等々力取材(天皇杯愛媛戦)〜違和感の正体、のようなもの。


 等々力で天皇杯3回戦は、J2の愛媛FC戦。

伊予柑太と一平くんも来ていました。
アウェイ側の一平くんグッズ売り場、人が多過ぎです。

青い一平くん人形もありました。
 試合は0-1で敗戦。残念ながら天皇杯が終わってしまいました。本当に残念です。
中二日で横浜Fマリノス戦を控えていることから、風間監督はスタメンを総替え。しかし呼吸が噛み合わない前線の攻撃陣、ゲーム勘の不安をのぞかせた後ろの守備陣といったところで、チームとして評価すると、どうにも不安定でした。そして前半にカウンターで喫した失点を最後まで巻き返せず。1点が遠かったですね。
 見ていて猛烈な違和感を感じたのが、やはり攻撃陣の停滞ぶり。特に前半は、それほどプレッシャーを受けているわけではないはずなのに、すぐにボールを下げてやり直しをする選択の連続。ボールを失わないことは大事ですが、これはただ単に責任から逃げているだけです。バイタルエリア手前までボールは運べても、そこで相手の守備にひっかかってしまい、ボックスに入っていく崩しはほとんどありませんでした。なんとも残念な前半の45分でした。
 試合後、必死に攻撃にアクセントをつけようと孤軍奮闘していた金久保選手に、前半のバイタルエリア付近での違和感をピッチでどう感じていたのか聞いてみました。
 常に冷静な分析をした上でコメントをしてくれる彼は、「あくまで自分の感覚ですが」と前置きしながらも「ゴール前で、『もう一回動いて欲しい』という場面で(味方が)止まっていたり、『ここでスピードアップすればいける!』と感じたタイミングでそうなってなくて・・・」と、コンビネーションのときのイメージのズレを口にしていました。
 金久保選手は中断明けからスタメンの一角を担っていた選手ですから、つまり、普段であればイメージがリンクしていたはずのプレーが、このときはリンクできなかった。それに加えて、単純な技術的なミスも多かったのも事実です。「見えていなくてミスになるのならわかるのだけど、見えていてミスになっていたので・・・」と、とても歯がゆそうに話してくれました。きっと、このへんがこの日のピッチに展開されたサッカーに感じた違和感の正体、のようなものだったのかもしれません。
 最後まで崩し切れなかった、後半の相手の人数をかけた密集守備についても、彼は「仕方がない」では済ませようとしませんでした。「あれだけ引かれると奇麗に崩すのは確かに難しいと思いますが、それでもケンゴさん(中村憲剛)やヨシトさん(大久保嘉人)なら崩せていたと思ってます。みんなでそのレベルになっていけないと」と、やはりあくまでチームの上に追いつく気概を口にしていました。
うーん、しかし本当に残念。天皇杯が終わってしまいました。
色々思うことはありますが、ここからどう巻き返していくのか。しっかりと観察したいと思います。
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