メンタルマネジメントの難しさ。


どうも、いしかわごうです。

水曜日のルヴァンカップ準決勝・FC東京戦は0-2で敗戦。

ボールを回しながら相手の穴を探すフロンターレと、自陣に人数をかけて守備ブロックを組み、ボール奪取にすべてを捧げたFC東京。そして、決勝に駒を進めたのは後者でした。

「ここまで徹底してくる感じは想定していなかった。こういうゲームをしてくるのであれば、先に失点すると難しい。じわじわ、ボディーブローのように効かせるようにしていけば、まだまだ分からなかった。そこでワンチャンスでボールの処理や、セットプレー絡みだが、やらせてはいけないポイントをこっちが逃してしまった。勝負の分かれ目は細かいところに出る。今日はFC東京が上回った」(谷口彰悟)

 試合翌日のリモート会見。
敗戦から一夜明けて、鬼木監督は、「自分の中での反省が多い。準備段階でできたことが数多くあった」と、やはり自分自身に矢印を向けていました。あらためて感じたのは、ビッグマッチの後のメンタルマネジメントの難しさでしょう。

フロンターレとしては、この直近に行われたリーグ戦が、2位・セレッソ大阪との首位攻防戦でした。当然、一戦必勝で臨み、そこで勝利。その直後に行われたのが、この準決勝・FC東京戦でした。

ビッグマッチで勝つと、選手はメンタル的な充実感で満たされます。奇しくも、今季最初の敗戦となった名古屋グランパス戦も、10連勝を達成し、2位・セレッソ大阪との天王山に勝利した後の試合でもありました。一戦にかける想いが強ければ強いほど、その次の試合ではプチ燃え尽き症候群といいますか、気持ち的に集中するのが難しくなってしまうものです。

一方のFC東京は、直近の最下位・湘南ベルマーレ戦では大幅にターンオーバーしてこのルヴァンカップの川崎フロンターレ戦に照準を絞ってきました。そしてそこに全てをぶつけてきた。実際、90分間、非常に集中していました。そしてそういう相手を上回れなかった。

もっとできたんじゃないか。鬼木監督は自分自身に矢印を向けて、悔しさを痛感してるようでした。

「一番は自分自身のところ。FC東京という相手に、選手の気持ちの持っていきかた、湘南戦のメンバーを見て、東京の覚悟がわかった。自分たちと戦うときの東京が今までと違うとわかっていた。それを伝えればこういう結果にならなかったかもしれない。細かいところですが、自分が感じたことを行動に移せなかった。選手の力を最大限に出す方法があったと思っています。修正、反省しながら成長していきたい」

この一戦にまつわるあれこれは、いつものようにレビューで深掘りしてます。ぜひ読んでみてください。

「PIECES OF A DREAM」 (ルヴァンカップ準決勝・FC東京戦:0-2)

大事なのはリーグをしっかりと獲ること。
明日のベガルタ仙台戦、天候が心配ですが、しっかりと勝ち点3を取ってほしいと思います。





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