どうも、いしかわごうです。
優勝してからの2試合、引き分けが続いていましたが、ホームの最終戦を見事な逆転勝ちで飾りました。後半に生まれた3得点は、守田英正のJ1初ゴール、三笘薫の新人タイ記録弾、そして小林悠によるリーグ最多記録更新弾と、どれも意味のあるゴールになりましたね。
ただ前半は、攻めても攻めても点が入らない展開に。左サイドから果敢に三笘が仕掛けていき、シュートをGK西川周作がこぼしたボールをプッシュするも、小林悠がそれを相手DFに当ててしまう信じられない場面もありました。
「さすがに・・・あれが入らないときは『今シーズン、もう点取れないのかな』と思いました(苦笑)」
あの場面について、小林はそう苦笑いします。ならばとセットプレーでジェジエウが2度フリーでヘディングするも、ポストに弾かれ、さらに相手DFにクリアされてゴールネットは揺らせず。フロンターレは前半だけで14本のシュートを放っています。一方、浦和のシュートは興梠慎三の1本だけ。それでも前半は0対1で負けているのだから、なんともサッカーは難しいものです。
そんな一戦を味わい尽くすレビューです。ラインナップはこちらです。
■シュート数は14対1も、スコアは0対1のビハインド。圧倒的優位を築いていた前半に、一体何が起きていたのか?
■「前半の終わりから、自分たちの形が見えてきて、相手のズレやそこを使って人が入っていく作業ができていた。後半はこの感じで点が取れると思った」(守田英正)。ある種の必然だったモリタの同点ミドル。最後に真ん中から撃ち抜くために、いかにして浦和守備陣を動かす「ズレ」を生み出し続けたのか。
■「自分らしいゴールだった。決めた瞬間、『オラー!』と叫んでいたのは覚えています(笑)。しかもケンゴさんからのボールだった」(小林悠)。10分間で怒涛の3ゴール。全ての崩しに共通するポイントとは?
■「試合前にユニフォーム交換してもらえますか?って言って交換してもらいました。嬉しかったです」。小林悠が興梠慎三にユニフォーム交換を申し出た理由。
■等々力に響き渡った「川崎フロンターレ背番号14、ミッドフィルダー・中村憲剛!!」の意味。
■(※追記:12月18日)「選手自身が楽しんでやっている姿だったら、見ている人も喜ぶし、それは絶対に伝わると思うから」、「システム論とかサッカーのことも大事だけど、その人となりがわかるようなものがもっと読みたい」(中村憲剛の回想記:2012年)
以上、6つのポイントで約17000文字です(18日に追記しました)。読んで「なるほど!」と思ってもらえたら幸いです。追記した中村憲剛に関する回想記もぜひ読んでみてください。
「等々力の夜に駆ける」 (リーグ第33節・浦和レッズ戦:3-1)
また中村憲剛引退セレモニーと天皇杯ですぐ来ますね。