サイドバックがゲームを作る。


どうも、いしかわごうです。

・・・あっという間に8月も終わりです。フロンターレは、今月9連戦。夏場に異常とも言える過密日程を過ごしています。週末の清水戦で、これもひと段落・・・と言いたいところですが、9月に入っても5連戦と続くので、全部で13連戦。まだ先は長いです。本当に終わりが見えません。

少し前の話になりますが、内田篤人が現役引退を発表しましたね。引退会見もウッチー節で、お疲れ様でした。

女性人気が異常に高かったことも有名ですが、フットボーラーとしての彼を観た場合、「ゲームを作る日本人サイドバック」の先駆者だったと思います。

それまでサイドバックといえば、上下動を繰り返すスタミナ自慢が求められる時代に、サイドからでもゲームを組み立てていき、試合の流れを読む戦術眼もありました。

試合後のミックスゾーンでの囲みでも歯に衣着せぬコメントを言い、しかもそれが的を得ていて、出くわした時は唸らされたものです。

10年ほど前「僕は自分が見たことしか信じない」というフォトエッセイのような彼の本を出版社から献本していただきました。内田篤人というフットボーラーのサッカーに対する姿勢や情熱を伝えるむちゃくちゃ硬派な内容で驚きました。

プライベートのエピソードでは古典の授業では「係り結び」が得意だったとか、「1000ピースのジグソーパズルを作るのが好きで、
モナリザの特大パズルも作った!」とかキャーキャー言われるプロスポーツ選手なのに家では黙々とジグソーパズルを作っているんかい、と笑った覚えがあります。

さて。
サッカーというのは進化していくもので今やサイドバックがゲームを作るのは珍しいことではありません。

現在の川崎フロンターレではノボリこと登里享平がその役割です。

先日のヴィッセル神戸戦もしかりで旗手怜央の同点弾もノボリのクロスが起点になっています。

守備の時にアンカーが落ちて5-2-3で守る神戸が届きにくい場所にいた彼はうまくフリーになりながら、ゲームを作る仕事をし続けていました。先制点の配給は右サイドバックの山根視来ですし、後半途中から投入された守田英正も右サイドからうまくゲームを作っていました。

そういう風にサイドバックに注目しながら、神戸戦の試合を見直すとなかなか面白かったりします。現代サッカーならではの視点です。

昨日公開した神戸戦のレビューではその辺の切り口でも試合を振り返っております。ラインナップはこちらです。

■「試合に出るということ」に対する、ある選手の思い。

■先制アシストの山根視来のポジショニングと、同点弾の起点になった登里享平のクロス。なぜ神戸戦のサイドバックは、「利子」を受けられたのか。

■「まっ、いいか」ではなく、「自分が決める」という強い意思。大島僚太が、あの一撃に込めていたもの。

■「前半は後ろの押し上げの部分で、ディフェンスラインが相手のバックパスで最終ラインを上げられなかった」(登里享平)。「(川崎の)クロス対応があまり良くないというのはスカウティングでありました」(西大伍)。重心が後ろになった前半の守備陣形。耐えきれなかった2失点はなぜ起きた?

■「ビルドアップで安定すれば、前半の神戸みたいに相手陣地に押し込んでできるし、自分も少しずつ前にいけた」(登里享平)。攻撃ではなく守備の整備から始まった反撃。終盤の巻き返しを生んだ、車屋紳太郎と守田英正の投入を読み解く。

■「自分には悔しい思いがあったし、こういう形でゴールを決めることができたのは良かったです」(旗手怜央)。Jリーグ初ゴールは、チームを救うゴラッソ。旗手が抱え続けていた悔しさ。

以上、6つのポイントで約11000文字です。中二日だけど、たっぷり書きました!!よろしくどうぞ。

「戦う男」 (リーグ第24節・ヴィッセル神戸戦:2-2)

ではでは。





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