ジェシとブラジルのちょっとした話。

 かねてから交渉中と報道されていたセンターバック・ジェシの加入が正式に発表されました。
 1年間の期限付き移籍ですが、買い取りオプション込みの契約のようですね。いろいろな情報や評判を聞くと、ブラジル国内でも屈指のセンターバックとの評価で、「なぜ日本でプレーするの?」と不思議がられるほどの実力者の模様。これは楽しみです。
 昨年の秋、フロンターレは向島さんらのスカウト陣をブラジルに派遣して、補強選手のリストアップを行っています。例のロナウジーニョ獲得(?)の報道が出た時期です・笑。12月に発表のあったMFレナトと、このCBジェシは、おそらくこのときに目ぼしをつけた選手なのでしょうな。
ブラジルにコネクションのある代理人頼みであったり、編集されたプレー映像だけを見て判断する日本のクラブも少なくない中、片道30時間かけて現地まで行って生のプレーを見てリストアップするところに、今年の補強に向けたクラブの意気込みが感じられます。
 このとき庄子GMに話を聞いたところ、ブラジル事情を教えてくれました。
オリンピックとワールドカップが控えている今のブラジルは、かつてないぐらい景気が良いそうです。なので当然のことながら、ブラジルでプレーするサッカー選手の待遇も非常にいい。破格と言っていいぐらいの状況になっているとのこと。本来なら、ヨーロッパで引き抜かれているクラスの選手でも、ブラジル国内でプレーしているそうです。まぁ、わかりやすい例をあげると、サントスのネイマールがそうですよね。今のブラジル国内は、ネイマールのようなスーパーな選手も雇えるぐらいの好景気なわけです。
 だから、20代半ばで主力を担っているような選手は、高年俸でとても手が出ないと言っていました。そこで狙っているのは、年俸は安いけどこれから化けそうな10代後半から20代前半の若手か、さほど年俸の高くない30代のベテランをターゲットにして視察させていると。
 そう考えると、今回獲得した二人の年齢で「これから化けそうな若手」は21歳のレナトだし、ベテランには31歳のジェシが当てはまるよな・・・と、このときの庄子さんの話をふと思い出したわけです。まぁなんだ、クラブとしても狙い通りの補強ができていると言えるのではないでしょうか。特にジェシはベテランといっても、31歳ならば、センターバックとして一番油の乗っている時期かもしれませんしね。本当に楽しみです。
 以上、今年最初のフロンターレネタでした。
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バクマン。最新刊が出た。

バクマン。の最新刊が出ました。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 もう16巻なんですね。早いな。
天才・新妻エイジの大人気漫画「CROW」の完結と、それに挑む福田組という展開でした。今回は、バクマン。のストーリーのなかで、ターニングポイントとなるところかもしれませんね。バトル漫画でいう、ボスとの決戦がいったん終わった感じがありました。
 あらためて単行本を読み終わって「CROW」に感じたことも。
新妻エイジを含めて「CROW」のポジションというのは、たぶん「ドラゴンボール」や「ワンピース」といったジャンプ看板漫画をモデルにしていると思うのだけど、どころどころに出てくる手法が「スラムダンク」っぽいな思って僕は見てました。セリフなしで描き切った場面は陵南戦、山王戦のクライマックスがそうでしたし、人気絶頂期で連載を終わらす決断なんかもそうですよね。スラムダンクも「これ以上の試合は描けない」と2回戦の山王戦で連載を終わらせたわけですが、ジャンプ編集部とともめたであろうことは、いまだに連載終了ではなく「第一部完」になってる表記からも想像できますから。
 人気漫画の長期連載については、意見がわかれるところなんでしょうね。
ファンが好きな作品を長く見たいのは当然の気持ちでしょうし、出版社だって看板漫画があり続けることで安定した売り上げを維持できるメリットがある。しかし完結するはずの連載を必要以上に引き伸ばした結果、作品の質が落ちしまうことにもつながっている。そんな是非もさりげなく問うてますね。
バクマン。 16 (ジャンプコミックス)/小畑 健

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ラッコ11号 番貝編 闘え!平帆水産株式会社第一宣伝部部長 (JUMP j BOOKS)/平丸 一也

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ひらけ駒!の最新刊が出た。

バクマン。の16巻を買いに行ったら、「ひらけ駒!」の最新刊4巻が出てました。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
ただ発行日が12月22日になっていた。ということは、たぶんグラゼニの新刊と同じ発売日に平積みされていたはずなんだけど・・うぅ、見落としてしまっていたわ。不覚。
 今回は、宝くんが日々成長していることを、わりと淡々と描写している巻でした。
週刊(モーニング)で読んでいるときは気にならなかったけど、単行本で読むと、ちょっと物足りなさがあるかもしれないですね。悪く言えば、取り立てて面白がるエピソードのない平凡な巻。ただ将棋の場合、有段者になると、いつもサイヤ人みたく戦うたびにメキメキ強くなっていくわけではないですから、そこはわりと現実的にしているのかな。
 あとこの漫画は、有段者同士の対局では(宝くんの対局ですが)、詳しい棋譜はわからないように描写してますね。まだ4巻ですが、そこはこのスタンスを明確に意思表示してきている印象。
 4巻の見どころは、ママがリベンジに燃えているところですね。
高レベルの隣で繰り広げられている、将棋初心者同士の対局の心理描写が最高です・笑。なんでしょうね。宝くんの戦いが「水曜どうでしょうで日本国内をまわるサイコロの旅」のドキドキ感なら、ママの戦いは「はじめてのお使い」を見てるドキドキ感ですかね。どっちも規模に関係なく面白いって言うね。
将棋に全然詳しくない人にオススメの漫画です。まとめ読みもいいですよ。
ひらけ駒!(4) (モーニング KC)/南 Q太

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始まりました、2012年。

 あけましておめでとうございます。
 もう3日ですけどねっ!!!
えぇ、年明けからいきなり風邪をぶり返して、新年早々泣きそうになってましたわ、あはは・・いや、ホント笑えない。
 大晦日までは体調が良かったんですよ。
知り合いのお店に顔を出して、カウントイベントしたりして過ごしたりね。初詣はさすがにキャンセルして帰宅しましたけど。
 朝起きたら、あっさり具合が悪くて、なんだかんだで3日までひたすら寝込んでましたわ。
2012年になって3日の朝までやったことといえば、元日のお昼に天皇杯決勝見たぐらいかな(大木サンガ残念)。あとはだいたい布団で寝てた。いやー、スタートから豪快につまづきましたわ。もうね・・・違う意味で寝正月だったよっ!
まっ、切れても仕方ないんで、スロースターターとして頑張って巻き返していきますけど。
今年は、サッカーライターとしての活動に加えて、さらにもうひとつの野望を叶える1年にします。
楽しみにしていてください。
このブログに関しては、今まで通りのスタンスでいきますが、去年の終盤は更新を頑張りすぎたので、もっと気軽に書こうかなとも思っております。
ではでは。
みなさんにとって、実り多き一年になりますように。
いしかわごうでした。... 記事を読む