この日の等々力の神様はジェジエウに微笑んでくれた。


どうも、いしかわごうです。

等々力陸上競技場での横浜F・マリノス戦は2-1で勝利。

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熱戦に終止符を打ったのは、ジェジエウの一撃でした。

等々力にいた多くの人たちを歓喜させ、そして一部の人たちを絶望に叩き落としたゴールとなりました。感情を爆発させたジェジエウは泣きそうになりながら、スタンドに走っていった。

ジェジエウにとっては、左膝前十字靱帯(じんたい)と同内側側副靱帯の損傷から復帰して4試合目。パリサンジェルマン戦、浦和レッズ戦、セレッソ大阪戦、そしてこの横浜F・マリノス戦ですが、実はこれが等々力陸上競技場での復帰戦でした。

 前回、等々力にピッチに立ったのは、優勝を決めた浦和レッズ戦です。
そこでも彼はゴールを決めています。

大怪我から戻ってきて、等々力でゴールを決めてしまう。同僚のシミッチも賞賛を惜しみません。

「ジェジエウに関しては、大怪我のあと約8カ月試合ができずにここまできていました。また復帰するタイミングで、チームは難しい状況でした。その経過を考えると彼の決めた決勝弾はとても嬉しくて、幸せに思えたゴールでした」

等々力には神様がいます。もしかしたら、気まぐれな女神なのかもしれないけど、この日はジェジエウに微笑んでくれました。

 試合後のインタビューで彼は言います。

「大怪我をしたあとに7カ月、8カ月もリハビリに励んできて、今日こうやって自分に力を与えてくれました。ここにいるみなさん、川崎フロンターレのサポーターという家族が一つになって戦えたと思います」

 そしてこう結びます。

「人生をかけて最後まで戦い続けたい」

 ありがとう、ジェジエウ。家長昭博の美しい軌道を描くボールと、それをジェジエウが頭で叩きこんだあの瞬間・・・・本当に最高でした。

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今日はもうセレッソ戦のプレビューです。中二日なのでレビューの賞味期限も短く、短く書いても良かったですけど、感じたものをしっかりと残しておこうと思い、約12000文字のボリュームで書きました。ラインナップはこちらです。

■「ロングボールを普段のショートパスのような感覚でしっかりとつなぐというか、それがひとつの形になればすごく有効な手段になります」(鬼木監督)。前半から積極的に選択したロングボール。意図して相手を引き出しながら繰り出した攻撃の狙いとは?

■横浜FM守備陣攻略のポイントだった、精度の高い対角線のフィード。「縦の揺さぶり」ではなく「斜めの揺さぶり」が効く理由とは?

■「1人のサッカー選手として、ここで結果を残さないといけないと思ってやっていた」。復帰した山根視来が秘めていた覚悟と、勝負所でのパワー出力術。

■炸裂したダイナミック・ダミアン砲!エドゥアルドとの激しいマッチアップでのボールキープで執念を見せ続けた理由。

■「守備をしなければならない時間も必ずあります。昨日は全員がその流れを読み、共通理解を高めてプレーできたと思います」(ジョアン・シミッチ)。ほぼ完璧だった前半だけに、悔やまれるラストプレーの失点。あの失点をどう捉えるべきか。

■極限状態のゲームで突きつけられた「チームの拠り所はなんなんだ?」というサッカーの女神からの問い。それに対する両チームの回答。

■「もっと僕らは謙虚にやらないといけない。今はそれが求められると思います」(家長昭博)。スナイパーのように涼しい顔でゴールを狙った家長昭博がピッチにいる意味。そして、劇的に勝っても冷静な家長節に思う。

■「等々力に神様はいたな」。左膝前十字靱帯という大怪我から復帰した2020年の中村憲剛は、かつてそう話していた。この日の等々力の神様は、ジェジエウにも微笑んでくれた。

「真夏の女神」 (リーグ第24節・横浜F・マリノス戦:2-1

なかなか感情がまとまらないので大変でしたが、ピッチ上の出来事も触れつつなので、ぜひ読んでみてください。

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(始球式に登場した河合俊一さん、さらば青春の光の森田さんらのゲーフラ)

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