2010J最終節:仙台×川崎F。

Jリーグ最終節は、仙台×川崎Fを取材。試合は1-1のドロー。
終わってみれば、仙台の残留も無事決まり、Jリーグ的にはさほど注目されていないカードだったのでしょうけど、いやはや、現場を取材した記者としてはなんともタフな最終節でしたわ。
 というのも、東北新幹線の3時間遅れで、ゲームのキックオフに間に合わなかったんですよ。
試合のときは、2時間前にスタジアム入りするように行動しています。この日は15:30キックオフでした。計画としては、10:56分発のはやてに乗って、12:40ぐらいに仙台駅到着。そっから地下鉄で30分ぐらいでユアテック到着なので、まぁ、13:30には確実にスタジアムに着く予定だったんですよ。
・・・ところが、強風の影響で宇都宮駅で新幹線が休止。
風が弱くなるまで運転が再開できないとのことで、急きょ車内で待機することになりました。15分間隔ぐらいで経過アナウンスが入るのですが、まったく動き出す気配がなし。焦っても仕方がないので、同じ車内にいたJ`s GOALのライター・江藤さんとツイッターしたり、読書して過ごしていたのですが、気づいたら2時間前になりスタメンが発表され、14:30にJ2の試合が終わり・・・さすがに疲れてきました。少しずつ運転は再開したり、また次の駅で止まり・・・と、まさかここまで足止めを食らうとはねぇ。
 結局、15:00少し前ぐらいにしっかり動き出したのかな。
もうこの時点でキックオフには間に合わないことが判明。結局、仙台駅についたのが、3時間遅れとなる15:30過ぎ。ちょうど試合は始まったばかりなのですが、ここから仙台駅から地下鉄に乗って、ユアテックスタジアムまで30分ぐらいはかかりますからね。とにかく急がねばなりません。改札口のところで、遅延証明のハンコを押す列が気の遠くなるようなほど長蛇になっていて、「それに並んでいたら前半が終わっちまう!」ってことで、江藤さんとダッシュで地下鉄へ。
 ちょうど地下鉄が来たので、それに乗り込み、ユアスタへ。途中でケータイサイトでチェックしていたら、ジュニーニョのゴールで先制したとしる。ぜー、ぜー言いながらスタジアムにたどり着き、記者席に座ったら、ちょうど矢島選手と黒津選手が交代するところでした。
・・・え?だっていま、前半だよね?
しかも、よくよくピッチを見ていると、スタメンで出ていたはずの稲本選手ではなく、谷口選手が出ている。「前半で2人も交代?一体何が起きたんだ?」と状況が飲み込めず、頭の中に巨大な「?」マークのままハーフタイムを迎えていました。
 ハーフタイムになって、東京から向かった他媒体の記者さん、カメラマンさんたちも続々と到着。今回はエルゴラの原稿依頼を抱えていたわけではなかったのでまだよかったのですが、それでもやはりあせりましたからね。Jリーグ最終節の後半45分は、いつも以上に集中して試合を見ましたよ。
 試合のことは詳しく書き出すときりがないので、サクっと。しっかりカウンターに持ち込む戦い方ができたいたものの、またも追加点が取れず、後半ロスタイムにCKから失点。ドローで終えました。ただ4位の清水がガンバに0-3で負けたため、6位の川崎Fは順位を一つ上げ、5位でフイニッシュとなりました。
 試合後、すでに退任の決まっている高畠監督の監督会見。
会見でのツトさんは、いつも表情をあまり出さず、淡々と言葉を並べるタイプです。厳しい質問に対しても、感情的に反論したりつすこともありません。このときも話すトーンとしては同じでしたが、最後に感謝のコメントを切り出す部分では、ところどころで声につまっていたのが印象的でした。あれだけ富士通一筋でやってきた方ですからね。込み上げてくる思いがたくさんあったのだろうと思います。それにサポーターや選手、スタッフだけではなく、我々メディアに対しても、会見で感謝の言葉を触れてくれたのはうれしかったです。お疲れ様でした。
 モロモロの取材を終えて、江藤さんと仙台駅に戻ると時刻はすでに9時。牛タンと食べてると間に合わないということで、急いで帰ることに。案の定、帰りの新幹線も上下線に乱れが出ていて、2時間遅れ。それでもなんとか無事、日付が変わる前に東京に戻ってくることができました。あー、疲れた。
 まぁ、思わぬタフな最終節となってしまいましたが、数年後には「あのときの最終節は大変だったなー」とネタにして話せるのかな・・・そんな2010年Jリーグ最終節でした。... 記事を読む

「リアル」と「べしゃり暮らし」

 今日から12月ですね。
 最近買って読んだ漫画でも紹介。
「リアル」と「べしゃり暮らし」の最新巻。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 年に一巻ペースで発売される「リアル」が店頭に並ぶと、「秋だなー」と実感していたのですが、最近は、なんか冬の時期になってますね。ただこれが10巻てことは、1巻が出たのは10年前になるのか・・・物語として進んでいるのか進んでいないのか、いまだによくわかりません(笑)。例によって、野宮、清春、高橋とそれぞれのストーリーが展開されていくわけですけど、今回は高橋と車イスバスケの出会いのシーンは、すごく丁寧に描いている印象。ようやく高橋のストーリーが本格的に動き出すのかな。そして「溺れちまうぞ お前の頭にあふれてる――― 言葉の海に」のところはちょっとグッときますね。
「べしゃり暮らし」も相変わらずの面白さです。毎週掲載されているわけじゃないけど、ヤンジャンで一番楽しみにしている漫画です。今月はM-1もあるし・・・どうなるのかな。
今日のエルゴラ。
以前行ったスポーツライター・金子達仁さんのインタビューが掲載されております。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
12月5日の深夜に「検証サムライストライカー」という番組がフジテレビ系列で放送されます。「日本人ストライカーには何が足りないのか」をテーマに、トルシエ、釜本邦茂、ビジャ、岡崎慎司、そしてザッケローニが登場する番組なのですが、そのインタビュアーをつとめていたのが金子さんでした。番組の見どころ、金子さんの考えなどが読めますので、ぜひ。
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クラシコ。

 宇多田ヒカルの新曲「Goodbye Happiness」のPVをはじめてフルバージョンで見たんですけど、これって過去のPVのパロディーが入ってるんですね。黄色いソファーが出てきて腰掛けたり(Automatic)、帽子と旗で行進し出したりして(Traveling)、何気なく眺めていたら「おおー」と思いました。
 さて。
今日の午後はインタビューの仕事が入っていたのですが、モロモロの事情で後日に延期。
・・・ってなわけで時間が空いたので、夜に見ようと思って録画しておいたクラシコを見ることにしました。
 いやはや、さすがにバルサの5-0を予想した人はいないだろうなー。
 うかつにも、見る前に結果を知ってしまったのですが、そこまでの大差がつくということは、立ち上がりにいきなり点が入って殴り合いになるか、誰か退場してパワーバランスが一気に崩れたのかなーなどと予想していましたけど、なるほどなるほど、開始10分でバルサが点を取って、そのまま豪快に押し切ったゲームでしたか。はぁー、バルサの崩し方は美しかったなー。後半、レアル相手にダイレクトでパスをつないで圧倒し始めた場面なんて、「相手はレアルですよ」と解説の岡田さんも苦笑いしてましたからね。いいサッカーをして勝つ・・・うっとりするわ。
 レアルは90分、ほぼノーチャンスで、自分達の時間帯と言えるのは、0-2になってからセットプレーでの流れで少しリズムを掴んでいた前半終了までの時間帯ぐらいか。「セルヒオ・ラモスが退場した」と聞いていたので、その影響もあったのかなーなんて思っていたのですが、退場したのは試合終了直前、5-0になってからでした。モウリーニョもお手上げでしたな。
 歴史に残るバルサの完勝劇でした。
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今日のエルゴラ。

 今日のエルゴラ。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
川崎F対浦和戦のマッチレポートは見開きカラー掲載です。マッチレポートでは両サイドの見ごたえある攻防を中心にして組み立ててみました。前半はよかったんですけど、後半がね・・・・川崎F側のコラムでは、ここ最近勝ち切れなくなっているそんな要因を、攻守両面について指摘しておきました。
 フロンターレのオフィシャルマガジン「FROZO」に「番記者酔いどれ座談会」というコーナーがあって、スポーツライターの江藤さん、神奈川新聞の塩野記者、やべっちFCのディレクター・進藤さんとともに、僕もエルゴラ番記者として登場させてもらいました。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 内容は、今年のフロンターレの振り返りです。
 ちなみに今回の「FROZO」は中村ケンゴ特集なのですが、伊藤宏樹×田坂祐介×楠神順平の3人による「中村憲剛を語る会」のトークがめっちゃ面白いですね。
 楠神くんは、遠征先で雑誌の買い物をよくケンゴくんから頼まれるらしいのですが、「週刊プロレス」を買ったら全然読んでくれなくて、「パパごはん」を買ったらまぁまぁ喜んでくれて、AKB48の本を買っていったら「これ、ナイス!」って一番喜んでくれたエピソードとか。あとはワールドカップで日本を離れている間にAKBがブレイクしてて、昼飯のときに「ポニーテールとシュシュ」を田坂くんのipodでずっと流していて、まわりから「正直、もういいよ」と思われてたエピソードとか。ケンゴくんのアイドルグループ好きの一面が暴露されてて笑えます。
 
今週で2010年のJリーグもラストです。頑張っていきましょう。... 記事を読む

倉敷さんの「シンガタ」最終回。

 あー、原稿たっぷり書いたわー。
 さて、昨日はフロンターレ対浦和戦を取材。
スカパー!の試合中継は、サッカーファンならおなじみの倉敷保雄さんが実況だったので、中継打ち合わせの後、いろいろと雑談させてもらいました。倉敷さんはエルゴラも読んでくれているらしく、あの美声で「いしかわさん♪」と呼んでくれるのだ。
 「シンガタ、めっちゃ見てますよー」と伝えると、「今日が最終回なんですよー」と。そう、倉敷さんがMCをつとめる、土曜深夜のお楽しみ「シンガタ」が昨日、最終回を迎えたんですね。「えっ、もう最終回なの?はやっ!」と思った人もいたかもしれないですけど、もともと全8回と決まってスタートした番組だったとのことです。
 紹介される若手芸人のチョイスもなかなかいいツボをついていたのだけど、なんといっても、この番組のウリはところこどこで倉敷さんがはさむサッカーの小ネタでしょう。そのときの裏話もいろいろ聞かせてもらったのですが、スタジオ現場では、ADから「サッカーで例えてください」って書いた無茶ぶりのカンペがよく出ていたそうです(笑)。しかも、頑張って例えたのに、OAではカットされてることも多くてさ・・・と嘆いていました。
 最終回のエンディングで、世界クラブ選手に出場するインテルナシウナル(ブラジル)のジュリアーノを推薦する倉敷さん、最高でした。そして締めのナレーションが、「シンガタはサッカー番組だったのかも・・・しれません」でしたからね。面白かった。
・・・・週替わり女性MCで出ていた、若手女優の松山メアリがどストライクだったのは内緒です。... 記事を読む

今日のエルゴラ。

今日のエルゴラ。
リーグ戦も残り2試合ですね。早いもんだ。
フロンターレ×レッズ戦プレビューを見開きカラーでどどんと。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
写真は中村ケンゴ選手。タイトルは、「最終戦、失意の記憶を塗り替えろ」。いやー、原稿たくさん書きました(笑)。
 9月以降、ホーム等々力で勝てなくなっているフロンターレ。ホーム最終戦は、奇しくも05年の再昇格以降、一度も等々力で勝っていない浦和ですからね。去年もリーグ戦では等々力での唯一の敗戦が浦和でした。ここでなんとか白星を。
さて今日も取材だ。... 記事を読む

東京フットボールサミットVol.2&今日のエルゴラ。

昨日の夜は、立川のカフェ・ド・クラッキで開催された「 東京フットボールサミット Vol.2 」に行ってきました。
 東京のフットボールクラブについて語り尽くすトークイベントです。
た・だ・し・・・・J1のFC東京でもなく、J2の東京ヴェルディでもなく、むしろJリーグには所属していないアンダーカテゴリー(JFL・関東リーグ・東京都リーグ)を語るというもの。
 サッカーライターの後藤勝さんと黄慈権さん ( 関東1部リーグ FCコリア 元・実行委員)がメインMCで、ゲストの顔ぶれが
・西村 剛敏 都1部リーグ 東京23フットボールクラブ / (株)TOKYO23 代表取締役
・宮坂 一朗  都2部リーグ スペリオ城北 GM (ゼネラルマネージャー)
・林 真人 都1部リーグ T.F.S.C. 所属選手 / 2009&2010 東京都1部リーグ ベストイレブン
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
・・・ねっ、なかなかコアなところを突いているでしょ?(笑)。
のっけから「自分たちからすれば、JFLのFC町田ゼルビアなんて、ビッククラブですよ。アーセナルみたいな存在です」という切り出しから始まり、東京都リーグの現状がよくわかる本当にディープなイベント。「日本代表が強くなるには、Jリーグが盛り上がらないと!」というのは、Jリーグサポーターがよく口にする言葉ですけど、いやいや、それはもちろんだけど、本当の意味で日本のサッカーが強くなるには、プロクラブではない、こういう地元の下部リーグがしっかり根付いていかないと十分とは言えないよなと思ったり・・・自分がサッカー業界で働いているもののはしくれであることもあって、いろいろと考えられさせましたね。
 そして今日のエルゴラ。
初優勝を果たした名古屋がバババンと1面から5面まで独占してますが、多摩川クラシコも見開きカラーで掲載してもらってます。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 コラムは「ピンチをチャンスに変えられた理由」と、「J通算100ゴールを記録したジュニーニョ」に関する二本、そして2つのゴールがいかに生まれたのか。その解説も書いてます。
 名古屋の記事で、等々力の川崎F戦で4-0の大敗をした後、ロッカールームで闘莉王選手と金崎選手が大喧嘩したエピソードが書いてありました。
 言われてみたら、確かにあの試合後、闘莉王はミックスゾーンでほぼ無言を貫いてバスに乗り込んでいきました。普段の闘莉王のメディア対応をよく知らないので、ただ単に負けてあまりしゃべりたくなかったのかなぁ、ぐらいにしか思ってなかったんですけど、あの試合後、そんなことがあったんですねぇ。あれがターニングポイントになったのか.
んで、今日は朝から川崎Fの練習取材へ。雨降ってて寒かったー。
 中村憲剛選手ネタでブロゴラを更新してますので、ぜひ。
[川崎F]勝ち点で並ぶ4位・C大阪との直接対決。中村選手「勝ち続けて何かを起こすしかない」。
なお火曜試合なので、予想スタメンとゲームプレビューはエルゴラのケータイサイトに執筆してます。
それでは。... 記事を読む

多摩川クラシコ。

昨日は多摩川クラシコを取材。
天気は良かったですけど、味スタは日陰になるので、やっぱり肌寒かったですね。試合は2-1で勝利。J1通算100ゴールを決めたジュニーニョのこととか、試合に関してのアレコレは、明日発売のエルゴラにバチコーンと書いておきました。さすがに紙面は初優勝した名古屋一色になっていると思いますが、多摩川クラシコも見開きで扱ってもらえるとのことなので、ぜひ読んでくださいませ。
 んで夜は新宿で大学時代の友人の結婚パーティーでした。
そんな事情もあって、この日はスーツを着てスタジアム取材に行ったのですが、記者仲間からは「なんでネクタイ?」、「違和感がすごい」、「えっ、これから就職活動でもするの?」とか散々な言われよう(笑)。「カッコイイっすね」と言ってくれたのは、Foot!のディレクター・土屋さんだけです(涙)。
 何年かぶりに会う友人も多かったので、結婚したり、子供も生まれている人もわりといましたねー。いろいろ近況報告できました。サッカー好きの友人とかは、どこで仕入れたのか僕がエルゴラで記者やってるのも知ってたり、あと僕の名前を検索してブログにたどり着いたりしてくれてたみたいです。ブログ読んでる後輩からは「一体、いつ寝てるんすか?」と聞かれました・・・いや、寝てませんけど。
エルゴラの原稿締め切りがあるので、終電で帰宅しましたが、学生時代に戻れる仲間たちは貴重ですね。楽しい時間でしたわ。
このブログを読んでる学生のみんな、この時代をともに過ごした友人たちは宝だぞ!とメッセージを書いておく(笑)。
それでは。... 記事を読む