どうも、いしかわごうです。
先週末はJ1開催。2位・セレッソ大阪との天王山でした。
試合は3-1で勝利。
これでリーグ8連勝。勝ち点差は14。優勝に向かって一気に突き進んでおります。
決勝点を決めたのは、レアンドロ・ダミアン。
交代で入った直後のCKで、シュートのこぼれ球を流し込んだファーストタッチゴール。
「ストライカーの嗅覚」であり、いわゆる、「ごっつぁんゴール」と言われるものです。今年の彼は、こういう形のゴールが多いですね。
実は先週、レアンドロ・ダミアンにロングインタビューをする機会がありました。
彼のゴール哲学も色々と聞いたのですが、今季、多く決めている「ごっつぁんゴール」についても少し聞いてみました。ああいうを決めた時、FWとして「運がいい」と片付けるのか。それとも「自分の実力だ」と思うのか。その見解を聞いてみたかったのです。
彼の答えは「両方です」というものでした。
「ゴールを決めるポジションを取ることが大事ですし、運も必要です。あとは、転がってきた時にしっかりと決める技術も必要だと思います」
セレッソ戦のゴールシーンをよく見ていると、旗手怜央がシュートを打つ瞬間、ダミアンだけがゴール前のこぼれ球に向かって詰めていく準備をしていたのがわかります。ちゃんと予測して動いているんですね。
そういう意味では、このセレッソ戦の決勝弾も、決めるための準備と運、その両方がもたらしたものだったと言えるでしょう。
1点や2点なら運だけで奪えることもあるかもしれませんが、何点も取り続けることはできません。やはり準備することと技術も大事なんでしょうな。
そういえば、昔、元日本代表FWの大黒将志に話を聞いた時、彼は「こぼれてこい!」と念じながら動いていると言っていました。あるいはDFに「ミスしろ!」と念じていると。だから、急にボールがこぼれてきても慌てないそうです。
ボールを気持ちで引き寄せてしまうぐらい強いハートもストライカーには必要なのかもしれないですね。ダミアンも小林悠もみんなハートが強いですからね。
さて。
試合に関するあれこれは、レビューでたっぷり。両チームの狙いや駆け引きが面白い試合で、試合を何度も見直してしまいましたね。
ラインナップはこちらです。
■天王山の敗戦後に「全体的には良いゲームが出来た」と2度口にした敵将・ロティーナ監督。セレッソが入念に準備してきた二つのフロンターレ対策とは?
■「セットプレーの後にマイボールになったとき、相手の背後を突くのはチームの狙いとしてありました」(脇坂泰斗)。緻密な守備陣の綻びを作り出したのは、高い技術力。そして意外性を生んだ、家長昭博による縦横無尽のポジショニング。
■「今日に限ったことではなく、今までもそうやってチームは進んできている」(レアンドロ・ダミアン)。「運がいい」で片付けるのか。それとも「実力だ」と思うのか。ダミアンは、いかにしてゴールの匂いを嗅ぎ取っているのか。
■「勝つことに執着心を持つ選手の姿は、誇らしく思います」(鬼木監督)、「自分で言うのも変ですけど、本当に良いチームだなと思えるような環境でやれている。こういうチームは優勝しないといけない」(小林悠)。この大一番を前に小林悠が語っていたこと。指揮官が根付かせ始めた常勝のメンタリティーとパフォーマンス。
以上、4つのポイントで全部で約11000文字です。
チームが変わり始めていることがわかると思います。かなり読み応えあると思います。ぜひ読んでみてください。
「勝利の笑みを 君と」 (リーグ第20節・セレッソ大阪戦:3-1)