙わなかった縦パスもガシガシ狙うようになったことで、最近は縦パス一辺倒になりつつあるので、今度はあえて横パスを使って相手との駆け引きを意識しろ、と風間監督から言われている・・・もう、なんだか物凄くレベルの高い話ですよねぇ。わずか3ヶ月間の話ですから。
 ボランチを組んでいる憲剛選手も大島選手には「もっとできるだろ?」と、高いレベルのことを厳しく要求しているようですが、それでも「俺が21歳のときの30倍は上手いよ」と笑ってました。「だって俺は21歳のときはただの大学生だったから」と言ってましたが、それにしても30倍って・笑。もっとも、冷静に考えたら、21歳でJ1リーグのチームで、それもACLに出ているチームで中盤のレギュラーとして出ているんだから、たいしたもんですよね。
 あとは、あまり世には出ていないであろう、チームでのエピソードなんかも書きました。シーズン序盤の低迷から巻き返しのターニングポイントになったオーストラリアで選手だけで行ったミーティングについても紹介しています。僕はこれがきっかけで、多摩川クラシコからの巻き返しが始まったと思ってますから。やはりベテランの経験値は大事ですね。そういったシーズン前半の検証として読んでも発見があるかと思います。
ではでは。
最近、FC東京の森重選手とのコラボ以来、すっかりおでんくんにハマってます。可愛いなぁ、おでんくん。でんでん!
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ファン感で発売!「とても気が重く、とっても大切なプロモーション」

 川崎フロンターレのファン感謝デーが来週に迫ってきました。
 そのファン感では、昨年に続き、今年も天野春果部長とワタクシ・いしかわごう編集によるショートエッセイ集を発売することになりました。去年は「いっしょおフロんた~れ」の舞台裏を明かした「クラブ名にフロがつくのはウチだけなんです」。

ファン感は14日ですが、天野部長から「ガンガン宣伝しちゃって!」とのお達しを受けているので、表紙画像も公開しますね。

 タイトルは、「とても気が重く、とっても大切なプロモーション」。
これまでのプロモーション企画の舞台裏を明かすというコンセプトは変わりないのですが、今回はシーズン後に訪れる選手との「別れ」を扱った企画の裏側について語った内容です。
 表紙にあるように昨年引退した伊藤宏樹選手についてはたっぷりと。もちろん、それ以前にもレジェンドたちとの別れがたくさんありました。

シーズン後だけではなく、前回の南アフリカ大会後には川島永嗣選手&チョン・テセ選手との別れもありましたね。泣ける一冊ですが、ちゃんと笑えるユーモアも随所に盛り込んであるので、そこはご心配なく。

今では裸になるだけでは物足りず、裸体にチェーンを巻き、鉄格子をガシャガシャ揺らしながら「うおおおーっ」と吠えるまでになっています。とか書かれています・笑。
 今回、僕のクレジットは、編集だけではなく特別寄稿の肩書きも入ってます。
天野部長からの「いしかわさんも何か書いてよ」の一言で、編集に加えて原稿を執筆させてもらいました。「ここでしか読めないものを・・・」と思い、オフィシャルホームページで掲載している「ピックアッププレイヤー」の取材裏話を書いております。
 一部300円で1000部販売です。
前作の「クラブ名にフロがつくのはウチだけなんです」は300部販売で、あっという間に完売しちゃいましたから、今回は多めに販売するみたいです。僕も手元に一冊しかなかったので、当日買おうかなと思って、ブラルと販売場所に行くと、「完売」の張り紙ですごすご帰ったという・・・みなさん、どうぞよろしくお願いします。
なお前作の「ウチフロ」同様、売上から製作費を除いた金額は、Mind-1ニッポンプロジェクト基金にすべて寄付されます。
密かにフロンターレ算数ドリルも欲しかったのですけど、今年は事前抽選なんですね・・・残念。
天野部長の本は既に一冊出ています。企画のヒントたくさん詰まってます。
僕がバナナを売って算数ドリルをつくるワケ (単行本)/小学館

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 先週のトークイベント「将棋でフロンターレが面白くなる120分」を、あの週刊SPA!のWEB版で取り上げてもらいました!ありがとうございます。ワールドカップに向けて、日本代表のキーマンを将棋的な視点で語ってます。
W杯直前!! 日本代表のキープレーヤーを将棋で予想
「面白い!」と思った方、本にはもっと詳しく書いてますよ!
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等々力取材〜大久保・憲剛を交互に見て♪一度、小林も挟んで〜♪

「ザッケローニ監督!右ひじ・左ひじは交互に見なくていいから、大久保・憲剛を交互に見て♪一度、小林も挟んで~♪」

 お笑いコンビ「2700」のネタもフロンターレバージョン。面白かったですね。試合も大久保&小林が2ゴール、憲剛が2アシストで3人が活躍するというね。
 試合は4-1で勝利。
とても良い勝ち方でした。得点場面を見ても、小気味好いパス回しでの連係からの思い切りの良い小林選手のミドル、エリア内で構える小林選手の足元に憲剛選手が出すパスからの鋭い反転シュート。スペースではなく、相手を外して足元に正確にパスをつないで崩しています。そしてリードしてからはカウンターで2発。カウンターで点が取れるのもウチの強みですね。
特に先制点は、攻撃のスイッチになった大島選手の縦パスの、まぁ強くて鋭いこと・・・本人いわく「少し浮いてしまった」らしいですが、それをなんとかコントロールしてしまう大久保選手のトラップ技術も素晴らしかったですが、大島選手があれだけ強気にクサビのボールを狙うようになったのだな、と。
そしてこの試合のダブルボランチは、フロンターレが中村憲剛と大島僚太。アントラーズは小笠原満男と柴崎岳。両チームともチームの大黒柱と次世代を担う若手という組み合わせでした。彼らの中盤を巡る攻防は実に見応えがありましたね。
 
 この試合での収穫は試合運びの部分ですよね。
ACLで負けた中二日のデーゲーム。しかもこれで・・・11連戦目でしたっけ?心身ともに疲労困憊だったはずですが、それでも風間監督はスタメンを入れ替えませんでした。ソウル戦では守備陣に失点につながるミスがあったにもかかわらず、です。
 この監督の決断に関して、やっている選手たちはどう感じたのか。
大島選手に聞くと、「変えなかったこと」にメッセージを感じたと言っていました。
「自分たちのサッカーに自信があるし、監督も間違っていないからそうしたのだと思います。それが伝わるし、僕らも信じてやっています」
 田中裕介選手も同じでした。
「負けても監督がメンバーを変えなかったのは、前回の試合の出来が悪くなかったということ。出ている選手としても、同じミスをするわけにはいけないし、みんなでカバーしようという気持ちもあった。今日はそれが良い方向に出た試合になった」
 実際、後半の立ち上がりはかなり押し込まれました。ただそのギリギリの状況でも、うまくしのぐ術を選手個々が体得しつつあるのかもしれません。そして、もしかしたらこれがチームがさらにもうワンランク上にいくための通るべき道だと監督も考えているのかもしれません・・・・なんだか、ひん死の状態から這い上がることでパワーアップするサイヤ人みたいな発想みたいですが・笑。
さて昨日、5月11日は誕生日でした。
等々力でサポーターの方に「ISHIKAWA」のネームボトルをいただきました。ありがとうございます!

2700のダンマクも出ていました。「大久保・憲剛を交互に見て♪一度、小林も挟んで~♪」

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等々力取材甲府戦〜縦がダメならナナメからのスイッチで崩す。

甲府戦は、落語とのコラボ企画「勝点」(しょうてん)。始球式に登場した三遊亭小遊三ダンマクも。

 試合は2-0で勝利し、しっかりと勝ち点3を獲得しました。
 甲府は、憲剛選手対策を綿密に練ってきたそうですが、憲剛選手は今季初欠場。ここ二日ばかり、麻生のピッチ練習を行なっていませんでしたからね。ダブルボランチは、静岡学園サッカー部出身の大島僚太選手と、静岡学園帰宅部出身の山本真希選手によるコンビでした(※山本選手が帰宅部だったのは、清水エスパルスユース所属だからです)。
 甲府の守り方は予想通りでした。
フロンターレがボールを握る展開になると、1トップのクリスティアーノが前線に残り、[5-4]の2ラインで潔くブロックを形成。ただ最終ラインは低くなりすぎず、中盤とコンパクトな距離感を保って守っていました。ボランチのプレスバックも早く、バイタルエリアに入る縦パスも執拗に消してきました。結局、そこを崩し切れぬまま0-0でハーフタイムに。
 前半に関して言えば、縦の揺さぶりが少な過ぎましたね。
相手の2ラインのブロックの間で受ける味方とそこに出すのも大事ですが、甲府の最終ラインが高く、中盤との距離が近くコンパクトだったということは、裏を返せば、背後にスペースがあったとも言えます。そこで、裏のスペースを狙って味方を走らせる「捨てパス」を出して、縦に揺さぶってみる駆け引きがあってもよかったかな、と思います。通らなくても、背後を狙うパスを何度か出すことで、相手の守備陣形を間延びさせたり、牽制できますから。そういう意味では、前半の攻撃は素直すぎました。ただここらへんの駆け引きが少なかったのは、憲剛選手がいない影響だったのかもしれません。
 後半は、まずゲームの入り方がよかったですね。
大島選手のミドル、森谷選手のタッチライン際の独走ドリブルと、攻撃のギアをグッとあげました。
 そして生まれた森谷選手の先制点。
相手のブロックを完全に崩し切りましたね。谷口選手が左から中央の小林選手にナナメにボールをつけて、それを抜け出していた山本選手にダイレクトパス。山本選手の持ち味である前線の飛び出しが出た場面で、その折り返しを森谷選手が冷静に決めました。
 あの崩しに関しては、お見事と言うしかありません。
ただその中で特筆すべきは、起点になった谷口選手のパスです。左サイドにいた谷口選手が、前線の小林選手にナナメにパスを通し、それが攻撃のスイッチになりました。あの局面で、あそこを見逃さない目とあれだけの距離をナナメにしっかり通せる技術を持っているのは、たいしたもんです。
 実際、この試合でダブルボランチから前線に入る縦パスが警戒されていたのはご存知の通りです。でもそのラインを遮断されても、サイドバックが起点になり、ナナメから前線にパスを通し、そこで崩して点が取れる。これは大きいですよ。だって守る側の立場になってみれば、ボランチからFWヘの縦パスを通さないように切っていても、サイドバックがFWにナナメのパスをズバズバ入れてくる・・・これはたまったもんじゃないと思います。
 じゃあ、「サイドからナナメに入るパスは、サイドの選手ができるだけ中央に絞りつつ、人数をかけてケアしよう」と考えるわけですが、そうなると、今度はどうなるのか。
 それが2点目ですよね。
だったら、人数が手薄になったサイドをシンプルに使って崩してしまえばいい。なにせレナトがいますから。この2点目は谷口選手が判断良くレナトにボールをつけて、そこで松橋選手をブッチ切って勝負ありです。

ちなみにこの日は、日本人っぽい名前でした・笑。ザックさん、間違えて日本代表にサプライズ招集しないでくださいね。
 攻撃の起点になるダブルボランチが警戒される。しかも憲剛選手が不在。そんな中で2点とも起点を生んだ谷口選手。これだけ起用されていると、彼の本職がサイドバックではないのをつい忘れられがちですが(苦笑)、風間監督が起用し続けているのは、攻撃時のこの判断力とプレーがあるからなのだと思います。サイドバックの位置から、勝負のパスやスイッチになるパスを通せる選手がいるのは、大きいですよ。もちろん、守備でも2試合連続無失点ですから、申し分のない活躍です(しかもイケメンで性格良くて、心に闇もない)。
 守備陣といえば、この日は井川選手の序盤の負傷により、急遽、中澤選手が出場しました。後半、中澤選手のクリアが相手の足に当たり、それがゴール前にいた盛田選手の目の前に転がり、幸いにもシュートはバーに救われましたが、あわや失点に直結しかねないピンチを招きました。
 試合後のミックスゾーンで、中澤選手にあの場面をそれとなく聞くと、「あれは危なかった。死ぬかと思いました(笑)。とりあえず、吠えておきました」と冗談まじりに話してくれました。ミスしたときは、吠えて気持ちを切り替えるタイプなのかもしれません。吠えてごまかした、のかもしれませんが。
 チームがたくましくなっているのは間違いありません。
中断まで残り4試合。幸いにもホーム等々力で3試合できます。残り全勝といきたいものです。
最近読んだ漫画「夕空のクライフイズム」。
夕空のクライフイズム 1 (ビッグコミックス)/小学館

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楽しいサッカーで、美しく敗れる中二病を貫く高校サッカー漫画。マニアックでかなり面白いです。山瀬功治選手をフォーカスしたり、巻末のおまけ漫画では、中村憲剛選手が「麻生の餃子王」の肩書きで紹介されております・笑。
フットボールサミット第19回 川崎フロンターレ 夢の等々力劇場 強く、楽しく、愛されるクラブで…/カンゼン

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「勝点」と書いて「しょうてん」と読む。

 明日のヴァンフォーレ甲府戦は、落語とのコラボイベント「勝点(しょうてん)」がありますね。
 広報さんから「宣伝してください!」とのお達しが出ているので、明日のマッチデープログラムの紹介をしたいと思います。ステマじゃないですよ。むしろダレマ(ダイレクトマーケティング)です。
 今回はマッチデープログラムも「勝点」バージョンで、表紙のデザインや帯部分も落語らしさあふれる寄席文字というこだわりです。ちなみに試合前の選手紹介VTRもこのバージョンになるみたいです。

 マッチデーでは、選手インタビューの他、登里選手と新井選手の国士舘対談(後編)も掲載されています。ノボリの「俺、もし国士舘サッカー部には入っていたらどうなってたんやろ?」に、「先輩にめっちゃゴマすってそう」と答える新井選手。そこから国士舘大学サッカー部での先輩後輩関係の話から、フロンターレで上下関係を身につけて欲しい某選手の話題まで幅広く話しております。
 ちなみにマッチデーの購入者は、選手写真が一枚もらえます。

ラインナップは、中村憲剛選手、大久保嘉人選手、谷口彰悟選手、パウリーニョ選手。勝点のポスターでお馴染みの写真です。


パッと見、どこの落語家さんのプロマイドかと思いますが、全員サッカー選手です。なくなり次第終了なので、お目当ての選手があるならば、早めに購入したほうがよさげです。
 ちなみに、新人の谷口彰悟選手。
天野部長もポスト・伊藤宏樹として期待している逸材ですが、イケメンで性格が良すぎるあまり、「本当は心に闇があるんじゃないのか?」と天野さんに疑われているのだとか・・・いや、どんな心配の仕方っすか・笑。
 そのことを谷口選手に聞いたら、「(天野部長に)そればっかり言われるんですよー。実はすごい闇を持ってるだろ?って。ないですよー」と、一点の曇りもないさわやか笑顔で否定してくれました。これからますます人気出そうですね。
以上、甲府戦MDPのダイレクトマーケティングでした・笑。
えっ、試合のほうのポイントですか?
おそらくボールは保持できる展開になると思うので、あとは、[3-4-2-1]で組織的な守りをしてくるであろう甲府の守備陣を、どうやってこじ開けるかですね。相手のブロックの間で受けて、じれずに攻め続けること。そこが焦点になると思います・・・・笑点だけに。
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そのうち、将棋とフロンターレのコラボもぜひやって欲しいですね。
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笑点のテーマ(カバー)[ショートバージョン]/NIYARI計画

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