プロフェッショナル 仕事の流儀 本田圭佑


ここ最近の日本代表のドキュメント番組ラッシュ。
昨日は「プロフェッショナル 仕事の流儀」に本田圭佑選手が登場しました。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
タイトルは「這い上がれ 世界の頂へ」
復活の舞台裏に密着とのことだったので、ひょっとして怪我(右ひざ半月版損傷)をしてから取材を始めたのかなと思っていたんですよ。でも取材自体は、ケガをする前の8月、札幌で日韓戦の行われた前後から始まっていました。
 少し勘繰ると、番組としては11月のワールドカップ3次予選のこのタイミングにオンエアすることが決まっていて、あらかじめ3ヶ月間の密着取材だったと。ただその間に本田選手に大きなケガがあったので、撮影途中でメインテーマも軌道修正させていったんでしょうな。
番組の構成も、前半の部分はロシアでのプレーぶりやそのメンタルを中心に紹介しています。
 例えば、日ごろのトレーニングでも周囲から際立っている意識の高さ。たとえクールダウンのランニングでも、味方と談笑したりしてリラックスするのではなく、常に先頭を走り、ときにはチームメートを周回遅れにするほど徹底。その理由も明かしてます。
「当然ゴールはここ(ロシアリーグ)じゃないし、ここで終わってはいけないと思っている。でもここで合わせてるといけないっていう自分がいて、ここにいることが当たり前って思ったらダメっていう時間でもある だから、わざとこいつらと走ったらあかんと思ってはいるんですよね」
そして本田選手といえば、やはりそのメンタルの強さ。そこから来るビッグマウスも有名ですが、その理由も明かしています。
「好きなんですよ。大きいことを言ったら、最初は笑われるでしょ? それで見返したときの周りの反応が好きなんです。たぶん本能でそれが楽しい。自分が真顔で答えているほうがおもろい生き方やなって思うんです」
 自分にプレッシャーをかけて、自分を追い込み、そして跳ね返していくタイプなんですな。
そんな本田選手の挫折といえば、名古屋から移籍したオランダのVVVで経験した2部降格。
しかし2部リーグでは、ゴールだけにとことんこだわり、年間16ゴールを上げてMPVを獲得して注目を浴びています。番組内では「俺ならできる。俺ならできる」と呪文のように言い聞かせていたことも語っていますが、その点を取るプレースタイルにどうやって自分自身を「矯正」していったかを、本田圭佑が語っているインタビュー記事を読んだことがあります。
「まず自分の過去を全部否定したんです。いままでのプライドを含め、全てを変えようとした。名古屋グランパスや星稜高校には失礼やけど、過去を全部間違っていたものとした。意味がなかったことにした。とりあえずゼロから始めようとした。
 で、どうするんやと考えたとき、点を取りに行くスタイルを確立することを思いついた。そのためには、メンタルを改造する必要がある。綺麗事じゃダメだと頭を洗脳することから始めた。でもやっぱり今までのプライドとかポリシーが邪魔をする。とりあえず、そんなのいいからと、自分が間違っていたことにした。
 では点を取るためにはどうすればいいのか。前に走らないといけない。基本ですよね。超基本。ボールを出したら、すぐに前にダッシュした」

 こういうことをひたすら毎日自分の心に言い聞かせて、トレーニングし続けていたそうです。そのプロになるまでの成功体験を含めて「過去を全否定する」という覚悟に驚いたのを覚えています。
 番組の後半は、モスクワダービーで負傷した右ひざ半月版損傷からのリハビリの様子です。
アスリートにとって「負ってしまったケガとどう向き合うか」は重要な分岐点だと思います。本田選手なりの答えが、またらしかったですね。
「ケガして思ったのは・・・・僕、チャンスやなと」
・・・なんで?
「遠い試合に向けて自分を作り直せる。今まで、こういうケガをしたことがなかったから、チャンスだと思っている」
 なるほど。
「チャンスはピンチの顔をしてやってくる」とも言いますけど、彼にとっては今はそういうチャンスなのですね。
「人生ってサッカーもそうだけど、谷がないと山の喜びって感じられなくないですか?喜びに慣れてしまうと、喜びを喜びとして感じられなくなるんじゃないかな。誰しも山を狙った結果谷へ行ってしまう。でも這い上がろう這い上がろうとして、そこに新しい発見があり喜びがある」
そして最後は、この質問。
―――プロフェッショナルとは?
「自分らしく生き続けることがプロフェッショナルなのか分と向き合って、自分と格闘して、自問自答して、自分らしく生き続けることが、自分に与えられた使命」
本田選手が世界一のサッカー選手になれるかどうかなんて、誰にもわかりません。
でも、世界一のサッカー選手を目指すこととはどういうものなのか。
実際にそこに向かって行動している男が発する刺激的な言葉を、たくさん聞けました。
復活が楽しみですね。
本田選手の思考法がわかる濃いインタビューが載っています。
Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2011年 …/著者不明

¥550
Amazon.co.jp
目標を実現してきた本田選手が、どのように育てられてきたのかわかる本。
実現の条件 本田圭佑のルーツとは/本郷 陽一

¥1,500
Amazon.co.jp
来年度の本田圭佑カレンダー。
本田圭佑 [2012年 カレンダー]/トライエックス

¥1,890
Amazon.co.jp
言わずと知れた南アフリカワールドカップでの活躍を収録。
2010 FIFA ワールドカップ 南アフリカ オフィシャルDVD 日本代表 熱き戦いの記録/本田圭佑,長谷部誠,阿部勇樹

¥3,150
Amazon.co.jp
アジアカップでの活躍。大事な場面でど真ん中に蹴ったPKが印象的。
日本代表激闘録 AFCアジアカップ カタール2011 [DVD]/出演者不明

¥3,990
Amazon.co.jp

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>