攻めあぐねながらも、耐えしのぐ。


どうも、いしかわごうです。

本日は秋分の日。
1年の4分の3が終わる計算になります。

・・・早すぎるやろっ。

日曜日の浦和レッズ戦の話を少し振り返っておきます。

試合は3-0で勝利。

完封は嬉しいものですが、鬼木監督が特に褒め称えていたのは、試合終盤のピンチの対応です。

89分、カウンターから繋がれて最後は岩武克弥が切り返してシュートを放っていますが、そこを数人が身体を張って・・・というか、投げ出して阻止しました。

最後にタックルで飛びこんでいたのは、逆サイドにいる(右の)インサイドハーフの田中碧でしたからね。あそこで危機察知能力を発揮して泥臭い仕事をできる。チームとしてやるべきこととはいえ、複数得点リードしている展開ではなかなかできません。鬼木監督が褒めているのは、そういう姿勢でした。

「前節の広島戦、最後に失点しましたが、それに深く言及したわけではないですが、でも選手たちの悔しい思いが現れたのかなと思います。最後にも危ない場面があった。何人もの選手が体を投げ出したり、ゴールカバーに入っていた。そういうゴール前のこだわりが
出てきたかなと思います」(鬼木監督)

サッカー選手たるもの、皆ボールを持ってプレーするのが大好きです。しかしサッカーでは、ゴールを守るため、ボールを奪うためには泥臭く守備をしなくてはいけません。

攻撃ではボールを持った時はドレスを着て舞踏会で踊るように、守備では、油まみれの作業着を着て働くとは、僕の好きな大木武監督の言葉ですが・笑、本当にそうだと思います。

だからこそ、鬼木監督は泥臭く守り続けた守備陣の頑張りを評価しているのだと思います。

今回のレビューでは、最後にそんな守備をする話もさりげなく書いてみました。ギンギラギンです。

ラインナップはこちらです。

■「チャンスらしいチャンスはそんなになかったですし、対策されているという感覚はありました」(小林悠)、「この時間帯をしのげば、自分たちの時間になると思っていた」(谷口彰悟)。我慢比べだった前半の攻防戦。攻めあぐねながらも、耐えしのぎ続けたチームの力強さ。

■「食いつかなかったなら、自分で打とうと思っていました。セカンドタッチで槙野選手が自分に食いついて、アキさんがフリーだった」(脇坂泰斗)、「ちょうどいいところにボールを出してくれたので、リラックスして打つことができました」(山根視来)。なぜ脇坂泰斗はあの位置からミドルシュートを狙わなかったのか。相手の出方次第で判断を変えた妙技と、浮き球を予測しながら信じて走った山根視来のゴラッソ。

■なぜあそこで浮き球が出せるのか。違いを見せる男・家長昭博が見せた真骨頂。あの瞬間に見せた概念を読み解く。

■「相手も追いかける展開でボールにくるのはわかっていたので、そこで前に、前に行くのではなく、うまく時間を作りながら、相手の狙いを崩していく」(山根視来)。後半の試合運びがいつもと違った理由とは?

■「どれだけ点を取っても失点したら悔しさが残る試合になる」(谷口彰悟)、「それに深く言及したわけではないですが、でも選手たちの悔しい思いが現れたのかなと思います」(鬼木監督)。完封のこだわりを見せた泥臭さ。首位のチームが見せた、油まみれの作業着で遂行したハードワーク。

以上、5つのポイントで全部で約10000文字です。

4連休のお供にどうぞ!!

「瞬間概念」(リーグ第17節・浦和レッズ戦:3-0)

ではでは。





コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です