最近読んだ本。
おちまさとさんの”「気づく」技術”です。
最近のヒット商品って、見たこともない概念の商品というよりは、ちょっとした「気づき」から生まれたものが多いんですよね。
例えば「食べるラー油」は「調味料だったラー油を、ゴハンにかけて食べたらどうだろう?」って気づいて去年大ヒットしましたし、電子レンジで温める「鮭の切り身」だってそうですよ。
言われてみれば、「あー、なるほど」ですけど、自分ではなかなか気づけません。
そして大事なのは、先に気づくこと。先に気づかないと勝てません。それをおちさんは、「クイズ番組気づき選手権の早押し台に座っているようなもの。他の解答者よりも先にボタンを押せばいいだけです」と言ってます。
その先に気づくための能力の鍛え方を、この本では紹介しています。脳みその作業や日ごろの行動や、自身のヒット番組企画の秘話を紹介しながら、かなりわかりやすく説明してますね。
例えば、おちさんが関わっていた「ウッちゃんナンちゃんの気分は上々」という番組がありました。
あの番組は、ウンナンと柳沢慎吾やらキャイーンやらとちょっとした旅をしていき、宿泊先のホテルでの様子なんかもひたすら固定カメラで撮っている番組でした。固定カメラだから、部屋の中でちょっとしたアクシデントが起きても、カメラが寄ってその画面がアップにならないんですよ。バラエティーなのに、監視カメラの映像みたいで臨場感があり、これはなかなか新鮮でした。
「カメラを振る」ことが全盛期だった時代に、あえてカメラを固定することで番組を新鮮にしようとしたそうです。こういう気づきですよね。
そういうエピソードも満載で面白かったです。
「気づく」技術/おち まさと
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Posts from 11月 29, 2011
情熱大陸・立川談志。
今回の情熱大陸は「緊急追悼企画・立川談志」でした。
本来は「珍獣ドクター」こと獣医の田向健一の放送だったそうです。それを急遽変更し、11月21日に喉頭ガンで亡くなった落語家・立川談志の追悼企画が放送されました。過去放送された特集(99年と06年)をもとにした当時の映像や、爆笑問題と競演した「情熱大陸×らくご」の舞台裏なんかが中心でした。
追悼番組というと、どうしても泣かせる内容になるのが普通ですが、放送禁止用語を連発する姿や、アメのエピソード、パンツを穿いたら俺は正装などなど、そっちの顔を見せていましたね。
昨年の「情熱大陸×らくご」で落語を終えて楽屋で着替えているときも、具志堅さんのマネなのか、パンチを構えて「なんか文句あるんのかい?」とひょうひょうと言い放い、番組のラストも軽快なジャズが流れてエンドになりました。
最後まで泣かせようとする演出にしなかったのは、それはそれでよかったと思います。
立川談志の落語は、やはり聞きたくなりますね。
DVDボックスも、急激に売れているようです。
興味のあるかたは、売り切れる前にチェックしてみてはどうでしょうか。
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爆笑問題・太田光との絡みはこちら。
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