アメトーーク・KARA芸人

今回のアメトーークはKARA芸人。KARAを好き過ぎる芸人たち(平均年齢42歳)が、彼女たちをひたすら熱く語っていました。あまりにくだらなさ過ぎたんで、紹介します・笑。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
<オープニング>
(みんなの格好を見て)蛍原「なんでこの衣装になる必要あるの?」
ケンコバ「えっ?ならない必要があるんですか?」
宮迫「関根さん・・・」
関根「ザッケローニと同じ年です!!」
<5人のココが可愛い>
歌の振り付けやPVのお気に入りのところを紹介。KARAを好き過ぎるだけあって、すげぇ細かい。そしてこういうときのケンコバはやっぱり面白いなー。「メイクしてたら、途中で連れ去られるでんすよー。めっちゃ心配で!!」とか、要所要所でのトークの安定力が半端ない。
関根さんは「ニコルのケンケンパがいい」とか、相変わらず目の付け所がマニアック。
<メンバーのキャラ情報>
・ハラ・・・足がメッチャ速い。たぶん韓国の女子芸能人で一番速い。
・スンヨン・・・最強の童顔。最近すごい。後半まくってくるタイプ。モノマネ上手。
・ギュリ・・・リーダー。女神。
・ニコル・・・ニコニコニコル。アメリカ出身。食いしん坊。つるとんたん好き。
・ジヨン・・・末っ子キャラ。
いしかわごうはスンヨン好きです。でも、ニコルのつるとんたん好きキャラには惹かれるものがありました・笑。
<KARA好き過ぎあるある>
塚次「KARAのワードで録画していると、宝塚(TAKARAZUKA)まで録画されてしまう。ひどいにはKARATE(空手)選手権まで録画されている」
宮地「何気ない会話で『~から』と聞くとKARAが気になってしまう」そういう聞き間違いから派生して、しまいにはケンコバが「ジヨンが好きすぎて、ジョン・カビラさんまで好きになった」と悪ノリ。
あとKARAの解散騒動のとき、塚次が相方のドランク鈴木に「解散するみたいじゃん」とあまりにしつこく言われたので、「もしKARAが解散したら、俺らも解散じゃー!!」と言ったら、途端に鈴木がKARAを応援し出したらしい。ウケる。
<kARAに教えたい日本語>
・・・くだらなさ過ぎるので省略・笑。
最後はサプライズゲスト登場!
・・・本人たち?と思いきや、千手観音かずこのミスターの替え歌というオチ。
KARAの魅力がお茶の間に伝わった・・・・のかな?
<番組内で紹介された主な曲>
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本日の麻生取材。

 明日はアウェイの広島戦。
中二日の連戦に加えて前日移動もあるので、いつものようにサッカーバレー中心で調整。ミーティングも行わなかったので、9時スタートで10時過ぎには練習が終わっていました。
 
 広島戦といえば、やはりこの人には意気込みを聞きたい・・・ということで、広島ユース出身の田坂選手を取材。
古巣戦の場合、「意識しないようにします」と話す選手も少なくないのですが、田坂選手は違うんですよね。とりわけビッグアーチでの試合ということもあり、「あそこで試合をするのは特別。自分のルーツでもありますから」とも言ってました。
 まぁ、彼の場合は、広島ユース→青山学院大学→フロンターレというキャリアなので、トップチームの在籍経験がないことも関係しているのかもしれませんけどね。恩返し弾をよく決めている印象がありますが、実はビッグアーチではまだ無得点。16日の天皇杯大分戦でゴールしたこともあり、「ゴール狙ってます宣言」をしてくれましたよ。
 その天皇杯大分戦の田坂選手の得点は、今振り返っても実に美しいヘディングでした。
左サイドを突破したジュニーニョの鮮やかなセンタリング。「糸を引くような・・・」とはああいうクロスを言うと思うのですが、そのボールに右サイドで待ち構えていた田坂選手が、やさしく頭で合わせて逆サイドのゴールネットを綺麗に揺らしました。
 あれだけ滞空時間の長いセンタリングが来て、あれだけドフリーな状況だと、逆にいろんなことを考えてしまい、フィニッシュのプレーが難しくなってもおかしくないはず。そのへんの心理を聞いてみると、我が意を得たり、って感じで「考えましたよー。トラップしようかなとかいろいろ・・・」と話してくれました。
 でも本当に見事なヘディングでした。
「実はヘディング、うまいですよね」と褒めたら、「今年は3点取ってますからね。実は足よりも多い」と笑っていました。リーグ大宮戦でのダイビングヘッド、ナビスコ・マリノス戦、そして天皇杯大分戦。そういえば、こないだの神奈川大との練習試合でも、ヘディングで流し込んでましたっけ。そのうち、ヘディンガーとしての境地も開拓していったりして・・・。
 明日はテレビ観戦です。
自分はJクラブスタジアムは、J2も含めてだいたい行っている方だと自負しているのですが、J1だとなぜか広島のビッグアーチは一度も行ったことがないんですよね・・・今回も縁がなくて残念。とはいえ、週末はやること、やりたいことがたくさんあるので、それに励みますわ。
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映画「ステキな金縛り」を見た。

 昨日は「ステキな金縛り」を観て来ました。
あれだけ宣伝している映画なので、いまさらですが、西田敏行の演じる落武者幽霊と深津絵里の演じる三流弁護士による、いわゆる法廷モノの映画。まぁ、コメディですね。ガハハと笑いながら見れました。
 妻殺しの容疑で逮捕された夫の無実を落武者の幽霊に証明してもらうというのが、大きな設定。ここで「ありえねーだろう」という非現実的なウソを入れて、ほかは現実的な設定で固めることで、うまくリアリティを出してますね。設定が設定だけに、西田敏行のキャラクターのところで、もっとストーリーを引っ張っていく映画なのかなと思ったのですが、意外とそうでもなかった。ストーリー中盤以降は、二転三転しながら、思っても見ない方向でグググと盛り上がる感じも好きです。
 西田敏行と深津絵里の掛け合いの面白さ、テンポのよさは期待通り。
正直、ここが楽しみで見ようと思った映画でしたので、そこは満足です。検事の中井貴一、上司弁護士・阿部寛の主要キャラを筆頭に、ところどころ出てくる豪華ゲストもみなどこか味があっていいですね。ビックリしたのは、妻殺しの容疑で逮捕された夫を演じているのがKANさんだったこと。大ヒット曲「愛は勝つ」のミュージシャンといえばわかりますよね。北海道のSTVでアタックヤングという深夜ラジオを担当していて毎週聴いてました(ハガキも読まれたことある)。重要な役なのですけど、裁判でも西田敏行の演じる落武者幽霊の存在ばかりがマスコミに取り上げられるようになって「これ・・・僕の裁判ですよね?」と、さりげなくツッこんでました。
 会話やストーリーの端々にも、いろんな種類の笑いが入ってました。
個人的には冒頭の裁判で「あなたにはこれがバナナに見えるんですか?」、「いや、バナナじゃん」というやりとりがツボでしたね。これは古畑任三郎で明石家さんまが登場した「しゃべりすぎた男」のパロディなんでしょうね。こういうニヤリとしてしまう遊びもありでした。
楽しく観れました。
監督だもの 三谷幸喜の映画監督日記/著者不明

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等々力取材(天皇杯3回戦大分戦)

 昨日は、等々力で天皇杯3回戦を取材。
各地で波乱が起きた中、フロンターレはJ2の大分に4-0で大勝しました。
 久しぶりにスカッとする勝利を等々力で見れましたね。
というのも、ここ最近は、たとえ勝っても1点差ゲームがずっと続いていましたから。JFLのアルテ高崎に延長戦までもつれてしまう過去がありましたし、1点のリードなら何があるかわからないので最後まで気が抜けないもの・・・ホント、安心して試合終了のフエを迎えられましたわ。
ちなみに2点差以上で勝ったのなんていつ以来なんだろ?と調べてみたら、7月27日のナビスコカップ広島戦(3-1)までさかのぼらなくてはなりませんでした。さらに調べると2点差以上の公式戦勝利自体、ほかに第16節の広島戦、第15節の大宮戦、そして開幕の山形戦ぐらいなんですね・・・そうだったのね。
 試合のポイントは明日発売のエルゴラに書いたので、詳しくはそちらを読んでくださいということで。
ケガから約4ヶ月ぶりにスタメン復帰した横山選手が活躍したのは、うれしかったですね。柴崎選手とともに中盤でプレスをいなしながらボールを散らして、前に運ぶパス回しで、攻撃にいいアクセントを加えていました。ここのダブルボランチでゲームを作れたことは大きかったと思いますね。
 しかも自ら攻撃参加して2得点をアシスト!
1点目は左サイドを突破して中央へクロスし、小林選手がプッシュ。3点目のCKでは、こぼれたボールを絶妙な落としで楠神選手にお膳立てしました・・・あれ?そんなにアシストする選手でしたっけ?・笑。いやいや、さすがは”このままでは終わらない男・横山知伸”ですな。
 ちなみに3点目のときは、ゴールして喜びに走ろうとする楠神選手をうまく捕まえて投げ飛ばす、手洗い祝福をしていました。試合後に聞くと、「疲れてたんで、もう追いかけたくなかったんですよ・笑。悠が点を取ったときも、、むこうめっちゃ走り出したから、あっちまで行くのが大変だったんで」と笑ってました。どうやらあれは、自分のスタミナ温存のためだったみたいです。
 楠神選手の出来もよかったですね。
途中交代で入り、1得点1PKを獲得。スタメン落ちしている悔しさもあったのでしょう。試合後に聞くと、「自分自身、得点に絡まないといけないと思っていました」と、その胸のうちを明かしてました。最近の練習試合でも、二列目からスルリと裏に抜ける飛び出しをすごく意識していて、その動きがこの試合でもPK獲得につながりました。ただPKは蹴らずに矢島選手に譲っているんですよね。「すでに点を取れていたのでいいかなと思って」と苦笑い・・・そこは遠慮しちゃうのね。
 取材に来ていたメディアはすごく少なかったですが、いい試合を見れました。
天皇杯4回戦の相手は、J2の湘南。ありがたいことに会場は等々力です。この勢いで元旦まで勝ち進んで欲しいですな。
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大分トリニータの田坂監督。

 今日は天皇杯3回戦が開催されます。
フロンターレは、等々力でJ2の大分トリニータと対戦。試合でのポイントは、昨日発売のエルゴラに書いておきましたんでよろしく。
 それ以外のところでも・・・大分とは今季初対戦なので、いろいろ調べていたのですが、やはり注目は今季から就任した田坂和昭監督ですね。実は相馬監督と同い年。聞いてみると「小さい頃から知ってますよ」とのことでした。監督対決について何か意識するところがあるのか探ってみましたが、案の定、「試合をするのは、選手なんで」とはぐらかされましたけどね。
 田坂監督といえば、清水で長年コーチをしていた方でもあります。
清水に在籍経験のある矢島選手は「厳しい人でしたけど、言っていることは理解しやすかったですね」と評していました。あと「キビキビしないと怒られますね」とも・・・どうやら、わりと怒られていたクチだったようです。あはは。
 そして田坂監督って広島県出身なんですね。
奇しくも、フロンターレの田坂祐介選手も広島出身。「広島県には田坂という名字が多いのか?」と気になったので、田坂選手に聞いてみると、「いや、高校に入るまでまわりに田坂という名字に出会ったことがなかったぐらいですよ」とのこと。「だから有名人も、この田坂(和昭)さんと、あと地方のアナウンサーさんでいるぐらいです」と胸を張って(?)いました。
 さて試合はどうなるか。
フロンターレって、天皇杯でやたら延長戦までもつれてしまっている印象があります。今年の高崎戦はもちろん、去年は山形と横浜FC戦がそうでしたし、2年前の仙台戦・・・やっぱり延長戦が多すぎだよ!
まぁ、なんにせよ、勝ってくれればいいんですけどね。
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北朝鮮戦の雑感。

 北朝鮮に0-1で敗戦。
無得点というと「決定力不足」が叫ばれますが、決定力不足ではなくて、決定機自体を作れなくて負けた試合だったと思ってます。試合を冷静に試合を振り返ってみます。
 布陣はいつもの[4-2-3-1]。ただスタメンはタジキスタン戦から半分近く入れ替え。GK西川周作 DF伊野波雅彦、駒野友一 、栗原勇蔵、今野泰幸 、MF 細貝萌 中村憲剛 、長谷部誠(cap) 、FW 岡崎慎司 、清武弘嗣 、前田遼一 。
 攻撃面での原因としては、ワントップの前田選手が機能しなかった印象です。
彼のところでボールがうまく収まらなかった。もともと前田選手はロングボールを前線で身体を張ってキープできるタイプではないので、あれだけフィジカルを前面に押し出して守る北朝鮮相手に、その仕事を求め続けるのは酷。でも中盤に下がって引き出すタイミングはうまいし、左右に流れて起点になるのもうまい。そうやって動きをつけながらキープしてアクセントをつけられるのが、前田選手のよさ。ただこの試合ではそれもできずに潰され続けた。
 その原因は前田選手だけの問題というよりも、チームとしてパスに工夫を出せなかったからだと思っています。特にその供給源となるダブルボランチの長谷部選手と細貝選手、そしてトップ下の中村選手には、立ち上がりから厳しくプレッシャーがきていたため、なかなか自由にボールがもてず、前田選手にもいいタイミングでパスが入れられなかった。
 そこで感じたのが遠藤選手の不在。
彼がいると、味方が一回パスを受けてからボランチに戻して、そして動き直してショートパスを受け直したりという微調整が、中盤でできるんですよね。そうやって何気ないパス交換で相手の守備をズラしながら、チームとしていいタイミングでの縦パスが入るから、トップ下のケンゴ選手も受けてから前を向きやすいし、それが攻撃のいい展開につながっていく。この試合では、遠藤選手のポジションに入っていた細貝選手が、不自然なほど相手に削られていたこともあって、リズムも生み出せなかった。
 ただここで見かねたザックがすぐ動いた判断はよかったと思います。
前半25分過ぎ、トップ下のケンゴ選手が、中盤の底に下がったトリプルボランチの[4-3-3]に変更。ケンゴ選手が、中盤の底でボールを持って前を向き、低い位置で裁きながら攻撃の組み立てをし始めました。これで少しリズムを掴んだ感じはありましたね。ザックのこのへんの臨機応変の決断は決して悪くなかった。
 一方の北朝鮮は、多少ラフなロングボールであっても、チョン・テセ選手がフィジカルを生かしてキープして、そこからタメを作って攻撃の起点を作っていました。なのに、北朝鮮の監督はなぜか前半30分過ぎにテセ選手を下げる、謎の采配。
 ただこの監督は、スタメンを前半途中でいじるというのは、わりとやる交代らしいです。しかもこれが機能する。代わりに入った7番は、テセ選手とは違い、小柄な俊足タイプなのですが、ロングボールを前線で競り合う屈強な10番の近くを衛星のように動き回り、日本守備陣をかき回していく。途中から入ってきたこともあり、DF陣も捕まえにくそうしていました。
 実際、左サイドを崩され、40分、41分と右サイドのクロスに7番に飛び込まれ、あわやの決定機を作られています。44分にも同じように右からのクロスでピンチを招く。特にフリーでクロスをあげていた右SBの20番の対応が曖昧になってました。この20番のあがりは、たぶん岡崎選手が下がってケアする役割だと思うのですが、前半終了間際だとさすがに疲れていて戻り切れないときもありますし、さらに左ボランチの細貝選手がスライドできていなかったんですよね。結局、左SBの伊野波選手がボールに出て行かざるをえなくて、それで開いたスペースにクロスを挙げられました。それでもなんとかしのいで0-0で前半終了。
 後半、現状をどう修正するかは後半の見所だったのですが、開始5分、ロングボールの競り負けから失点。その以後はあまり語ることはないです。内田選手を入れて[3-4-3]にシステム変更して巻き返しをはかるも、攻撃に推進力が出てこない。終盤には、相手が退場し、ハーフナー選手、李選手も相手の脅威とはならず、うまく逃げ切られて敗戦。
 代表戦で負けていい試合なんてひとつもないですし、あの北朝鮮のアウェイで負けるなんてテレビの前でも悔しくてたまりませんでしたが、すでに3次予選突破が決まっていたことを思えば、ケガ人も出なかったようですし、まだマシな敗戦です・・・でもやっぱり悔しいですけどね。
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プロフェッショナル 仕事の流儀 本田圭佑

ここ最近の日本代表のドキュメント番組ラッシュ。
昨日は「プロフェッショナル 仕事の流儀」に本田圭佑選手が登場しました。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
タイトルは「這い上がれ 世界の頂へ」
復活の舞台裏に密着とのことだったので、ひょっとして怪我(右ひざ半月版損傷)をしてから取材を始めたのかなと思っていたんですよ。でも取材自体は、ケガをする前の8月、札幌で日韓戦の行われた前後から始まっていました。
 少し勘繰ると、番組としては11月のワールドカップ3次予選のこのタイミングにオンエアすることが決まっていて、あらかじめ3ヶ月間の密着取材だったと。ただその間に本田選手に大きなケガがあったので、撮影途中でメインテーマも軌道修正させていったんでしょうな。
番組の構成も、前半の部分はロシアでのプレーぶりやそのメンタルを中心に紹介しています。
 例えば、日ごろのトレーニングでも周囲から際立っている意識の高さ。たとえクールダウンのランニングでも、味方と談笑したりしてリラックスするのではなく、常に先頭を走り、ときにはチームメートを周回遅れにするほど徹底。その理由も明かしてます。
「当然ゴールはここ(ロシアリーグ)じゃないし、ここで終わってはいけないと思っている。でもここで合わせてるといけないっていう自分がいて、ここにいることが当たり前って思ったらダメっていう時間でもある だから、わざとこいつらと走ったらあかんと思ってはいるんですよね」
そして本田選手といえば、やはりそのメンタルの強さ。そこから来るビッグマウスも有名ですが、その理由も明かしています。
「好きなんですよ。大きいことを言ったら、最初は笑われるでしょ? それで見返したときの周りの反応が好きなんです。たぶん本能でそれが楽しい。自分が真顔で答えているほうがおもろい生き方やなって思うんです」
 自分にプレッシャーをかけて、自分を追い込み、そして跳ね返していくタイプなんですな。
そんな本田選手の挫折といえば、名古屋から移籍したオランダのVVVで経験した2部降格。
しかし2部リーグでは、ゴールだけにとことんこだわり、年間16ゴールを上げてMPVを獲得して注目を浴びています。番組内では「俺ならできる。俺ならできる」と呪文のように言い聞かせていたことも語っていますが、その点を取るプレースタイルにどうやって自分自身を「矯正」していったかを、本田圭佑が語っているインタビュー記事を読んだことがあります。
「まず自分の過去を全部否定したんです。いままでのプライドを含め、全てを変えようとした。名古屋グランパスや星稜高校には失礼やけど、過去を全部間違っていたものとした。意味がなかったことにした。とりあえずゼロから始めようとした。
 で、どうするんやと考えたとき、点を取りに行くスタイルを確立することを思いついた。そのためには、メンタルを改造する必要がある。綺麗事じゃダメだと頭を洗脳することから始めた。でもやっぱり今までのプライドとかポリシーが邪魔をする。とりあえず、そんなのいいからと、自分が間違っていたことにした。
 では点を取るためにはどうすればいいのか。前に走らないといけない。基本ですよね。超基本。ボールを出したら、すぐに前にダッシュした」

 こういうことをひたすら毎日自分の心に言い聞かせて、トレーニングし続けていたそうです。そのプロになるまでの成功体験を含めて「過去を全否定する」という覚悟に驚いたのを覚えています。
 番組の後半は、モスクワダービーで負傷した右ひざ半月版損傷からのリハビリの様子です。
アスリートにとって「負ってしまったケガとどう向き合うか」は重要な分岐点だと思います。本田選手なりの答えが、またらしかったですね。
「ケガして思ったのは・・・・僕、チャンスやなと」
・・・なんで?
「遠い試合に向けて自分を作り直せる。今まで、こういうケガをしたことがなかったから、チャンスだと思っている」
 なるほど。
「チャンスはピンチの顔をしてやってくる」とも言いますけど、彼にとっては今はそういうチャンスなのですね。
「人生ってサッカーもそうだけど、谷がないと山の喜びって感じられなくないですか?喜びに慣れてしまうと、喜びを喜びとして感じられなくなるんじゃないかな。誰しも山を狙った結果谷へ行ってしまう。でも這い上がろう這い上がろうとして、そこに新しい発見があり喜びがある」
そして最後は、この質問。
―――プロフェッショナルとは?
「自分らしく生き続けることがプロフェッショナルなのか分と向き合って、自分と格闘して、自問自答して、自分らしく生き続けることが、自分に与えられた使命」
本田選手が世界一のサッカー選手になれるかどうかなんて、誰にもわかりません。
でも、世界一のサッカー選手を目指すこととはどういうものなのか。
実際にそこに向かって行動している男が発する刺激的な言葉を、たくさん聞けました。
復活が楽しみですね。
本田選手の思考法がわかる濃いインタビューが載っています。
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情熱大陸・長谷部誠。

「情熱大陸」の2週連続サッカー日本代表特集。先週の李忠成選手に続いて、今回は日本代表のキャプテン・長谷部誠選手でした。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 長谷部選手の魅力が伝わる、いい内容でしたね。
「選手として突出したテクニックはない」と自身を評価する彼が、なぜドイツ一部リーグで活躍できるのか。ピッチ内での振る舞い、ピッチ外での過ごし方から、「凡人のキャプテンシー」に迫っていました。番組の紹介と感想でも。
 練習では、外国人の体格差のハンデを工夫しながらトレーニングに励み、練習後はファンサービスをテキパキとこなし、チームメートを食事に誘ってコミュニケーション。そして3LDKの自宅でくつろいでいる姿を紹介していました。
本邦初公開という秘密の長谷部ノートも公開。
 
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
・トレーニングノート・・・・日ごろのトレーニングを書いておく。イラストや図もふんだんに盛り込んでいる。
・監督ノート・・・引退したら、サッカーの監督をやりたいという目標があるため、その準備として2年前から開始。自分が出会った監督が、チームをどうマネジメントしているのかを記録。他の選手に聞いた他の監督の練習方法や本屋テレビで見たサッカー以外のスポーツの練習方法も記録。自分の価値観を一番強く揺さぶったのは、マガト監督だそうです。
・読書ノート・・・読者していて印象に残った思った文、好きなフレーズを記録。自分が何を感じ、何を考えたかも一緒に書いている。
「(監督ノートとトレーニングノートは)たぶん何十年後かに読み返すノートですね」
――なぜそこまでやる?
「臆病なんじゃないですか。そういうディテールにこだわってやっておこないと自分が納得しない。強くない人間なので、コツコツやらないと」
ちなみにこのノートの存在は、今年発売した著書「心を整える。」にも触れています。
休日は、近所のカフェにいき朝食。
最近始めたという日ごろの行動表をチェックス。朝食をiphoneで撮り、栄養士に写真を送りって管理してもらっているそうです。そこまでの徹底した自己管理を行う理由について。
「普段の生活とかそういうものが自分の芯になるところ。自分が変わればサッカーも変わっていくと思ってやっている」
後半は、日本代表のチームメート(川島選手、内田選手、吉田選手)との食事会。そこで明かされる長谷部誠のこと。
川島「彼女いたら毎日連絡する?」
長谷部「する。メールも電話も毎日する。しないほうがおかしいだろ?」
一同「・・・シーン」
川島「日本代表のキャプテンは落ち着いている人、というイメージがある」
吉田「でも長谷部さんは、後輩からもいじられている。おれはいじってないですよ」
内田「優しさのなかに厳しさがある」
そして最後に、長谷部誠自らがキャプテン像を語っていました。

「日本代表のキャプテンと言うと、しっかりしていて、完璧な人というイメージがあった。自分はそれはなれないなって。それにチームメートはみんな自立した選手ばかりなので、自分は特に何もしなくてもいいな、と思ってた。
それよりも、一歩引いてチームを客観的に見て、チームが緩んでいるなって思ったときは少し声をかけたり、他の選手と話してみるっていう、チームを調整する、調律する役割が自分にあっている。
グイグイ引っ張っていくタイプではないので。今までの日本代表のキャプテンはみんなすばらしいけど、自分は自分らしくやっていけばいいのかな」

 ほー、なるほど。
そういうタイプのキャプテンなのね。周りを強烈に引っ張るというよりも、全体を見てその潤滑油になる。こういうタイプなのね。もしかしたら、なかなか表立って評価されにくいのかもしれませんが、その重要性をわかっている人にはとことん重宝されるタイプですよね。なるほどね。
こんな感じで「長谷部誠を構成しているもの」がよくわかる内容でした。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
放送後、思わず本棚にあった「心を整える。」を引っ張り出して、また読み始めてしまいましたよ・笑。いわずと知れた今年のベストセラーですが、Jリーガーでも詠んでいる人は多いと思います。フロンターレの選手に聞いても、読んでいた選手は本当に多かったです。オススメです。
心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣/長谷部誠

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今年1月にカタールで行われたアジアカップ。チームがつまずいた序盤、長谷部主将がチームを引き締めたことが、その後の躍進、そして優勝にもつながったと言われていますね。
そして長谷部選手が「心を整える。」の中でオススメしていた本。
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