「プロフェッショナル 仕事の流儀 脚本家・三谷幸喜」

今週の「プロフェッショナル 仕事の流儀」は脚本家の三谷幸喜さんでした。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 タイトルは「追い込まれなきゃ、おもしろくない」
 映画「ステキな金縛り」の撮影に密着していたドキュメントかと思いきや、全然違いましたねー。映画のことは冒頭でちょっと触れただけ。舞台「ベッジ・パードン」とドラマ「short cut」の現場に密着した内容でした。
「自分を追い込む自分を持つ」、「全ては制約から始まる」、「作り上げたものを、揺さぶれ」などのフレーズを通じて、三谷幸喜の物書きとしてのこだわりが見れて、実に面白かったです。
 前半は、夏目漱石を主人公にした舞台「ベッジ・パードン」の公開までの稽古風景でした。
「あて書き」していくタイプの脚本家ということもあり、初日の顔合わせでは、台本がまだ少ししかできておらず、しかも台本を渡した後に「覚えないでください」とジャブを放つ三谷幸喜。それを聞いた大泉洋が「覚えてはいけない? これはまやかしだー」と言って、場を和ませていてウケました。
 稽古中、何度も台本を直し、演技やセリフに微調整を加えていく場面では、三谷幸喜の「仕事の流儀」が垣間見れましたね。そうやって迎えた初日の舞台は、無事成功。
 しかしまるで納得していない様子で、こうつぶやく。
「問題点とかお客さんを入れて初めてわかることもいっぱいある。
明日、また台本を直さなくちゃならないなと思って、どんどんやっていくうちに千秋楽になる。
じゃあ千秋楽に開放感があるかというと、そうじゃなくて、もっとできたんじゃないか、みたいな感じで終わる。
本当なんか、残尿感の残る仕事ですよね、ずっと」

 そう言って台本を書き直す作業があるといって自宅に帰宅。宿題が見つかったので持ち帰っていくような姿はかっこよかったですね。
 あと「残尿感のある仕事」というフレーズは言い得て妙だなとも思いました。
こういう作業って、なんかサッカーの監督とちょっと似ていますよね。舞台はやり直しのきかない生モノですから、サッカーのチーム作りとも重なる部分があるかもしれません。サッカーの名監督は、どんなにいい試合をしても「満足したらそこで終わり」っていいますもんね。
 すごくインパクトのあるシーンもありました。
プライベートでは、女優の小林聡美と今年に離婚したわけですが、ある日の三谷幸喜が、町内会の班長として、近所の集金当番を任されていたんですよ。その状況をカメラに説明している傍らで、自宅からは引越し屋が前妻の荷物を運ぶ光景が・・・・それがシュールというか、笑えるというか、三谷幸喜も「こういうのも、いずれ何かに使えるかもしれませんが・・・」と話してましたが、ホント映画みたいなシーンでしたよ、あれは。
 後半は、WOWOW開局20周年のドラマ「short cut」の撮影に密着。
野外で90分ワンカメで撮るという大胆な撮影手法で臨んでいます。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 さまざまな制約のあるドラマなので、綿密なプロットが公開されてました。
初日の撮影は無事終了。しかしカメラマンに「破綻はしていないけど・・・」と言われて物足りなさを感じる三谷幸喜。その他、セリフが足りないといった条件に悩まされたことで、それを打ち破っていけるアイディアが生まれていく仕掛けや、それで生まれる俳優とも化学変化のプロセスが面白かったですね。
 こういうのは別にドラマに限った話ではないのかもしれません。どの分野の仕事でも、「予算がない」、「時間がない」、「人がいない」・・・とかく「~がない」と言ってしまいがちですから、こういう姿勢を持っている人が、きっとピンチをチャンスに変えていくんだろうな、と思いましたね。
 そしてクライマックスでは「プロフェッショナルとは?」の質問。
「僕の中では明らか。人の期待に応えるっていうこと。自分がやりたいものをやるんじゃなくて、人が自分にやって欲しいものをやる。それが僕の中でのプロフェッショナル」
 そしてドラマの撮影も終了。
「今日、終わったからといって特別な催しが僕の中であるわけではない。もしかしたら、スタッフはご飯を食べにいくのかもしれないけれど・・・僕は帰ります」
 このラストがしぶいですよね・・・なんかしびれました。
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アスリートの魂 川島永嗣「完璧の守りをめざして」

昨日のNHK「アスリートの魂」は川島永嗣選手でした。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
タイトルは「完璧の守りをめざして」。ベルギーでの挑戦に密着したドキュメントです。
 リールセの試合映像もたくさん流してくれました。
ダイジェストとはいえ、ベルギーでの川島選手のプレーはなかなか見れませんからね。じっくり見させてもらったのですが、そこにはひたすら相手の猛攻に晒される川島選手の姿が・・・そのときに「前半に浴びたシュートは19本」とサラッとナレーションされてたんですけど、いやいや、前半だけで19本って、いくらなんでも浴びすぎでしょ!?尋常じゃないですよ、この数字。
フロンターレもシュートが多いといわれてますが、「シュート、よう打ったなー」っていう試合でも前後半通じて、だいたい15本から20本ぐらいですから。リールセ、だてに去年最多失点を喫したチームではないですね・・・。
 そしてリールセでは大忙しだけど、日本代表だと、こないだのタジキスタン戦のように、ほとんどシュートが飛んでこないこともあるんだから、なんか大変ですよね。
 川島選手の日常生活も垣間見れました。
スーパーマーケットでは、英語とオランダ語を使いながら店員と小粋な会話で買い物を楽しむエイジさん。料理好きを公言していただけあって、自宅ではお米の水加減にこだわりを見せながら、薄切りを要求して買った肉を使って手馴れた様子で炒めていましたね。なんかそういう姿がなんか面白かった。
 語学はiPadを駆使して学んでいるようです。
そして語学の話では、今年就任したGKコーチから川島選手のコーチングのまずさが指摘されていました。
「GKは司令塔」であり、コーチングがしっかりしていれば防げた失点があったとのことで、そのGKコーチが昨年の失点シーンから二つほど抽出していたのですが、その場面がまた「これ、GKの責任?」って首をかしげてしまう失点で、正直なところ苦笑い。
 まずひとつめ。
DFラインの背後に蹴り込まれたボールに対して、味方DFが後ろから走りこまれた相手FWに奪われて1対1を決められてしまた失点シーンでした。GKコーチいわく、ここは「相手が後ろから来ているので、自分にバックパスしろ」という指示を川島選手が味方DFに出すべきだったとのこと・・・いや、その失点の責任の99パーセントは、パスが出た瞬間、相手を視野に入れていながら後ろからまんまと抜かれた味方DFの問題だと思いますが・・・。
 もうひとつは、PKを与えた場面。
スローインのボールでスルスルと中盤を抜け出した相手が、ペナルティエリア前に侵入。それを味方の選手がアプローチにいって引っ掛けてしまったわけですが、このときに「タックルに行くな!」というコーチングをしていなかったとGKコーチは指摘・・・いや、あの局面で「ディレイ」とコーチングするのは難しいでしょうし、言ったところで、もうDFも勢いが止まらないでしょう。
「どっちも、GKの責任が問われる類か?」とも思ったわけですが、きっと昨年はこういうシーンが数え切れないほどあったんでしょうな。川島選手、本当によく気持ち切らさないでゴールマウスに立ち続けていたのだなぁ・・・ある意味、感動してしまいましたよ。
 番組のクライマックスは、ホームゲームでの一戦。
1失点のビハインドを負いながらも、最後の最後まで勝利を姿勢を見せて奮闘し続ける川島選手の姿に起きる、地元サポーターからの「カワシマ!」コールが印象的でした。
 日本に帰国しているときは、フロンターレの練習にも顔を出し、イッカGKコーチの特訓に汗を流すこともある川島選手。また麻生グラウンドで会えたらいいな。
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情熱大陸・李忠成

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情熱大陸の2週連続サッカー日本代表特集。今回は、今年1月、アジアカップでの優勝ボレーシュートで一躍ヒーローに躍り出た、李忠成選手でした。
なのですが、内容の中心はフォワードのポジション争いで突如現れた新星・ハーフナー・マイクとの比較ばかりで、李忠成自身のことをあまり深く掘り下げていなかったのが、なんか残念でしたね。
3年前の北京五輪時代の密着映像もあったし、彼のルーツなどもサラッと触れる程度でした。そして結局、主題は再びハーフナー・マイクを意識させた構図。ザックジャパンの基本フォーメーションが[4-2-3-1]だから仕方がないのかもしれませんけど、GKとは違って、フォワードなんだから別にそこまで煽る必要もないと思うのですけどね・・・・今回は前田選手だっているわけでし。
 ドキュメントの終盤にも「ハーフナー選手と李選手、どっちがスゴイですか」と直球過ぎる質問。
「どっちがスゴイ・・・それは今の今は、わからないですね。今の今は自分が言う言葉でもないですね。それが人が評価すること。自分は、自分がスゴイというしかない。もしマイクのほうが100パーセント上だとしても、自分のほうがスゴイというしかない」
―――それがないと、日本代表のフォワード争いはできない?」
「いや、サッカー選手と言うより、男としてでしょう」
そしてCMが続いてエンディング。
な~んか消化不良でしたね。次回の長谷部誠選手に期待と言うことで。
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「ステキな隠し撮り~完全無欠のコンシェルジュ~」

録画していた「ステキな隠し撮り~完全無欠のコンシェルジュ~」見ました。
主人公の深津絵里が演じているのは、コンシェルジュ。その上司いわく、「コンシェルジュが決して言ってはならない三つの言葉は、『ダメです』『無理です』『できません』」だそうです。
 
深津絵里が、ホテルのスイートルームに宿泊しているお客たちの無理難題に振りまわされるコメディでした。「ステキな金縛り」の映画キャストが総出演し、映画とは全く違う役とストーリーを展開しています。
深津絵里のコミカルな演技が好きなんですが、それを惜しげもなく披露していました。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
これを堪能できただけでも見た価値がありました。ミュージカルの踊りっぷりに躍動感があり過ぎです。消臭力のCMを歌いだしたところは爆笑でしたねー。キュンキュンしましたわ。
映画のキャストが総出演。面白かったのは振り付け師の浅野忠信、カメラマンの山本耕一、料理研究家の竹内結子とのやりとりかなー。特に竹内結子は、料理したことのないのに料理研究家を名乗っていてウケました。
三谷幸喜も映画監督という役柄で出演してます。映画の感想や評判をやたら気にして、いいところや悪かったところもしつこく聞いていて、勝手に落ち込みまくったり、「普段からこんな人なのか・・・」と思わされますね。
コメディですけど、ラストでホロリとさせるあたりは、さすが三谷幸喜ってことで。
実はまだ「ステキな金縛り」を観ていなかったりします・・・いま取り掛かっているでかい原稿が終わったたら、見に行かねばな。
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個人的に、好きな深津絵里ドラマといえば、これ。
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これ見て、広告業界にあこがれてましたな。深津絵里の演技がいいです。
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「松本人志のコント MHK」感想。

昨日から始まった「松本人志のコント MHK」。
全5回予定の第1回でした。今回は、オンリー/オリエント特急殺人事件/メイの冒険の3本立てでした。ざっと感想なんぞを。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
・オンリー
初回ゲストの浜ちゃんが、浜田雅功役として登場。カップ麺のCM撮影後、ディレクター役の松ちゃんにオンリーの撮りでいろんなフレーズを言わされる。あんまり納得しない浜ちゃんと、延々と言わせようとする松ちゃんの掛け合いが中心。アドリブでやっていると思われる、二人のやりとりが最高。「カレー抱き枕」、「カレー抱きゴリラ」とか妙に耳に残るフレーズも出てくるのは相変わらずでした。
・・・というかね、松ちゃんと浜ちゃんがコントをしている光景が見れただけでたまらないですよ。ダウンタウンのコンビとしてのコントは、2001年の『ダウンタウンのものごっつええ感じスペシャル』以来10年ぶりだったそうです。
・メイの冒険。
NHKでよく放送している影絵を使ったパロディかな。英語の訳となる日本語で笑わせる感じ。「食べたらすぐもどす」という天丼がじわりじわりと効いてきますね。英語のナレーションは、チャド・マレーンでした。
よくよく考えたら、教科書に載っている英語って違和感あることが珍しくない。極端な話、「これはペンです」なんて日常生活で口にした経験まずないし・笑。
・オリエント特急殺人事件
松ちゃんが名古屋弁の探偵役になって特急電車で起きた事件を解決。「だがやー」と言いたかっただけじゃないか、これ・笑。容疑者としてあき竹城、六平直正、保坂尚希、パンツエッタ・ジローラモ、友近などが次々と登場しているけど、あえてそれを生かしていない。謎解きのシーンで、容疑者のアップが切り替わるカットに突然ゴリラが割り込んできた瞬間、ウケましたね。
よくミステリードラマで、配役を見て事件の犯人がわかってしまったということがありますが、これはそれを逆手にとった感じなのかな。
次回は12月放送だそうです。
松ちゃんのコント番組MHK、ちょっとこのビジュアルバムを思い出す感じでよかったです。
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去年のMHKとプロフェッショルの出演したときの発言のまとめ本。
松本人志 仕事の流儀(ヨシモトブックス)/著者不明

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ステキな隠し撮り&松本人志のコントMHK

 今日の夜は楽しみなテレビ番組が多いですね。
夜9時からフジテレビで「ステキな隠し撮り~完全無欠のコンシェルジュ~」
三谷幸喜作品で、深津絵里の主演ですが、現在公開している「ステキな金縛り」とまったく違う話。
こういうプロモーションの手法は、うまいですよね。映画の宣伝のために、いろんな番組や雑誌などの媒体に出演するだけじゃなくて、だったら番組自体を作ってしまって、結果的にはそれがすごくいい映画の宣伝になっているわけだから。こういった発想、好きです。
そして深津絵里が掲載されている雑誌を見かけると、つい買ってしまうおれ。もう、長年のファンなもんで・・・。
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深津絵理目当てで買ったのだけど、笑い飯のインタビューが思いのほか面白かった。
SWITCH Vol.29 No.11(2011年11月号) 特集:深津絵里/新井敏記

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 あともうひとつの楽しみが、今日からスタートする「松本人志のコント MHK」。
去年、一度、特番で放送されたわけですが、松ちゃんのコント番組が見れるというだけで、僕ら世代はテンションが高くなりましたから。今回からレギュラー化です。録画保存必須ですわ。
映画「さや侍」のDVD発売も今日だったんですな。
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なんか最近、テレビ見すぎかもしれん、おれ・笑。
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黒津選手の「進歩の1点」。

今日は、麻生グラウンドに。
 午前は、主力組がリカバリーでした。
明日から代表でタジキスタンと北朝鮮に向かうケンゴ選手にいろいろ意気込みを聞く。気をつけて行って来て欲しいと思いますね・・・いつも以上に。
 午後は、控え組が筑波大学との練習試合でした。試合は4-0で勝利。
筑波大といえば、監督が風間八宏氏。巧みなパスワークとドリブルで相手をはずしていこうとする、噂にたがわぬサッカースタイルでした。フロンターレの守備陣は、エリア前のところを個の勝負で持ち込んで食い止めていましたが、筑波のアタッキングサードまでのボールの運び方、崩し方がなかなか面白い。
 じっくり見ていて特徴を感じたのは、ボールの置き場所ですね。ボールホルダーがトラップしたときの置き場所、そしてサポートする角度とそのタイミングがいいし、パスの狙い所にも意図がありました。見ていて興味深かったです。
 
 フロンターレでいえば、負傷明けの横山選手が前半はボランチで、後半はセンターバックとして合計約60分出場していました。「やらないことには始まらないですからね。体が動かないなりにやっていかないと」と、徐々に手ごたえを感じているようです。
 後半途中からは黒津選手も30分出場。
一度抜け出してGKと1対1を作ったのですが、それは止められてしまい得点ならず。
その後、棗選手が獲得したPKを譲ってもらい、絶好のチャンス。しかしこれもゴールキーパーに止められてしまい、周囲はため息。
直後にはループシュートを放つも、なんとこれはポストに。
復帰後初得点はお預けかと思いきや・・・終了直前の決定機でうまく左足で流し込み、見事ゴール。観客席からは割れんばかりの拍手が起きていたのが、ちょっぴりほほえましかったです。
 帰り際、黒津選手に話かけると、「自作自演でしたね。結果オーライってことで」と笑ってました。
PKのことを聞いてみると、思いっきり打つのかコースを狙うかで迷った結果、コースを狙ったそうです。「ドンピシャで止められてしまいましたね。もっと駆け引きをすればよかった」と苦笑いしてました。
実は、今年の対外試合での初得点だったそうで「進歩の1点ですよ」とホッとした表情で話していました。
進歩の1点・・・いい言葉ですな。
風間さんの本はけっこう出てます。オススメはこのあたりで。
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等々力取材(大宮戦)。

 昨日は等々力取材。
木曜試合だったので、エルゴラは即上げでした。しかもマッチレポートとフロンターレ視点コラムの2本立て。
 試合は開始2分の失点を巻き返せず、0-1で敗戦。
こういう試合は評価というか、試合の捉え方が難しいですね。フロンターレ側からすれば、試合の主導権を取って攻め続けていたのに、ゴールだけが入らなかった試合とも言えなくもない。シュート20本で、コーナーキック14本ですから。あとはフィニュッシュの問題だけともいえた。
 でも大宮側からすれば、どうなのかと。
1点リードしているアドバンテージがあったので、主導権を譲って、最後のところだけ割らせないように守っていたようにも見えた。あれだけ攻められてもうまく逃げ切ったのですから、裏を返せば、してやったりの勝利なわけです。
・・・両者の立場を踏まえて、それをどうまとめるのか。
締め切りがタイトだっただけに、なかなか難しかったですね。最後はぬぉぉぉーって感じでした。どうまとめたかは、今日のエルゴラを読んでくださいってことで。
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