[書評]千葉直樹「手をつなごう」

どうもサッカーブック・ソムリエいしかわごうです。
 週末は仙台戦ということで、このタイミングで更新しようとしていた千葉直樹さんの自伝「手をつなごう」を先月に続いて紹介してみようと思います。本の構成に関わったエルゴラの仙台担当・板垣さんから献本していただいた一冊です。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
読みやすい自伝です。このブログを読んでくれているのはフロンターレサポーターが多いと思いますので、書評というよりは、この本の中で紹介されていたフロンターレ絡みの話題を紹介してみますね。
 まずは、以前も紹介した矢野さんとのエピソード。
千葉さんがブランメル仙台に入団したプロ一年目(96年)のときに身体作りをしてくれたフィジカルトレーナーが、現在フロンターレのフィジカルコーチである矢野由治さんだったこと。そして昨年最終節の相手がフロンターレ、つまり自分のプロとしての身体で終える引退試合の相手は、プロの身体を作ってくれたトレーナーのいるチームだった・・・・できた、いい話ですよね。
 震災後のリーグ再開初戦となった4月の等々力でのイベントのことも。
ベガルタバナナの売り子をした千葉さん。そのあとはOBチーム同士の前座試合にも出場し、試合後にはフロンターレサポーターからメッセージフラッグを受け取っていて、そのときの想い出をこう語っています。
「実を言うと、川崎フロンターレサポーターには、あまりいいイメージを持っていなかったんです。ブランメル仙台時代から対戦した間柄ですけど、野次ばかり飛ばされた印象が強くて。
 でも、川崎フロンターレの選手の知り合いに聞くと、向こうのサポーターも経験を積んでいくうちに変わっていったらしいですね。実際、その変化を感じることは何度もありましたが、一番印象的だったのは僕の引退試合となった2010年の最終節でした。引退セレモニーのときも川崎フロンターレサポーターは帰らずにスタンドに残ってくれて・・・・・・」

・・・・と、ここから先の内容は、本を購入して読んでからのお楽しみってことで・笑。商売上手ですみません。ちなみに4月の前座試合では千葉さんのユニフォームだけ七分袖サイズだったそうです。そこにも本の中では感謝していました・笑。
 自伝なので読みやすいですし、フロンターレの話題もあります。仙台までの遠征中のお供として読むのに最適なボリュームだと思いますよ。
そしてあの4月23日の等々力・仙台戦から、ほぼ半年なんですね。そのちょうど半年後に仙台戦があるというのも、なんだか不思議な感じですね。
週末は僕も仙台に取材にいく予定です。
手をつなごう/千葉 直樹

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矢島選手と将棋。

 おはようございます。
今日のタイトルは「矢島選手と将棋。」。なんか矢島選手のときは、そんなブログタイトルばっかりですね・笑。
というのも帰り際の矢島選手を取材するときって、たいてい手にニンテンドーDSを持っていたり、漫画本を手にしているんですよ。だから「どうしたの、それ?」とそういう雑談になりやすかったりしま・・・あっ、もちろんちゃんとサッカーの取材もしていますよ(←ここ大事)。
 
 最近は、ケータイで将棋アプリを購入したようで、将棋にはまっているみたいです。
まだ始めたばっかりで戦法もよくわからないから、コンピューターの指してくる手を真似ているのだとか。
 フロンターレでは「宏樹さん(伊藤選手)の棒銀戦法が強いらしい」との噂です・・・そうなのか・笑。
まぁ、棒銀は受け切るのが少し難しいですから、やっかいな戦法ではありますね。
 伊藤選手の棒銀戦法のように、DFの選手が将棋では攻撃的な戦法が好きだったり、FWの選手が相手の攻撃を受ける戦い方を好んだり・・もし選手によってそういう棋風や傾向が見出せたら、なんか面白いかもしれませんな。「小宮山選手はサイドバックだけあって、将棋でも端攻めが好きなのね」とかね・笑。
ちなみに矢島選手を将棋の駒に例えると、重戦車系FWですから「飛車」って感じがします。
・・・・なんだろう、この将棋あるあるみたいなノリは・笑。
 そうだ!!
将棋といえば、先月買った「ひらけ駒!」の3巻を紹介するのを忘れていました。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 モーニングで連載されている、プロ棋士を目指す小学生とその母親による将棋漫画です。主人公は子供ではなく、むしろ母親のほうで、将棋初心者同士の心理戦を描いた視点が、斬新かつ絶妙。将棋に詳しくない読者も楽しめますね。実在するプロ棋士や将棋の本なんかも漫画内には登場してくるので、自然と、将棋界に詳しくなれるところもいいですね。
 3巻で「石橋幸緒の将棋レシピ」という本が登場しているのですが、この本はオススメですね。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
僕も持っているのですが、女流棋士の方が将棋の専門用語や序盤の戦い方をすごく丁寧に解説されている良書です。戦法だけではなく、対局中のマナーなども紹介していて、読み物としてもいけます。将棋初心者にもとっつきやすいと思います。
出だし4手で知る石橋幸緒の将棋レシピ―知ると、もっと楽しい将棋・序盤の指し方/石橋 幸緒

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「ひらけ駒!」はまだ3巻までしか出ていないので、いまののちの一気読みもオススメです。
ひらけ駒!(1) (モーニングKC)/南 Q太

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