どうも、いしかわごうです。
W杯のドイツ代表戦の歴史的勝利から2日経ちました。
昨日はテレビも日本代表戦一色でしたね。
年々、サッカー人気が落ちていると言われていますし、それを肌で感じていただけに、それでも勝てばこれだけ大きくメディアに取り上げられて、そしてサッカーで日本が盛り上がるというのは、とても嬉しいものです。
試合の肝となったのは、やはり0-1になった失点後の残り15分でしょう。
相手の猛攻に対応できずに後手を踏む展開でも、ベンチの森保監督が我慢して修正に動かなかったことが後半の逆襲につながりました。
あれは「動けなかったのか」。それとも「動かなかったのか」
この辺は難しいのですが、修正はいつも早い方がいい、というわけでもありません。「動かない」のも采配のひとつなんです。
この試合では苦しい時間帯が前半でした。
ただ前半のうちに対策を打つことで、ハーフタイムでドイツに「ドイツ対策の対策」を練られる可能性もあるわけです。前半でいろいろとやって対策を練られるよりは、ハーフタイムにしっかりとリセットする、という判断だったと言えます。
ここが勝負の分かれ目だったでしょう。
もし0-1で我慢していても、前半の間に追加点を奪われて、0-2もしくは0-3とされていたら、いくらハーフタイムに修正を施しても逆転は不可能だったと思います。
森保監督はここの賭けに勝ったともいえますし、後半のプランを隠して0-1で耐えることを選択した森保監督の決断と、ピッチで耐え続けた選手たちの我慢強さが全てだったと思います。
森保ジャパンの真骨頂は「良い守備から良い攻撃に」です。
後半に守備を変えてきたことで、ドイツは少し攻めあぐね、日本が少しずつリズムを引き寄せてきます。これは前半15分を我慢した効果でしょう。
そして後半38分に逆転。
ただここからが長かった。実は過去のW杯で日本代表が逆転勝ちをした経験はありません。そもそも逆転した展開自体が非常に少なくて、2002年の初戦ベルギー戦で稲本潤一のゴール以来、20年ぶりの逆転劇だったんです。この試合では逃げ切りに失敗し、2対2に終わっています。
前回のロシア大会では、ベルギー代表相手に2点のリードを守り切れませんでした。でも、守備陣中心に守りきりました。
・・とまぁ、試合のポイントやレビューはnoteの方で詳しく書きました。それとレビューでは板倉滉にフォーカスした原稿にしてみました。なかなか自由に書く機会がないですからね。こういうときに思う存分、書いてみました。
ラインナップはこちらです。
■意外だったゲームプラン
■大外に現れるラウムをどう掴まえるか
■「動かない」のも采配のひとつ
■三笘薫のウィングバック起用で明らかになった、中山雄太の代役がいなかった理由
■板倉滉が向き合い、乗り越えてきた苦い経験
■また新しい日本代表の歴史が刻まれた
「ボクらの新しい歴史」 (カタールW杯GS第1戦:日本代表 2-1 ドイツ代表)
全部で約9500文字。無料部分も多めですので、ぜひ読んでみてください!!!