どうも、いしかわごうです。
いよいよリーグ最終節。
フロンターレはアウェイで柏レイソルとの一戦です。
日立台での最終節といえば、2009年シーズンにも経験しています。
このシーズン終盤、首位だった川崎フロンターレは最下位・大分にまさかの敗戦をし、残り2節の段階で鹿島アントラーズに順位が逆転されてしまいます。
続くホーム最終節でジェフ千葉に勝利して迎えた最終節。すでに降格の決まっていたレイソルに日立台で勝った上で、鹿島の結果待ちというのが逆転優勝の条件でした。
試合はジュニーニョ、チョン・テセ、そして中村憲剛がゴールを奪い、前半だけで3-0に。後半に追撃を受けるも、なんとか3-2で勝利。しかし鹿島が1-0で勝ったため、日立台に吉報は届かず。またもリーグ2位に終わり、鹿島にリーグ3連覇を許しています。
ギリギリだけど、あと一歩が届かない。何かが足りない。
これは今だから言える話になりますが、自分がエルゴラの担当だった2009年のシーズン、もし最終節でリーグ戦優勝を果たしていたら、
紙面用のインタビューをする予定の選手は、チームキャプテンの伊藤宏樹選手でした。
残念ながら、優勝は果たせなかったのでインタビューをすることもなかったのですが、あのときもし優勝していたら、クラブはどうなっていたんだろう・・・と、ときどき思います。
あの2009年の日立台での最終節から11年。
再びこの場所で最終節を迎える2020年の川崎フロンターレは、「あと一歩が届かないチーム」ではなく、圧倒的な強さで優勝したチームになっています。あの時は悔しみを味わったけど、それでもチームが正しい方向に歩みを進めてきた積み重ねの結果なのだと思います。
そしてあの時、悲しみにくれていた中村憲剛のJ1ラストゲームになります。
2014年だったかな。日立台で中村憲剛がすんげぇミドルシュートを突き刺したんですよ。そして珍しくゆりかごダンスしてました。確か、引退した伊藤宏樹さんにお子さんが生まれたからだったはず。2人の絆がわかる一幕でしたな。
今回のプレビューでは、ピッチでの見どころも触れながら、いろんな思い出も盛り込みながら書いています。
ラインナップはこちらです。
■中二日で迎える最終節のスタメン予想と、シーズン終盤に現れた意外なデータ。そして、この一戦で払拭しておかなくてはいけない「二つのこと」とは?
■交差する両チームの思惑。敵将・ネルシーニョは、どういう狙いで試合を進めてくるのか。
■「個々の能力はJでもトップクラスだと思っている。そこをどう抑えて、あとは自分たちの力をどう出せるかになる」(小林悠)、「できるだけ押し込んだ展開にしたい」(登里享平)。最も警戒すべきは、前線3人のカウンター。しかしそれ以上に大事なポイントとは?
■2009年の悲しみの日立台から11年。ずっと一緒に走り続けてきた中村憲剛と迎えるJ1ラストゲームに思う。
試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第34節・柏レイソル戦)
よろしくどうぞ。