湘南戦の得点がサイドバックから生まれる理由。


どうも、いしかわごうです。

水曜日はレモンガススタジアムで湘南ベルマーレ戦を取材。

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試合は1-1の引き分けでした。

試合のポイントは、フロンターレのサイドバックでした。というのも、湘南は3-4-2-1システムを採用していて、自陣で構える時は5-3-2システムの配置になるので、フロンターレの4-3-3と噛み合った時、構造的に中盤の3センターの「脇」のエリアは空くんですね。

空くというのはどういうことかというと、フロンターレのサイドバックがフリーの状態で敵陣でボールを受けやすくなるということです。サイドバックにアプローチしようとすると、湘南は誰かが持ち場を離れて取りに行かないといけないわけです。

そのため、時間があるサイドバックがどれだけサイドからの組み立てで一工夫できるかが肝なわけです。

もちろん、これはポイントの一つでしかないんですけど、実際に試合が始まると、前半は左サイドバックの旗手怜央のところでフリーの時間ができるので、そこから運んでいくことが多くなっていました。

ただ旗手怜央は、ゲームメークができるタイプのサイドバックではありません。狭いところでもボールを持つことを怖がらないこと、対人守備の強度を評価されてコンバートされているわけで、そもそもアタッカーです。局面を動かすような質のビルドアップを得意としているわけではありません。サイドから局面を動かせるのはノボリが得意としている仕事ですが、この日はベンチ外でした。

ただ後半は、ダミアンがターゲットになることで、旗手はサイドでボールを持った時にシンプルにクロスボールも狙う仕事を意識してました。

それが66分。ダミアンのヘディング弾です。VARで認められませんでしたが、左サイドバックの旗手怜央が、あれだけフリーでゴール前にクロスを挙げられたのは、ちゃんと理由があるわけです。やっぱり湘南の5-3-2システムだとどうしてもあそこが届くにくいので
フリーにさせてしまうんですね。

ちなみにダミアンがオーバーヘッドで決めた同点弾は、山根視来からの攻撃参加で始まりましたね。

突破口を開いたのは、やはりサイドバックからでした。現代サッカーでは自由にボールを持てる時間が短いですから、構造的にフリーで持ちやすい局面が起きると、やはり何かが生まれやすいんですね。

今回のレビューではそういうところも触れつつ、ちょっとエモーショナルな読み物的にも書いたレビューにしてみました。

「今宵の月のように」 (リーグ第16節・湘南ベルマーレ戦:1-1)

よろしくどうぞ。

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