バクマン。最新刊が出た。


バクマン。の最新刊が出ました。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 もう16巻なんですね。早いな。
天才・新妻エイジの大人気漫画「CROW」の完結と、それに挑む福田組という展開でした。今回は、バクマン。のストーリーのなかで、ターニングポイントとなるところかもしれませんね。バトル漫画でいう、ボスとの決戦がいったん終わった感じがありました。
 あらためて単行本を読み終わって「CROW」に感じたことも。
新妻エイジを含めて「CROW」のポジションというのは、たぶん「ドラゴンボール」や「ワンピース」といったジャンプ看板漫画をモデルにしていると思うのだけど、どころどころに出てくる手法が「スラムダンク」っぽいな思って僕は見てました。セリフなしで描き切った場面は陵南戦、山王戦のクライマックスがそうでしたし、人気絶頂期で連載を終わらす決断なんかもそうですよね。スラムダンクも「これ以上の試合は描けない」と2回戦の山王戦で連載を終わらせたわけですが、ジャンプ編集部とともめたであろうことは、いまだに連載終了ではなく「第一部完」になってる表記からも想像できますから。
 人気漫画の長期連載については、意見がわかれるところなんでしょうね。
ファンが好きな作品を長く見たいのは当然の気持ちでしょうし、出版社だって看板漫画があり続けることで安定した売り上げを維持できるメリットがある。しかし完結するはずの連載を必要以上に引き伸ばした結果、作品の質が落ちしまうことにもつながっている。そんな是非もさりげなく問うてますね。
バクマン。 16 (ジャンプコミックス)/小畑 健

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