昨日は、ヤマハスタジアムでJ1最終節のジュビロ磐田対川崎フロンターレ戦を取材。
東京は朝から豪雨に近い大雨でしたが、静岡に着くころには雨も止んでました。
試合前、売店でジュビロ磐田のアメを買いました。
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400円也。「ジュビロを舐めろ」って裏メッセージでもあったのかな。ちなみに味は普通です。
試合前の選手紹介。
アウェイ側はサラッと無機質に紹介されるのが常ですが、ジュニーニョの紹介時、ジュビロのスタジアムDJの方は、たっぷり間を取って力強く叫んでくれました。おかげでフロンターレサポーター大喜び。こういう心使い、うれしいですね。
さて試合はジュビロ舐めたてたわけではないけど、敗戦。
後半にジュニーニョのゴールで追撃するも、前半の2失点が響き2-1で負けました。ジュニーニョとのラストマッチを飾れず・・・前半の悪さが悔やまれますね。左サイドを完全に押し込まれ、その綻びを修正できぬまま前半が終わってしまった印象です。ゲームの入り方が悪く、失点してから後半に猛攻をかけるも引いた相手を崩し切れず・・・という負けは最近でもありましたが、この試合に関して言えば、単に相馬監督が左サイドバックの選手起用を見誤ったのかと思います。
まず今週、レギュラーである小宮山選手が故障により前々日の紅白戦を回避する事態が起こっていました。そのため、紅白戦の1本目には田中雄大選手が起用されていました。なので、たぶんファーストチョイスは雄大選手なんだろうな、と思っていたわけですよ(金曜発売のエルゴラのスタメン予想も雄大選手にしています)。ただ、フタを空けてみたら起用されたのは實藤選手でした。
さすがに、これは想定外でした。
彼は右手首の負傷から復帰して、今週からチームの全体練習に合流したばかりです。当然、実戦経験は少なく、試合勘が戻っていないはず。というよりも、センターバックと右サイドバックの選手ですからね。左サイドもできるユーティリティ性のあるディフェンダーとはいえ、決して経験が多いとはいえない大卒ルーキーに、復帰戦でいきなり本職ではないポジションを起用するのはいかがなものか・・・・と試合前から不安しかありません。
試合は、その不安が的中。
ジュビロの攻撃が、駒野選手、西選手と右サイドにストロングポイントがあるのは想定内としても、明らかに不安定だった實藤選手の左サイドを面白い狙い撃ちされました。当然、そこのフォローに追われるのはセンターバックの伊藤選手になりますし、何度も何度も左に引っ張り出されたことで、今度は中央の守りも薄くなる悪循環がおきてました。失点自体は2点とも左からのセットプレー絡みだったとはいえ、流れの中であれだけ左サイドを崩されていたら、そりゃ厳しいわな、という感じでした。
結局、ハーフタイムで實藤選手は下がり、後半からは井川選手がCBに入って、伊藤選手が左サイドにスライドして最終ラインを調整。後半開始6分に、CKからのこぼれをジュニーニョがプッシュ。ジュビロが守りに徹したこともあり、ほぼワンサイドゲームで押し込みます。その後も、ジュニーニョの地を這うミドルがポストを直撃したり、ケンゴ選手とのワンツーで抜け出した田坂選手が1対1を決め切れなかったり・・・・猛追実らず、タイムアップ。
チームもいい流れできていただけに、残念でした。
實藤選手に関しては、今季のプレーのアベレージを知ってますから、試合勘を含めたコンディション、まわりとの連係も十分ではなかった状況で起用されたタイミングが気の毒だったとしか言いようがありません。試合後は相当に落ち込んでいたようですが、ケンゴ選手がだいぶフォローしていたとのことです。
とりあえず、長くなりすぎてもあれなんで、試合観戦記はこのぐらいで。
今季の優勝は柏レイソルでしたね。J2から昇格した年にJ1優勝なんていうストーリー、ジャイアントキリングよりすごい物語ですよ。そういえば、ETUのスタジアムは日立台がモデルでした。現実は漫画よりもドラマティック。だから、面白いんだと思います。
みなさん1シーズン、お疲れ様でした。
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フロンターレ弁当の秘密?
先週のホーム最終戦といえば。
お昼ごはんを食べてなかったので、フロンパークをぶらついて食事を買うことにしました。
最初は、ちゃんこ鍋にしようかなと思って出店に向かったのですが、思った以上の人混み&行列。
もっと手軽に買えるのがいいなーと思い、とんかつ和幸のフロンターレ弁当を買いました。
メニューも選手名で種類分けがされているんですよ。
僕が選んだ特ロース弁当は、田中雄大選手バージョンだったかな。
別にだからといって「雄大選手だけに、ロースの左エリアの揚げ具合がっ・・・!!」とかの秘密はありませんでしたけどね。
小林悠選手バージョンには、ユウパンマンとかネーミングした小さいパンがついてたりもしません。
中村ケンゴ選手バージョンには・・・・・って、しつこいか。
パックでキャベツもたっぷりついていて、800円也。
ボリュームもあって、美味しかったです。
来年のフロンパークはもっとにぎやかになるのかな・・・楽しみですね。
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ニッパツ取材。そして大木武の挑戦。
昨日は三ツ沢ことニッパツ球技場に。横浜FC対京都戦の取材をしてきました。
横浜FCのホーム最終戦です。お目当てはカズさん・・・ではなく、京都の大木武監督です。タイミングが合わず京都の試合取材に行けなかったのですが、ようやく顔を出せました。
京都は、相変わらずスタメンが若い。この日の平均年齢は、”23.82″歳!
31歳のGK水谷選手を含めてこの数字ですからね。もしフィールドプレイヤーの10人で計算すると、どんだけ若いんだって話になりますよ。ちなみにベンチも含めた18人でも、”23.06″歳でした。もちろん、若けりゃいいってわけじゃないですけど、この数字からだけでも、大木監督のある種のメッセージが感じ取れますよね。
試合は、2-1で京都が勝利しました。
24分に難波選手のゴールで横浜FCが先制するも、京都が後半終了間際の2得点をあげる劇的な展開でした。なにせ90分に久保裕也選手、94分に工藤浩平選手という得点経過。ニッパツが静まり返る中、京都のゴール裏、そしてピッチ上の選手とベンチはとにかくお祭り騒ぎでした。京都はシーズン後半戦だけの成績を見たら、たぶんトップクラスじゃなかろうかってぐらい、今は強いです。前節の敗戦で連勝は6でストップしましたが、やはり勝ち癖が残っていたのだなと思わせる勝利でしたね。
ピッチを見ても、大木さんの色がしっかり出ているチームになっていました。
ボールを持てば、細かくショートパスをつないでゴール前に仕掛けていく。ボールを奪われてからの切り替えも早く、ボールホルダーに対しての寄せにも迷いがなく激しい。よく洗練された・・・いわば、ソフィティキ・・・痛い、舌噛んだ。ソフィティキケイテッドされているなと。
ただ前半、京都は1点ビハインドで終えました。ちょっとボールの奪われ方が悪かったですね。
横浜FCがロングボール主体に攻撃を組み立ててきた影響もあると思うのですが、京都も全体が間延びしがちで、さらにカウンターの場面でも、トップにいるドゥトラがミスで奪われたり、あるいは相手に囲まれても無理に突破しようとしてボールを奪われしまい、逆に守備のピンチを招いてしまうことが前半は目立ちました。パスワーク主体のチームにおいて、ドゥトラのようなドリブラーは攻撃面でいいアクセントになると思うのですが、うまく機能しない状況になると、そこでフタになってしまうというか、リズムを崩してしまう要因にもなりえる難しさがあるのだなと。京都のような攻守一体のチームだと、そこがより如実に出ます。実際、前半の京都は前線で時間が作れず、シュートはわずか1本でした。
後半になると、京都は前にボールを運ぶ意識を強く打ち出します。
途中からはしっかりボールを動かして、相手を押し込む時間帯が増えてきました。リードしている横浜FCの選手も、たまらず時間稼ぎとも思えるプレーを使い始めましたね。ただ京都は、ゴール前のチャンスでも細かくパスをつなぐので、「もっとシンプルに崩してもいんじゃないか?」とも思いましたが、それでも点を取ってしまうのがすごかったですわ。同点弾なんか、サイドを揺さぶって、揺さぶって、そのクロスに久保選手でしたからね。さらにアウェイの勝ち点1に満足せず、試合終了まで攻め続ける。そしてロスタイムにミドルで逆転ですからね。いやはやあの姿勢、さすがですわ。
試合後の会見が終わったあと、大木さんのところに駆け寄ると「いしかわくーん!なんか見たことある顔がいるなと思ってたんだよー」と握手を求めてくれました。逆転勝ちだったので、試合内容に不満だったのは承知の上で、「ナイスゲームでした」と声をかけると、「全然だろー。○○ゲームだべぇ」といつもの口調で笑って返してくれました。記者が他にいなかったので、廊下でしばし立ち話。試合前、一番気をつけろといっていたのが難波選手のところで、彼に決められたことが悔しかったみたいです・笑。いろいろ聞かせてもらいましたが、内容は僕だけの宝物ってことで・・・いろいろ刺激をいただきました。
志の高いサッカーを目指しているなと感じるチームですし、来年の京都は楽しみですね。そして大木武という男は、たぶん単にチームを強くするだけではなくて、J1とJ2を行ったり来たりしている京都サンガというクラブの体質も変えようと挑戦しているんだと僕は思ってます。オシムさんがジェフ千葉をそうしたようにね。大木武の挑戦、これからも見届けたいと思います。
帰りは、エルゴラの千葉&栃木担当の杉山くんと横浜駅まで歩き、なぜか札幌ラーメンを食べて帰りましたとさ。なので五輪代表のシリア戦がリアルタイムで見れず、電車内でケータイのスコア速報とツイッターのタイムライン頼みだったわけで、後半途中で同点にされたからは、心臓に悪いったらありゃしなかったですね。勝てて関さんもホッと一安心したことでしょう。
長文のブログ書いたわ・・・疲れた。
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大分トリニータの田坂監督。
今日は天皇杯3回戦が開催されます。
フロンターレは、等々力でJ2の大分トリニータと対戦。試合でのポイントは、昨日発売のエルゴラに書いておきましたんでよろしく。
それ以外のところでも・・・大分とは今季初対戦なので、いろいろ調べていたのですが、やはり注目は今季から就任した田坂和昭監督ですね。実は相馬監督と同い年。聞いてみると「小さい頃から知ってますよ」とのことでした。監督対決について何か意識するところがあるのか探ってみましたが、案の定、「試合をするのは、選手なんで」とはぐらかされましたけどね。
田坂監督といえば、清水で長年コーチをしていた方でもあります。
清水に在籍経験のある矢島選手は「厳しい人でしたけど、言っていることは理解しやすかったですね」と評していました。あと「キビキビしないと怒られますね」とも・・・どうやら、わりと怒られていたクチだったようです。あはは。
そして田坂監督って広島県出身なんですね。
奇しくも、フロンターレの田坂祐介選手も広島出身。「広島県には田坂という名字が多いのか?」と気になったので、田坂選手に聞いてみると、「いや、高校に入るまでまわりに田坂という名字に出会ったことがなかったぐらいですよ」とのこと。「だから有名人も、この田坂(和昭)さんと、あと地方のアナウンサーさんでいるぐらいです」と胸を張って(?)いました。
さて試合はどうなるか。
フロンターレって、天皇杯でやたら延長戦までもつれてしまっている印象があります。今年の高崎戦はもちろん、去年は山形と横浜FC戦がそうでしたし、2年前の仙台戦・・・やっぱり延長戦が多すぎだよ!
まぁ、なんにせよ、勝ってくれればいいんですけどね。
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等々力取材(大宮戦)。
昨日は等々力取材。
木曜試合だったので、エルゴラは即上げでした。しかもマッチレポートとフロンターレ視点コラムの2本立て。
試合は開始2分の失点を巻き返せず、0-1で敗戦。
こういう試合は評価というか、試合の捉え方が難しいですね。フロンターレ側からすれば、試合の主導権を取って攻め続けていたのに、ゴールだけが入らなかった試合とも言えなくもない。シュート20本で、コーナーキック14本ですから。あとはフィニュッシュの問題だけともいえた。
でも大宮側からすれば、どうなのかと。
1点リードしているアドバンテージがあったので、主導権を譲って、最後のところだけ割らせないように守っていたようにも見えた。あれだけ攻められてもうまく逃げ切ったのですから、裏を返せば、してやったりの勝利なわけです。
・・・両者の立場を踏まえて、それをどうまとめるのか。
締め切りがタイトだっただけに、なかなか難しかったですね。最後はぬぉぉぉーって感じでした。どうまとめたかは、今日のエルゴラを読んでくださいってことで。
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東京ダービー取材雑記。
本日は、東京ダービーの取材。
思えば、生で初めて見た東京ダービーは、10年前の01年最終節でした。
ヴェルディはJ1残留をかけて戦っていて、相手のFC東京の監督は大熊監督でした。
その10年後の東京ダービー。
両者はJ1昇格をかけて戦っていて、FC東京の指揮を執っているのが大熊監督。
この日の味スタは、緩衝地帯以外はほぼ満員。
4万人入っているんじゃないかと思ったけど、3万5千人でした。
試合は1-1。
FC東京は、トップのルーカス、羽生選手、谷澤選手の3人が流動的にバイタルエリアに入ってきてボールをさばくのですが、そこに入るタイミングだったり、ボールを引き出し方であったり、3人の入り直りの動きが嫌らしいですね。このときの起点をどう潰すかは、ヴェルディの守備陣にとっては大きなポイントだったと思います。
特にルーカス対土屋選手の駆け引きは見応えがありましたね。ハイボールに対するお互いの制空権争い、ルーカスが中盤に下がってボールを引き出そうとするときでも、背後のスペースが生まれるリスクを承知で土屋選手が潰しに出て行くなど、なかなかの引っ張り合い。かたや引退からカムバックしてきた32歳のFW、かたや37歳の鉄人CB。実に老獪な攻防戦でした。
その中で前半ロスタイムにFC東京が先制。
正面から獲得したFKを、クィックで左サイドに展開し、そのクロスにルーカスがヘディング。土屋選手をはずし、柴崎選手の手を弾いてゴールネットを揺らしました。
機転を利かせたプレーだったことも含めて、一連の流れは見事としかいいようがないですが、ポイントはその前にあったと個人的には思ってます。この時間帯のFC東京は、前線の3人に加えて、ボランチの梶山選手もトップ下の位置ぐらいまで出て、攻撃をさばいて圧力をかけてきていたんですよ。ヴェルディの守備陣は、ここの対処に少しとまどっていて、後手を踏んだような姿勢になっていました。結局、そのときに与えたファウルが、失点の起点となるFKになりましたから。
しかし後半は、ルーカスにしてやられた土屋選手がCKにニアで飛び込んで同点ゴール。結局、オウンゴールに変更されましたが、ちゃんとお返しをしたあたりはさすがでしたな。まぁ、今回の東京ダービーって、実は「ルーカス対土屋征夫」だったのかもしれませんな。
それ以外のところで特筆すべきだったのは、局面での球際ですね。
早川主審のレフェリングの質は置いておくとしても(苦笑)、少なくとも、多少の接触ではプレーを止めない、いわゆる「戦わせるタイプ」だったのは、この試合においてはよかったと思います。ラフなファウルではなく、双方が納得する激しいプレーでのボールの奪い合いも目立ち、中盤での目まぐるしい潰しあいも、主審が流れを止めずに演出していたと思います。
どちらかといえば、ヴェルディのゲームだったと思いますが、結果はドロー。今年の東京ダービーは、2引き分けで幕を閉じました。
帰り道があまりにも混んでいたので、ひさびさに調布まで歩いて帰りました。
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本日の麻生取材。
最近の天気は、よくわからんですね。
昨日はめっちゃ寒くて、夜のニュースでも「明日は冷え込みます」と言っていたので、「冬かー。明日は厚着をして取材にいかないと・・・」と思っていたのに、今日はすごく天気がよかった。ジャージ着て、ポカポカ陽気のもと練習の取材が出来ました。
練習後のクラブハウスでは、なにやらスタッフさんが選手一人ひとりに企画の説明をしていました。スポンサーさんと絡めたイベントみたいですね。やたらテンション上がっている選手も若干いたので・笑、当日の結果を楽しみにしてみたいと思います。
あと、モバフロ(フロンターレの公式モバイルサイト)を眺めていたら、コバユウ(小林悠)が連休中に、チームメイトと大阪に遊びに行っていたことをブログに書いていたんですよ。
練習後、雑談がてらそのへんの話を聞いてみたら、実はあまり大阪探検はしておらず、「結局、スタバにばっかり行ってましたよ」と笑ってました。よくよく聞くと、大阪での行動は「スタバ→たこやき→スタバ→たこやき」のサイクルが中心だったみたいです・・・・・プレーエリア、せまっ・笑。
いやまてよ。
いまや飛ぶ鳥を落とす勢いのコバユウですから、実はスタバのCMでも狙っているのかもしれません・・・なんつって。
コバユウのJ1得点ランクに負けじと頑張ってます。
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