昨日の新潟戦は、スカパー!中継の試合解説が福田正博さんでした。
僕はその中継打ち合わせに顔を出していまして、奇しくも、この日発売の某スポーツ新聞で「次期浦和監督候補」に名前があがったタイミングだったんですよ。だから、現場がちょっとピリピリしていたらやだなと思っていて・・・実は福田さんとはほぼ初対面だったのですが、いやー、ざっくばらんにアレコレ話してくれて、しかもそのトークが毒舌。「なんて面白い人なんだ!」と笑い転げてしまいました。まぁ、ここには書けないようなことばかりなのですが・笑。
この日が「川崎修学旅行」として陸前高田の子供を招待していることがわかると、フロンターレのこともすごい褒めていましたね。しまいには「今日は西城秀樹来ないの?」と言い出し、スタッフから「今年はもう終わりましたよ」と言われ、「なんだよー、ハーフタイムにYMCAやりたかったのに!じゃあ、鷹が飛んでくるヤツは?」となぜかフロンターレのイベントに詳しいことが判明したミスターレッズ。好感度、高すぎです・笑。
福田さんは、小林悠選手をすごく褒めていましたね。
思えば、シーズン中盤までは「ラッキーボーイ」、「持ってる男」だの言われていたものでした。元日本代表の某解説者も「オレはまだ認めないよー」と言っていたのですが、その話題が出たところ、「まぁ、アイツはFW出身じゃないからね」と一刀両断する福田さん・笑。「だって、点はまぐれじゃ取れないから」とストライカー出身者らしい言葉を言い放っていました。
あと面白かったのが、選手の出身地とポジションの関係性の話。
福田さんいわく、ストライカーに向いているのは、関西人だそうです。「あそこの地域って、みんなオレがオレが、のメンタルだから。釜本さんがそうでしょ?」とのこと。そして「DFに向いているのは、東北の方。我慢強い人が多いから」。なるほどね。では「関東人は?」ときくと、「関東は周りの目を気にする人が多い。ボランチとかチームのバランスを取る能力に長けている」だそうです・・・・なるほどー。一理ある気がしました・笑。
おかげで楽しいひと時を中継前に過ごさせてもらいました。なんか福田さんの書籍に、ちょっと興味出てきたもん・笑。
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Posts from 10月 17, 2011
等々力取材(リーグ新潟戦)。
川崎F対新潟戦は、1-2の敗戦。
うーん、残念です。前半終了間際に献上したPKのピンチを、杉山選手が会心の横っ飛びでストップしたときはいけると思ったのですけどね。日曜夕方のゲームだったので、エルゴラの両チームの採点寸評とマッチレポートを同時即上げという、「ごうくん、ツラくて涙が出ちゃう」というタイトスケジュールでした。試合を見ながら展開に応じて原稿を書きつつ、ただ終盤にジュニーニョのゴールで1点返す展開でしたから。「これは最後にきっと追いつくか、ひっくり返す等々力劇場になるはずだ。そして採点寸評を慌てて書き直すパターンに違いないっ!」と思い込み、記者席でその構えを取っていたのですが・・・残念。
そんな今日のエルゴラです。
「川崎F、鋭敏なカウンター2発に沈む」。
1ページいただいてます。
原稿でも触れたとおり、この試合は「守備のリスク管理」をいかにし続けるかがポイントでした。
この日のフロンタ-レの守備面に目をやると、序盤の新潟は、サイドチェンジからチョ・ヨンチョルの突破を生かす攻撃をしかけてきましたが、そこは右SBの實藤選手が後手になりながらも、破綻することなく対応できていたと思います。ここの局面勝負は今週のトレーニングでもかなり比重を置いて準備していましたから(エルゴラのプレビューでも書いたとおりです)。
實藤選手の負傷交代後、井川選手ではなく伊藤選手を右SBに回したのも、立ち上がりに猛威を振るっていたチョ・ヨンチョルとの攻防を見越しての配置策だったと思います。相馬監督としても、カバーリングセンスの秀でた伊藤選手は中央に置いておきたかったところでしょうが、まず、ここにフタをするための最善手を打たなければならなかった。
そしてチョ・ヨンチョルとのマッチアップが多くなることを想定するとなると、ベンチも含めて右SB不在のスクランブル体制では、1対1に強い伊藤選手を選ばざるを得ないところだったのでしょう(例えば去年のビッグスワンでは、右SBの森選手がチョ・ヨンチョル選手の突破を食い止められず、チームとしてもカバーできずに2失点しました・・・・)。
結果的には、ブルーノ・ロペスとミシェウの2人のカウンターにやられてしまったわけですが、ただ裏を返せば、チョ・ヨンチョルのところは伊藤選手が(ギリギリではあるけど)その仕事をうまく制限できていたんだよなーと思ってます。
だから悔やまれるのが、新潟のカウンターが非常に強烈なのはわかっていながらも、それを2度、防ぎ切れなかったことですよね。そこで気になったのは、後ろの選手がカウンターを止め切れなかったこと自体よりも、その前でエリアで起きた「ボールの取られ方」のほうです。
前半のPKにつながった場面もそうですし、先制点もそう。どちらかといえば、攻撃をやり切れずにボールを失ったことが多大な代償を払う結果につながってしまったことが悔やまれます。個々の選手は、いつもの試合以上に「最後はシュートでしっかり終える」といった意識を持っていたとは思いますが、リスク管理の一環として、チーム全体でより徹底しておけば・・・とも感じました。うん、まぁ言うほど簡単にできることじゃないですけどね。
・・・とまぁ、締め切りの都合でエルゴラ原稿では書けなかった守備のポイントを、わりとガチで書いてみました。
週末は6連勝中の仙台が相手です。
しっかりトレーニングして、いい準備をしてもらいましょう。
10位以内に返り咲きました。次は5位以内に向けて頑張ります。
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