どうも、いしかわごうです。
現在増刷分が発売中の将棋特集のNumber(1010号)。その「愛棋家アスリート、3手詰め!」で柏レイソルの日本代表GK中村航輔選手に行ったインタビューから、本誌で紹介し切れなかった話題をweb版で公開させてもらいました・・・・しかも、前編後編の2部構成です!
前編は将棋ファンぶりが炸裂してます!
愛棋家GK中村航輔が大いに語る、藤井聡太戦での渡辺明のプライド&三丸拡との『将棋ウォーズ』
後編はサッカーの真面目な話。将棋に例えながら、自らのサッカー観を明かしてくれました。GKとして大事にしている部分を語ってくれています。
中村航輔が語るサッカーと将棋の共通点 ネルシーニョ監督は「今日は矢倉。絶対に矢倉にしろよ」タイプ
さて。
先日のヴィッセル神戸戦は3-2で逆転勝利。小林悠のPKで先制するも逆転されて、でも試合終盤にひっくり返して最終的には勝つという昨日の神戸戦、よく考えたら、2018年の等々力での展開と少し似てましたね。
なんとか勝ったものの、難しい試合でした。そして色々とピッチで駆け引きのあった試合でした。
例えばこの試合における川崎フロンターレのスタメンとベンチメンバーの18人は、6-0で大勝したルヴァンカップのヴィッセル神戸戦と全く同じ顔ぶれです。これだけの連戦の中でベンチまで全員同じ面々を揃えるというのは、珍しいです。
6-0の大勝を呼び込んだルヴァンカップでのフロンターレは、中央のセンターフォワード(小林悠)とインサイドハーフ(家長昭博)の二人で、GK飯倉大樹とセンターバックコンビの3枚をうまくぼかしながら奪いにいき、余っていた選手にはオールコートマンツーマン気味で対応。強気にハメにいく守備が機能し自由な呼吸をさせず、窒息させてショートカウンターから前半だけで3-0。前半だけで勝負を決めにいきました。
そう考えると変える理由がないですし、言い換えれば、鬼木監督は「ウチは6-0の時と同じメンバーで同じ戦法で行きますけど、どうします?」という問いかけを試合前のヴィッセル神戸に伝えているわけです。
では、そんな問いかけに対して、神戸のフィンケ監督がどう回答したのか。そんな指揮官同士の対話がピッチの中で繰り広げられた一戦でもありました。レビューでは、そんな部分を掘り下げて書いております。
ラインナップはこちらです。
■大勝劇の再現を狙った川崎のメンバー編成と、強気のハイプレス&マンツーマン戦法。そんな問いかけに対して、神戸はどんな対抗策で回答したのか。
■「自分たちがプレスをかけさせられたというか、擬似カウンターを狙われたような形になった」(守田英正)。苦戦の要因は、擬似カウンターを発動させたハイプレスの機能性ではない。そこにあった意外な落とし穴とは?
■「今年は5人交代というルールで、スタート、サブという枠組みだけではないというか、誰が出ても力を発揮できるのが良いところだと思ってます」(守田英正)。リーグを制覇した横浜F・マリノスと、天皇杯を制したヴィッセル神戸に勝った意味。
■「爪痕を残したい」、「結果を出していけないといけない世界なので」が口癖だった宮代大聖が等々力の夜に残した大きな爪痕。待望の初ゴールで、彼の中で何が変わるのか。
以上、4つのポイントで約9000文字です。
ぜひ読んでみてください。
「シーソーゲーム 〜勇敢な大砲の歌〜」(リーグ第15節・ヴィッセル神戸戦:3-2)
ではでは。