今日のエルゴラ(小林悠&&中村憲剛インタビュー)。

お待たせしました。
今日のエルゴラには、見開きで小林悠選手のインタビューです。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
現在7得点。そのうち5点が後半からの出場で決めています。途中交代で出てきて劇的なゴールを決めているので、普通のサッカーファンからすれば、「また小林悠かよ!コイツは何者なんだ!?」と思うはずです。
 その声に応えるべく、あまり知られていない大学時代のこともじっくり振り返ってもらってます。高校時代はトップ下の選手だった彼がFWにコンバートしたきっかけや、3年次に特別指定選手としてプレーした水戸ホーリーホックのこと、そして前十時じん帯断裂の大怪我を負った4年次のリハビリ生活などなど・・・・FW・小林悠のルーツが垣間見れる内容になっております。フロンターレサポーター以外のサッカーファンにも読んでもらえると、うれしいですね。
 もちろん、過去だけではなくいまの自分についても、たっぷり語っています。ジュニーニョとの知られざるエピソードあたりは、今後の彼を見ていく上で、ぜひ読んで欲しいところです。6月1日の行ったインタビューが、紙面の都合もあって7月掲載になってしまったのですが、十分に読み応えあると思いますぜ。
 実は今日のエルゴラには、さらにもう1本(・・・ってテレビショッピングか!)、先日行った中村憲剛選手のインタビューも載っています。5月のガンバ大阪戦で見せた劇的なロスタイムフリーキック弾が、スカパー!の月間ベストゴールに選出されたので、その受賞インタビューです。後世に語り継がれるであろうケンゴラッソについて語ってくれています。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 ゴールシーンの解説なので、実際の動画を一回見てから振り返ってもらおうと思い、インタビューのときは自分のiphoneとipadを活用してみました。便利やなー。文明のチカラやなー。時代とともに自分のインタビュースタイルも少しずつ変化しておりますわ。
 なおインタビュー前にケンゴ選手に「もう100回ぐらいは見ましたよね?」と聞いたら、「落ち込んだときとか見るようにしている・笑」とか冗談なのかどうなのかよくわからない返答を受けました(笑)。
 あとは紙面には日曜ナイターだった神奈川ダービーも少しだけ載ってます。
負け試合のコラムですが、「それでも読みたいな」と思われるような原稿を書いていけるように頑張らねば。... 記事を読む

今日から7月。

 昨日は中村憲剛選手にインタビューをしました。五月のガンバ大阪戦で見せた劇的なロスタイムフリーキック弾が、スカパー!の五月月間ベストゴールに選出されたので、その受賞インタビューです。
ガッツポーズし過ぎた右腕が翌日筋肉痛になっていたりと、あの後世まで語り継がれるであろう「ケンゴラッソ」の後日談をたくさん聞かせてもらいました。リラックスした雰囲気でしたし、楽しくインタビューできました。近日中のエルゴラに載る予定なので、どうぞお楽しみに。
そして今日のエルゴラは、神奈川ダービー特集です。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
フロンターレからは山瀬功治選手、田中裕介選手にたっぷりと意気込みをうかがってます。マリノスの栗原選手、谷口選手の強いフロンターレ意識とのコントラストがハッキリ出ていて、なかなか興味深いです。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
これは3ヶ月前半前に予定されていた第2節のエルゴラプレビュー。これを持っている方は、今回のと紙面を比較してみると、いろいろと面白いかもしれませんぞ。... 記事を読む

ベストバウト。

テレビをつけたら、さいたまテレビでアニメ「はじめの一歩」が流れていた。
鷹村守VSブライアン・ホーク戦の試合前の過酷な減量ストーリでした。ついつい見入ってしまい、結局、自宅のひかりTVで続きも一気に見てしまいました。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 いや、この対戦はやっぱり熱いね。
鷹村が初の世界戦で挑んだ相手は、最低最悪の世界王者・ブライアン・ホーク。凶悪な性格に加えて、また憎らしいほど強い。ノーガードで上体をそらして相手のパンチをかわしながら、打ち込んでくる。「分類できん!・・・下から殴られた!?」と、その非常識ボクシングスタイルに驚愕する鴨川会長。
最初は、オーソドックスなスタイルで応戦するも歯が立たない鷹村。本来の持ち味であるインファイトな超攻撃的スタイルに切り替えて打ち合いを挑むがそれでも分が悪く、無敵を誇る鷹村がKO寸前まで追い込まれる展開、そしてそこからの逆転劇・・・燃えるね。
鷹村守VSブライアン・ホークは、個人的なベストバウトですわ。
試合前、鴨川会長が言う「努力した者が全て報われるとは限らん。 しかし、 成功した者は皆すべからく努力しておる!!」も名言だな。... 記事を読む

今日のエルゴラ(1028号)。

今日のエルゴラです。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
予告通り、表紙からの~見開きをいただきました。タイトルは「奇跡の必然」。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 僕が担当した原稿は2本。
試合展開については、川崎F視点で振り返ったコラムを一本。そしてバユウこと小林悠選手のコラムもあります。コバユウコラムでは、同点劇の影にはある選手の言葉があったことを触れております。MOMは、キャプテンマークを巻いて奮闘したあの人です。土曜日の興奮を余すところなく伝えておりますので、ぜひどうぞ。
 そうだ。
長らくお待たせしている小林悠選手のエルゴラインタビュー掲載日が決まりました。
来週の水曜日(7月6日)です。インタビュー実施日から掲載までかなり時間が空いてしまったので、その間の彼の活躍ぶりについて触れた特別コラムも掲載します。話題のコバユウを見開きでどどんと紹介しますので、どうぞお楽しみに。... 記事を読む

今日のエルゴラ(1024号)

今日は盛りだくさんっすよ。まずは大宮戦のマッチレポート。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
カラーではないですけど、ビシッと見開きっす。大宮戦の紙面では、「合言葉はゼロ」、「新しい攻撃の輪郭」というタイトルでそれぞれコラムを2本書いております。フロンターレの選手採点は、全体的に少し高すぎたかな、とも思いましたが、鬼門で5-0で勝った試合ですから、いいかなと。
 今季はアウェイで勝ちがない。NACK5でも勝ったことがない。中村選手もいない・・とナイナイ尽くしだったわけですけど、終わってみれば5-0の大勝ですからね。今までアウェイで勝てなかったのは何だったんだ、みたいな。
 水曜ナイターだったため、週末のプレビューも掲載されてます。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
フロンターレ対広島がメイン扱いです。プレビューに加えて、選手コラムとして広島ユース出身でもある田坂選手にフォーカスを当てています。大宮戦の田坂選手の豪快なダイビングヘッドはすごかった・・・そういえば、今日の練習後、田坂選手にいろいろ話を聞いていたら、通りがかった中村選手が「クリンスマン!」と声をかけていきました。
うむ、確かにあれは、クリンスマンばりのダイビングヘッドだった!・・・・ただこれって、30代のサッカーファンじゃないと、すぐにはわからないネタだったりするのかな。
 関東近郊とはいえアウェイの平日ナイターゲームは、さすがにタイトです。というのも取材を終えて自宅に帰ってきたら、すでに日付が変わっていて、そこから試合映像をもう一度見直して、朝までに原稿を書きましたからね。マッチコラム2本だけではなく、採点寸評、コメント起こしの作業に加えて、週末のプレビューもメイン扱いで原稿が入ってくると、さすがにクタクタになります。
いやー、頑張ったわ俺。ある意味、大宮戦のマン・オブ・ザ・マッチだわ。
 一部で話題沸騰(?)だった井川選手の弓矢パフォーマンス。
試合後に話をうかがってみたら、案の定「えぇ、広島のをやつパクったりました(笑)」。「ただまわりと打ち合わせしてなかったんで、みんなから『何してんの?』て目で見られましたけどね。(次に対戦する)広島を打ったるで、ていう意味もこめてますよ」。
・・・・うん、まぁ最後のは、絶対こじつけだと思いますけど、相変わらずのコメント力でしたね。スカパーの試合中継では、残念ながらカメラが捉えてくれていなかったところが、イガちゃんらしいですけど(笑)。
ちなみにJ’s GOALでは写真が載っていました。
http://www.jsgoal.jp/photo/00078000/00078021.html
 
リアクションを取っていたのが、田坂くんだけでしたな。
今日の練習後、「さすが。チームメイトのボケをしっかり拾うねぇ」と田坂くんに伝えたら、「その件については、コメントしたくないですね」と笑ってました。あはは。
うん、パクリはよくないですよね。
それでは。
読んでくれて
ありがとうございます。
ごう
・・・・・この締め方、こーじのブログのパクリじゃねーかっ!!!山瀬選手、すみません。... 記事を読む

今日のエルゴラ(1022号)。

川崎フロンターレ対甲府のプレビューは、3分の2ページでした。写真は中村憲剛選手。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 マッチプレビューに加えて、中盤の組み合わせについて考察したコラムも書いてます。具体的には、中村選手がどの位置に置かれ、誰と組むのかにフォーカスしております。ここ数試合は中村選手と柴崎選手がボランチを組んでいたのですが、稲本選手と田坂選手が怪我から復帰したことで、ポジション争いが急激に激しくなっていますからね。見ているほうとしては、さまざまな組み合わせを期待してしまうわけです。
 ちなみに当の監督は現状をどう思っているのかと、昨日の練習後の囲み取材で、「うれしい悩みなのでは?」と聞いてみたのですが、「いろいろできたほうが、相手も嫌がるからね」と相馬監督も満更でもない様子でした。昨日の紅白戦の試していたことも原稿に盛り込みたかったのですが、夕方スタートだったので、締め切りの関係で断念。ちょっと心残りでしたけど、そこは試合原稿で生かせれば、よいかなと。
 なにより今は内容と結果に手ごたえが感じられますからね。公式戦ここ4試合で2勝2分、それも鹿島、セレッソ、ガンバ、広島といった難敵相手にこの成績なのは、チームとしてもいい自信になっているようです。
 甲府の予想スタメンを見ていたら、期限移籍中の養父選手の名前がありましたね。
実は養父選手が国士舘大学時代、ボランチを組んでいたのが柴崎選手なんですよね。去年のJ2でお互い対戦済みですが、そのときのことを柴崎選手にきくと、「ガツガツと、やりあいましたよ」とニヤリとしてました。
養父選手、等々力凱旋になるのでしょうか。... 記事を読む

「王者の資質」 レアル・マドリード監督ジョゼ・モウリーニョ

 昨日、wowowで放送していたノンフィクションWは、「王者の資質」。
レアル・マドリード監督ジョゼ・モウリーニョに密着したドキュメンタリーでした。のっけから「『結果は二の次』なんて言葉は敗者の自己防衛にすぎない。何の役にも立たない考え方だ」などモウリーニョ節が全開。
 「私の哲学は簡単なものだ。1対0で勝つよりも4対2で勝つほうがいい。だが4対5で負けるくらいなら、1対0で勝つほうを選ぶ」、「誰が何と言うと関係ないね。歴史を作るのは結果だ。私は何も恐れない」と語録が満載でありながら、彼の半生も丁寧に取材していて、実に刺激的な番組でした。
 あまりに有名な話だけど、彼はロブソン監督の下でバルサの通訳をしていた。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
当時、夢はバルセロナの監督だと語っていたそうだ。
(選手時代のベップと話している通訳時代のモウリーニョ)。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
そこから始まるバルサをめぐる数々の因縁のストーリー。そして今シーズンは、ついにレアルの監督に就任。
「レアル・マドリードは月まで名が轟くトップクラブ―――その監督である私はいわばトップの中のトップになったわけだ。だがこの物語はまだ始まったばかり。もちろん書き上げるのは私だ」
 レアル・マドリードと契約した直後には、芝の管理者やコック、チケット担当などなど・・・クラブの職員一人ひとりと面談したそうだ。ピッチ外の細部まで目を光らせる徹底ぶり。名将と呼ばれる監督は、みなディテールにまで徹底的にこだわりますね、間違いなく。ただ、肉の出入り業者までこだわるとは恐れ入りますね。
 印象的だったのが、彼の半生を振り返っているときに行った父親のインタビュー。
サッカー監督だった父の姿を見て育ったモウリーニョは、良くも悪くもその影響を受けているのでしょうな。家族団らんで過ごしていたクリスマスの夜に電話が鳴り、父親が解任されるということもあり、「サッカー監督という仕事」の現実を目の当たりしている。
「テレビに映るジョゼとあなたの知るジョゼは違いますか?」と聞かれて、父親はこう答えている。
「そうだね。まるで違う。彼はサッカーから離れると気さくですぐ友達を作るような男だ。テレビに映る顔は彼本来のものではない。だがサッカーの世界で生きるなら、あの顔を作っていくほうがいいんだ。彼の父親はそうではなかった。それは監督として良い結果を生まなかった。だから彼はあれでいいんだよ。私の言いたいことはわかるだろう?」
 なぜ彼があのような振る舞いをするのか・・・・そういうことなのでしょう。
話をバルサとの因縁に戻すと・・・今シーズンの戦績はご存知の通り。いかんせん、バルサが強すぎた。「サッカーの歴史上一番強いチームなのでは?」といわれるほどの圧倒的でしたからね。特にCL決勝でのあのサッカーを見せられたらねぇ・・・・でも、スペイン国王杯決勝では、そのバルサに競り勝ってタイトルを獲って一矢報いてますからね。やはりすごい男ですよ、モウリーニョ。
 番組の最後、「あなたのようになりたい若者にアドバイスを送るなら?」と聞かれて彼はこう答えている。
「大事なのは、自分らしくあることだ。誰かのまねをしようなんて考えてはいけない。私のすべてを知ることはできない。だから私をまねても私にはなれない。その人だけの人生、性格、アイディア、そこが出発点であるべきだ。私を超えたいと思うなら、まず自分自身を知ること。自らのスタイルを決め、それを貫かなければならない。恐れることなく、自分を信じて進むことだ」。
来年、彼がどんな戦略を練って、あのドリームチームに立ち向かっていくのか。すんげぇ楽しみですわ。
 そして、これを書き上げてから気づいたけど、冒頭のモウリーニョの言葉って、正月に放送していたヨハン・クライフの哲学とはあまりに真逆なんですよね。彼はこう言ってます。
「私は勝つことは大事だが、もっと大切なものがあると思う。当然、誰しも勝利したい。しかし人生はそれだけではない」
「勝利に対する強迫観念だけではいけないのだ。私は74年のワールドカップで負けた。しかし我々の戦い方は今でも語り継がれている。36年前のことだ。負けたにもかかわらず。勝とうが負けようがあとに残したもの、それが重要なのだ」

いやー、冒頭のモウリーニョ語録と見比べてください・・・まさに正反対!(笑)。
リーガでは、この哲学を体現したフットボールの最高峰がぶつかりあっているのだから、たまらないですね... 記事を読む

今日のエルゴラ(1017号)

なんていうか・・・昨日は、サッカーに打ちのめされた一日でしたわ。
早朝、CL決勝でバルサの美しさに打ちのめされ、夕方は等々力で中村憲剛選手の2ゴールに打ちのめされましたね。
サッカーってすげぇ、サッカーに関わる仕事をしてよかった。そんな風に思える一日でした。
それを受けての~、今日のエルゴラッソ。
「等々力劇場の歴史」に残るであろう一戦は、見開きセンターカラーぶっこ抜きです。
「雨の死闘、憲剛ゴラッソで川崎Fが制す!」
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
ラストプレーでの、あのゴラッソフリーキック・・・あの瞬間の等々力の爆発力は、「歓喜」とか「絶叫」とかいう言葉じゃ表現できないですね。観ている人の感情をものすごいふり幅でゆさぶったゴールだった。なにより、中村選手自身があれだけ全身で感情を表現するなんて、初めて見ました。
 なにより記者陣も、あのときばかりは、いっせいに「うぉおおぁぁぁぁーーーーーーーー!!」ってなりましたからね。等々力の記者席があれだけ爆発したのは・・・たぶん去年のナビスコカップ鹿島戦のゴール以来じゃないかな。そう、前日の代表戦から帰ってきて、中ゼロ日で強行途中出場した中村選手が弾丸ミドルを突き刺した試合以来です、きっと。
ただいかんせん、日曜日の夕方ゲームだったので、僕はかなりタイトなスケジュールで試合原稿書いていましたけどね。締め切りが試合終了直後だったので、違う意味で「うぉおおぁぁぁぁーーーーーーーー!!」でしたが(笑)。いいんです、うれしい悲鳴ですから。心臓には悪いけど。
きっと語り継がれるであろう試合だっただろうし、こういう場面に立ちあえる瞬間があるから、たまんないですよね。
あとエルゴラの日本代表コーナーでは、柴崎晃誠選手に関するコラムを書いてます。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
おかげさまで、今日の川崎周辺ではエルゴラ争奪戦が起こっているみたいです。コンビニで見かけた際は、よろしくです!... 記事を読む