中村憲剛選手の隠れた好プレー。

ようやく勝ったぜ、日本平。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 
 もうほんと、「コバユウ様々」って感じでしたね。小林選手の得点自体は、コーナーキックの二次攻撃から生まれたものでした。こぼれ球を拾った山瀬選手がクロスを挙げて、それを菊地選手がヘディング折り返して、ワントラップした小林選手がヒールで「えぃっ!」って流しこんだ形です。これで6得点目。後半途中出場が多い選手なので、驚異的な得点力です。
試合については、今日のエルゴラでも見開きでバッチリ書いてます。取材後、静岡のホテルにカンヅメで原稿2本を書き上げました。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 ドタバタの試合展開についてのマッチコラムと、ようやくJリーグ復帰弾を決めた稲本選手のコラムです。稲本選手の移籍後初ゴールネタは、去年、待てど暮らせど書く機会が巡ってこなかったですからね。いやー、長かった。Jリーグでは01年以来、10年ぶりのゴールだそうです。最近、話題沸騰中のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)の寸評もぜひどうぞ。
 さてあの清水戦の決勝点を見ていて、すごく不思議に思ったことがあったんですよ。
それはあのコーナーキックを獲得する前のプレー。映像が見れる人はぜひ確認して欲しいのですが、田中裕介選手からのスローインに反応したのは中村選手でした。思い切り良く飛び出して、そこから高い位置での仕掛けによって獲得したのが、あのコーナーキックだったわけです。
 そもそもこの時間帯、フロンターレで10人となって相手に押し込まれていたわけで、勝ち点1でも悪くない状況でもありました。実際、この直前には高木選手のミドルシュートがバーを直撃するなど肝を冷やしています。そんな流れの直後に、あえてボランチの選手が中盤の持ち場を離れるリスクを背負って、攻撃に出て行った。その結果生まれたワンチャンスだったわけです。
・・・なんで中村選手はあんな勇気ある飛び出しができたのか。あの決断というのは、勝算というか、理屈ありきで下したプレーだったのか。それとも、いわゆる「ゴールが匂った」という本能的なプレーだったのか。すっごく気になるわけですよ。
 試合後のミックスゾーンで聞くつもりだったのですが、他の選手を取材しているときに中村選手が出てきてしまったので、残念ながらタイミングが合わなくて捕まえられず。そして昨日の練習後、ようやく聞くことができました。
 「あれは隠れた好プレーだったと思うんですよ」と中村選手に伝えると、「実は誰もそこに触れてくれなくて・・・」と笑顔。そしてあのときの判断については、こう語ってくれていました。
「今年は、チームとしてああいうチャレンジをしているので、自分が前に行っても誰かがカバーしてくれると思って出て行きました。それに誰かが大きな動きをしないと、チャンスも生まれないと思ってました」
 つまり、勇気を持って前に出て行くという、相馬監督になってからずっと取り組んでいた姿勢が生んだ、根拠あるプレーだったということです。普段の意識付けがあったから、身体が反応してあの飛び出しにつながった。もちろん、あの勝負どころを嗅ぎ分けることのできる中村憲剛という選手個人の優れた状況判断も加わってのものだったとも思いますけどね。
 うん、こういう風に選手に直接話を聞くことで、彼らの思考を垣間見ることができるし、自分のなかに抱えていた疑問が解消されると、すごくうれしくなりますわ。サッカーライターをしていてよかったなと実感するときですわ。ちなみにこのとき、「そこまでちゃんと見てくれているのは、いしかわさんだけですよ。ありがとうございます」と中村選手からお褒めの言葉までいただいてしまいました・・・ふふふ、恐縮です。
 
 さて明日・・というか、今日は鹿島で取材です。5連戦をいい形で締めくくれたらいいですな。... 記事を読む

小林悠選手と太田宏介選手。


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柴崎晃誠選手と渡邊大剛選手。

 今日も朝から麻生に。明日の大宮戦に向けた取材を行ってきました。
 練習後、柴崎晃誠選手にいろいろ話を聞きました。
試合に向けたポイントを聞いた後に、雑談がてら渡邊大剛選手のことについても少し。二人は長崎県・国見高校時代の同級生なんです。二人の代のときは、高校選手権で優勝2回、準優勝1回という輝かしい成績をおさめておりますからね。しかもこの二人って、地元・国見町出身者同士なんですよ。越境入学者がとても多い高校サッカーの名門では、わりとレアな部類ですよね。寮生活ではなく、実家から国見高に通っていたわけですから。
 いつぐらいからお互い知り合いなのかと思い聞いてみると、「実家が近所なので、小学生のときから知ってますよ(笑)」とのことでした。人口一万人たらずで、柴崎選手いわく「田舎」という町で生まれ育ち、高校サッカーで日本一になり、いまだに日本プロサッカーの舞台で活躍し続けている・・・なんかいいっすよねぇ。
なんだろうな。北海道根室市出身のいしかわごうからすれば、永尾くんとサッカーライター業界で競い合ってるようなもんですよ。
・・・って、そんなん言われても、このブログ読んでる人は、「いや、永尾くんって誰だよ?」って話ですけど。
まぁ、小学校時代の親友・永尾タカヤくんのことなんですけどね(いや、だからさ・・・)。
 そんなことはさておき、国見卒業後、柴崎選手は国士舘大学へ、渡邊大剛選手はJリーグ・京都サンガに行きました。
いまでこそ柴崎選手は、日本代表にまで上りつめましたが、大学時代はあまりうまくいってない時期もあったようで、高校卒業後、Jリーグで活躍している渡邊選手の姿をニュースで見て、「自分もプロに行っておけばよかったかも」と思い悩んだこともあったそうです。
 ちなみに、これまでプロになってからピッチでの対戦経験はあったのかというと、ヴェルディ時代、08年に京都で一度対戦しているそうです。明日の試合も局面ではマッチアップするかもしれないですからね。「楽しみですよ」と言っていました。密かに注目してみてはどうでしょうか。... 記事を読む

今日のエルゴラ。

 今日のエルゴラ・・・と言いたいところなのですが、新聞休刊日なので、エルゴラは火曜発売です。水曜日との合併号でもあるので、今週は火曜と金曜版の週2回発行です。ご注意を。試合のことはエルゴラにがっつり書いたので、そちらを買って読んでくださいということで。
 安藤選手の自慢の強肩が甲府戦でついに披露されましたね。
後半30分、ボールをキャッチすると、ダッシュしてから前線の味方めがけて「おりゃーーー」と大遠投。ボールはグングンと伸び、センターラインを超え、相手DFのジャンプも超え、ジュニーニョのもとに一気に届きました。
 記者席でもみな「すげぇーーー」となったのですが、惜しくもオフサイドの判定。一瞬、「?」と思いましたが、スローインとはいえ、キーパーからのパスなので、オフサイドは適応されるよな、と納得。ただ、キーパーのスローインがオフサイドになる場面なんて珍しいのも確かです。
 いやはや、たいしたロングスローでしたわ。
昔、シュマイケル(マンU)が投げてた映像を見て、「こいつ、半端ねぇな。さすが世界のトップは違う」と思っていたことを思い出したね。。まぁ、安藤選手は、試合後にジュニーニョから「遅い」とダメ出しされたそうですけど(笑)。
 ちなみに某チームメイトいわく、「すごく疲れるので、一試合に何度もできない」と本人が言ってるとか言ってないとか。きっと、ガッツを相当消耗する必殺技なんでしょうな(ゲーム「キャプテン翼」システムで説明してます)。
 そういえば、確かゲームボーイ版のキャプテン翼だったと思うけど、中西くんとかヘルナンデスくんが「カウンタースロー」って技を持っていたような。つまりゲームだったら、「出たー、安藤くんのカウンタースローだぁぁーーー」とか実況されてますね、・・・って、いくらなんでもマニアック過ぎますね、はい。失礼しました。
明後日はNACK5で大宮戦です。
大宮のマッチディにフロンターレ担当として記事を書かせてもらってますんで、よろしければ一読を。... 記事を読む

小林悠選手にインタビュー。


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セレッソ戦、雑感。

 大阪に行ってきました。
金鳥スタジアムは昨年のこけら落とし以来ですね。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 エルゴラのセレッソ担当・小田くんともひさびさに会いました。お土産に、この試合のプレビューが掲載されてるエルゴラを渡す(関西版は一日遅れなので掲載がカットされてる)。去年までのガンバ&ヴィッセル担当・永田くんとも話せました。永田くんは精力的にいろいろやってますからね。興味深い話をいろいろ聞かせてもらいました。
 前半はプラン通りだったと思います。
今週のトレーニングでは、セレッソのドリブラーたちに対して、サイドでボールを保持された際、中央を締めて縦に追い出す守備を意識していました。前半はそれがうまくできていたと思います。何度か乾選手にバイタルエリアを使われたぐらいですね。セレッソをシュート2本に抑えていましたし、危険な場面もほとんどなかった。
 攻撃面では、局面でパスをつなぎつつ、縦に早いサイドアタックも機能できていたと思います。そもそもセレッソは、チームとしてアクションを起こしてくるので、スペースもできやすい。ゆえに組みやすい相手とエルゴラのプレビューにも書きましたが、わりとその通りになった前半だったかなと。両SBが高い位置を取るので、起点になるマルチネスのところでいい形でボールを奪って速攻を仕掛けると、2トップとCBが数的同数になっているという場面も何度がありましたから。
 もっとも、クルピ監督は茂庭選手と上本選手の能力の高さを買って、それでもよしと判断して守らせているのでしょうな。このあたりはリスクマネジメントの問題で、評価が分かれるところだも思いますが、去年はそれで守備がうまくいっていたわけですし。ただスペースも広大ですし、相変わらず2人にかかる負担はかなり大きそうだなという印象です。
フロンターレの2点目(矢島選手のゴール)は、3対2の局面を作られての失点でしたし、あそこでの上本選手は矢島選手と山瀬選手の2対1の対応でした。いくら能力が高くても容易に数的不利を作られては、さすがにしんどいのではないかと。あとこういうCBの「個の能力」に依存しすぎると、うまくいっているときは自信を持って局面を守れますが、失点が増え続けてきたときに、守備の組織構築も本人のメンタルも建て直しが難しくなる傾向がありますからね・・・なぜかセレッソ視点になって語ってしまいました。
 あとスカパーの録画を見て思ったのですが、前半40分過ぎのジュニーニョの抜け出しからのループを阻止したキム・ジンヒョンのアタックは、一発レッドカードでもおかしくなかったと思います。2-0だったからファウルを取らなかったのかな。結局、ジュニーニョは負傷し、ハーフタイムで途中交代でしてしまった影響がのちのちに響いてしまった気もします。
 後半については月曜エルゴラで詳しく書きましたんで、ここでは省きます。試合は3-3のドロー。残念ながら、金鳥スタで土をつけることはできませんでした・・・惜しいなぁ。あと試合後、セレッソサポーターが引き上げる審判団に対してブーイングを浴びせていたのですが、スカパーの録画を見直していたら、その場面について「フロンターレサポーターから選手にブーイングが飛んでいます」と実況の方が連呼していてびっくりしましたわ・・・・・いや、なんでやねん(笑)。
 あとミックスゾーンの付近にいくと、香川真司がいてちょっと興奮。J2でプレーしていた時期から明らかに「別格」でしたが、まさかドイツでいきなりブレイクするとは思わなかったな。すごいやつだぜ。
 取材を終えると、すばやく地下鉄で梅田駅に移動。
今回は自腹取材だったので、宿泊費と遠征日を浮かすため、帰りは深夜バスで帰ってきました。5500円でした。ひさびさの高速バスだったので、あまり眠れなかったけどね。早朝には無事東京に着きました。
 お昼にマリノス対甲府の中継を見ていたら、ハーフナーに競り勝って、タニが打点の高いヘディングを叩き込んでました。すごかったな、あれ。そして大黒さんは、相変わらず甲府キラーぶりを発揮してました。ちゃぶりまくりでしたね、マリノス。
それでは、よい日曜日を。... 記事を読む

Jリーグ昔話。

今日もフロンターレの練習取材へ。
 名古屋戦に向けた取材を、モロモロと行ってきました。
囲み取材では、相馬監督が現役時代にピクシー対戦したころのお話も雑談として、少し話してくれました。現役時代の相馬さんは左サイドバック、そしてピクシーは攻撃的ミッドフィルダーですからね。ガチガチのマッチマップはなくても、対峙する機会は多かったようです。
 一言でいえば、「うまい!」とのことでした。あまりのうまさに、「コイツ、きっついなー」って思ったこともあったそうです(笑)。歴代の中でも、間違いなく最初のほうに名前が挙がる人物だと。そういえば、昔、服部年宏選手に聞いたときも、「調子のいいときのピクシーは、手がつけられなかった」と言ってましたね。
 相馬さんは鹿島アントラーズ、服部選手はジュビロ磐田で、それぞれ黄金期を築いてますが、その選手がそこまで証言しているんだから、本当に半端なかったんでしょうな。見ているだけでも次元の違いは感じましたが、やってる選手となると、また違う世界が見えてるんでしょうな・・・うん。
 当時のこういう昔話、けっこう好きだったりします。... 記事を読む

フロンターレ算数ドリル。

 こんにちは。
週末のJ再開幕に向けて、連日麻生グラウンドに足を運ぶ日々が続いております。今日もこれから練習取材に行く予定です。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 写真は、川崎市の小学校で使用されている、今年の「フロンターレ算数ドリル」です・・・ドリルって響き、すごく懐かしいですよね。
 実はこの「フロンターレ算数ドリル」が、岩手県陸前高田市に提供されることになりました。 岩手県陸前高田市の先生から申し出を受けたことがきっかけとなって実現したらしく、市内の公立小学校全9校に約800部寄付することが決まりました。しかも配布される約800部すべて、表紙になっている中村憲剛選手の直筆サイン入りになるそうです!
 中村選手自ら申し出たことで、毎日自宅でせっせとサインを書いているとのこと。昨日の時点で、すでに300部ぐらい書き終えたと言ってました。全部にサインを書くのはかなり大変な作業だと思うのですが、「全然ですよ」と中村選手。さすがですね。このドリルは、フロンターレのスタッフ数名と「ふろん太」が社有車で現地へ直接運搬し、陸前高田市立小友小学校の小学校6年生に手渡しする予定だそうです(他の8校分は教育委員会に配布を依頼)。
・・・・この記事、もともとはブロゴラに書こうと思ったネタなのですが、ドリルを持ったケンゴ選手の写真がポンボケしてしまい、掲載を自粛(苦笑)。ボツにするのは惜しいので、このブログに書いてみました。
それでは。... 記事を読む