今日のエルゴラ(1028号)。

今日のエルゴラです。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
予告通り、表紙からの~見開きをいただきました。タイトルは「奇跡の必然」。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 僕が担当した原稿は2本。
試合展開については、川崎F視点で振り返ったコラムを一本。そしてバユウこと小林悠選手のコラムもあります。コバユウコラムでは、同点劇の影にはある選手の言葉があったことを触れております。MOMは、キャプテンマークを巻いて奮闘したあの人です。土曜日の興奮を余すところなく伝えておりますので、ぜひどうぞ。
 そうだ。
長らくお待たせしている小林悠選手のエルゴラインタビュー掲載日が決まりました。
来週の水曜日(7月6日)です。インタビュー実施日から掲載までかなり時間が空いてしまったので、その間の彼の活躍ぶりについて触れた特別コラムも掲載します。話題のコバユウを見開きでどどんと紹介しますので、どうぞお楽しみに。... 記事を読む

鹿島対川崎F戦。

土曜日は、カシマスタジアムへ。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 相変わらず遠かったっす。そして涼しいというよりも、上着がいるぐらい寒かったですね。おかげで、モツ煮込みを美味しく食べたけどなっ!
 試合は、10人になったフロンターレが怒涛の反撃で0-2から同点に追いつく劇的な展開。
しかも一度はゴール認定されたかと思った89分の同点弾が、鹿島側の抗議で取り消されながらもロスタイムに追いつくというしびれる展開でしたからね。G大阪戦のケンゴラッソといい、清水戦の終盤の決勝弾といい、ここ最近のフロンターレが見せる勝負強さには、ただただ脱帽させられてしまいます。
 とはいえ、あのノーゴールの判定を受けたときも「いやいや、もう一度何かあるかもな」と記者席では不思議と冷静な自分がいたんですよね。なんとなくこのままでは終わらない雰囲気が感じられました。
 それは取り消された判定に執拗な抗議をせず、すぐに気持ちを切り替えて再開しようとしていたフロンターレの選手たちの光景が目に入っていたからかもしれません。ああいう風に、選手がピッチに集中できているときって、やはりいいプレーが起きやすいですからね、うん。そういう意味では、フロンターレサポーターの「応援の切り替え」も見事だったと思います。チーム全体で「次だ、次!」になっていたんだろうな。
 とかいいつつも、本当にコバユウが決めた瞬間は、隣で見ていたライター・江藤さんと、「うわわぁぁーーーー!!」と声を出してしまったんですけどね。あはは。ほんと興奮させられましたわ。
 まぁ、試合の詳細は明日発売のエルゴラ(※表紙だぜ!)に書いているので、ぜひ買って読んでくださいませ。
 んでその原稿を鹿島の某ホテルで書いていたわけですけど、前節清水戦のときもそうだったのですが、アウェイ遠征でホテルにこもって原稿を書く場合は、自宅とは違って試合映像の確認ができないので、ちょっとストレスがありますねー。試合数時間後では、ネットの動画にもあがっていないので、スポーツニュースのダイジェストを待って、それでもろもろの場面を映像で確認するしかないです。特に今回の試合はオフサイドでの取り消しなどもありましたから、細かい部分の確認もしたかったのですが、それがなかなかできず、もどかしくもありましたわ。アウェイ連戦で原稿を書いたので、ちょっとそんなことを思いました。
 翌日は、お昼までかかって原稿を書き上げてから、高速バスで東京へ。
5連戦がようやく終わって、バスの中でもホッと一息でした。選手のキツさにはかなりませんが、原稿を抱える僕も何気にタイトでしたわ。よく頑張ったわ、おれ。
 次は一週間後に日産スタでマリノス戦です。
神奈川ダービーでもあり、2位・3位の直接対決でもありますね。注目を集めそうです。
それでは。... 記事を読む

中村憲剛選手の隠れた好プレー。

ようやく勝ったぜ、日本平。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 
 もうほんと、「コバユウ様々」って感じでしたね。小林選手の得点自体は、コーナーキックの二次攻撃から生まれたものでした。こぼれ球を拾った山瀬選手がクロスを挙げて、それを菊地選手がヘディング折り返して、ワントラップした小林選手がヒールで「えぃっ!」って流しこんだ形です。これで6得点目。後半途中出場が多い選手なので、驚異的な得点力です。
試合については、今日のエルゴラでも見開きでバッチリ書いてます。取材後、静岡のホテルにカンヅメで原稿2本を書き上げました。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 ドタバタの試合展開についてのマッチコラムと、ようやくJリーグ復帰弾を決めた稲本選手のコラムです。稲本選手の移籍後初ゴールネタは、去年、待てど暮らせど書く機会が巡ってこなかったですからね。いやー、長かった。Jリーグでは01年以来、10年ぶりのゴールだそうです。最近、話題沸騰中のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)の寸評もぜひどうぞ。
 さてあの清水戦の決勝点を見ていて、すごく不思議に思ったことがあったんですよ。
それはあのコーナーキックを獲得する前のプレー。映像が見れる人はぜひ確認して欲しいのですが、田中裕介選手からのスローインに反応したのは中村選手でした。思い切り良く飛び出して、そこから高い位置での仕掛けによって獲得したのが、あのコーナーキックだったわけです。
 そもそもこの時間帯、フロンターレで10人となって相手に押し込まれていたわけで、勝ち点1でも悪くない状況でもありました。実際、この直前には高木選手のミドルシュートがバーを直撃するなど肝を冷やしています。そんな流れの直後に、あえてボランチの選手が中盤の持ち場を離れるリスクを背負って、攻撃に出て行った。その結果生まれたワンチャンスだったわけです。
・・・なんで中村選手はあんな勇気ある飛び出しができたのか。あの決断というのは、勝算というか、理屈ありきで下したプレーだったのか。それとも、いわゆる「ゴールが匂った」という本能的なプレーだったのか。すっごく気になるわけですよ。
 試合後のミックスゾーンで聞くつもりだったのですが、他の選手を取材しているときに中村選手が出てきてしまったので、残念ながらタイミングが合わなくて捕まえられず。そして昨日の練習後、ようやく聞くことができました。
 「あれは隠れた好プレーだったと思うんですよ」と中村選手に伝えると、「実は誰もそこに触れてくれなくて・・・」と笑顔。そしてあのときの判断については、こう語ってくれていました。
「今年は、チームとしてああいうチャレンジをしているので、自分が前に行っても誰かがカバーしてくれると思って出て行きました。それに誰かが大きな動きをしないと、チャンスも生まれないと思ってました」
 つまり、勇気を持って前に出て行くという、相馬監督になってからずっと取り組んでいた姿勢が生んだ、根拠あるプレーだったということです。普段の意識付けがあったから、身体が反応してあの飛び出しにつながった。もちろん、あの勝負どころを嗅ぎ分けることのできる中村憲剛という選手個人の優れた状況判断も加わってのものだったとも思いますけどね。
 うん、こういう風に選手に直接話を聞くことで、彼らの思考を垣間見ることができるし、自分のなかに抱えていた疑問が解消されると、すごくうれしくなりますわ。サッカーライターをしていてよかったなと実感するときですわ。ちなみにこのとき、「そこまでちゃんと見てくれているのは、いしかわさんだけですよ。ありがとうございます」と中村選手からお褒めの言葉までいただいてしまいました・・・ふふふ、恐縮です。
 
 さて明日・・というか、今日は鹿島で取材です。5連戦をいい形で締めくくれたらいいですな。... 記事を読む

今日のエルゴラ(1024号)

今日は盛りだくさんっすよ。まずは大宮戦のマッチレポート。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
カラーではないですけど、ビシッと見開きっす。大宮戦の紙面では、「合言葉はゼロ」、「新しい攻撃の輪郭」というタイトルでそれぞれコラムを2本書いております。フロンターレの選手採点は、全体的に少し高すぎたかな、とも思いましたが、鬼門で5-0で勝った試合ですから、いいかなと。
 今季はアウェイで勝ちがない。NACK5でも勝ったことがない。中村選手もいない・・とナイナイ尽くしだったわけですけど、終わってみれば5-0の大勝ですからね。今までアウェイで勝てなかったのは何だったんだ、みたいな。
 水曜ナイターだったため、週末のプレビューも掲載されてます。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
フロンターレ対広島がメイン扱いです。プレビューに加えて、選手コラムとして広島ユース出身でもある田坂選手にフォーカスを当てています。大宮戦の田坂選手の豪快なダイビングヘッドはすごかった・・・そういえば、今日の練習後、田坂選手にいろいろ話を聞いていたら、通りがかった中村選手が「クリンスマン!」と声をかけていきました。
うむ、確かにあれは、クリンスマンばりのダイビングヘッドだった!・・・・ただこれって、30代のサッカーファンじゃないと、すぐにはわからないネタだったりするのかな。
 関東近郊とはいえアウェイの平日ナイターゲームは、さすがにタイトです。というのも取材を終えて自宅に帰ってきたら、すでに日付が変わっていて、そこから試合映像をもう一度見直して、朝までに原稿を書きましたからね。マッチコラム2本だけではなく、採点寸評、コメント起こしの作業に加えて、週末のプレビューもメイン扱いで原稿が入ってくると、さすがにクタクタになります。
いやー、頑張ったわ俺。ある意味、大宮戦のマン・オブ・ザ・マッチだわ。
 一部で話題沸騰(?)だった井川選手の弓矢パフォーマンス。
試合後に話をうかがってみたら、案の定「えぇ、広島のをやつパクったりました(笑)」。「ただまわりと打ち合わせしてなかったんで、みんなから『何してんの?』て目で見られましたけどね。(次に対戦する)広島を打ったるで、ていう意味もこめてますよ」。
・・・・うん、まぁ最後のは、絶対こじつけだと思いますけど、相変わらずのコメント力でしたね。スカパーの試合中継では、残念ながらカメラが捉えてくれていなかったところが、イガちゃんらしいですけど(笑)。
ちなみにJ’s GOALでは写真が載っていました。
http://www.jsgoal.jp/photo/00078000/00078021.html
 
リアクションを取っていたのが、田坂くんだけでしたな。
今日の練習後、「さすが。チームメイトのボケをしっかり拾うねぇ」と田坂くんに伝えたら、「その件については、コメントしたくないですね」と笑ってました。あはは。
うん、パクリはよくないですよね。
それでは。
読んでくれて
ありがとうございます。
ごう
・・・・・この締め方、こーじのブログのパクリじゃねーかっ!!!山瀬選手、すみません。... 記事を読む

柴崎晃誠選手と渡邊大剛選手。

 今日も朝から麻生に。明日の大宮戦に向けた取材を行ってきました。
 練習後、柴崎晃誠選手にいろいろ話を聞きました。
試合に向けたポイントを聞いた後に、雑談がてら渡邊大剛選手のことについても少し。二人は長崎県・国見高校時代の同級生なんです。二人の代のときは、高校選手権で優勝2回、準優勝1回という輝かしい成績をおさめておりますからね。しかもこの二人って、地元・国見町出身者同士なんですよ。越境入学者がとても多い高校サッカーの名門では、わりとレアな部類ですよね。寮生活ではなく、実家から国見高に通っていたわけですから。
 いつぐらいからお互い知り合いなのかと思い聞いてみると、「実家が近所なので、小学生のときから知ってますよ(笑)」とのことでした。人口一万人たらずで、柴崎選手いわく「田舎」という町で生まれ育ち、高校サッカーで日本一になり、いまだに日本プロサッカーの舞台で活躍し続けている・・・なんかいいっすよねぇ。
なんだろうな。北海道根室市出身のいしかわごうからすれば、永尾くんとサッカーライター業界で競い合ってるようなもんですよ。
・・・って、そんなん言われても、このブログ読んでる人は、「いや、永尾くんって誰だよ?」って話ですけど。
まぁ、小学校時代の親友・永尾タカヤくんのことなんですけどね(いや、だからさ・・・)。
 そんなことはさておき、国見卒業後、柴崎選手は国士舘大学へ、渡邊大剛選手はJリーグ・京都サンガに行きました。
いまでこそ柴崎選手は、日本代表にまで上りつめましたが、大学時代はあまりうまくいってない時期もあったようで、高校卒業後、Jリーグで活躍している渡邊選手の姿をニュースで見て、「自分もプロに行っておけばよかったかも」と思い悩んだこともあったそうです。
 ちなみに、これまでプロになってからピッチでの対戦経験はあったのかというと、ヴェルディ時代、08年に京都で一度対戦しているそうです。明日の試合も局面ではマッチアップするかもしれないですからね。「楽しみですよ」と言っていました。密かに注目してみてはどうでしょうか。... 記事を読む

今日のエルゴラ。

 今日のエルゴラ・・・と言いたいところなのですが、新聞休刊日なので、エルゴラは火曜発売です。水曜日との合併号でもあるので、今週は火曜と金曜版の週2回発行です。ご注意を。試合のことはエルゴラにがっつり書いたので、そちらを買って読んでくださいということで。
 安藤選手の自慢の強肩が甲府戦でついに披露されましたね。
後半30分、ボールをキャッチすると、ダッシュしてから前線の味方めがけて「おりゃーーー」と大遠投。ボールはグングンと伸び、センターラインを超え、相手DFのジャンプも超え、ジュニーニョのもとに一気に届きました。
 記者席でもみな「すげぇーーー」となったのですが、惜しくもオフサイドの判定。一瞬、「?」と思いましたが、スローインとはいえ、キーパーからのパスなので、オフサイドは適応されるよな、と納得。ただ、キーパーのスローインがオフサイドになる場面なんて珍しいのも確かです。
 いやはや、たいしたロングスローでしたわ。
昔、シュマイケル(マンU)が投げてた映像を見て、「こいつ、半端ねぇな。さすが世界のトップは違う」と思っていたことを思い出したね。。まぁ、安藤選手は、試合後にジュニーニョから「遅い」とダメ出しされたそうですけど(笑)。
 ちなみに某チームメイトいわく、「すごく疲れるので、一試合に何度もできない」と本人が言ってるとか言ってないとか。きっと、ガッツを相当消耗する必殺技なんでしょうな(ゲーム「キャプテン翼」システムで説明してます)。
 そういえば、確かゲームボーイ版のキャプテン翼だったと思うけど、中西くんとかヘルナンデスくんが「カウンタースロー」って技を持っていたような。つまりゲームだったら、「出たー、安藤くんのカウンタースローだぁぁーーー」とか実況されてますね、・・・って、いくらなんでもマニアック過ぎますね、はい。失礼しました。
明後日はNACK5で大宮戦です。
大宮のマッチディにフロンターレ担当として記事を書かせてもらってますんで、よろしければ一読を。... 記事を読む

今日のエルゴラ(1022号)。

川崎フロンターレ対甲府のプレビューは、3分の2ページでした。写真は中村憲剛選手。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 マッチプレビューに加えて、中盤の組み合わせについて考察したコラムも書いてます。具体的には、中村選手がどの位置に置かれ、誰と組むのかにフォーカスしております。ここ数試合は中村選手と柴崎選手がボランチを組んでいたのですが、稲本選手と田坂選手が怪我から復帰したことで、ポジション争いが急激に激しくなっていますからね。見ているほうとしては、さまざまな組み合わせを期待してしまうわけです。
 ちなみに当の監督は現状をどう思っているのかと、昨日の練習後の囲み取材で、「うれしい悩みなのでは?」と聞いてみたのですが、「いろいろできたほうが、相手も嫌がるからね」と相馬監督も満更でもない様子でした。昨日の紅白戦の試していたことも原稿に盛り込みたかったのですが、夕方スタートだったので、締め切りの関係で断念。ちょっと心残りでしたけど、そこは試合原稿で生かせれば、よいかなと。
 なにより今は内容と結果に手ごたえが感じられますからね。公式戦ここ4試合で2勝2分、それも鹿島、セレッソ、ガンバ、広島といった難敵相手にこの成績なのは、チームとしてもいい自信になっているようです。
 甲府の予想スタメンを見ていたら、期限移籍中の養父選手の名前がありましたね。
実は養父選手が国士舘大学時代、ボランチを組んでいたのが柴崎選手なんですよね。去年のJ2でお互い対戦済みですが、そのときのことを柴崎選手にきくと、「ガツガツと、やりあいましたよ」とニヤリとしてました。
養父選手、等々力凱旋になるのでしょうか。... 記事を読む