どうも、いしかわごうです。
本日、川崎フロンターレは、名古屋グランパスとアウェイで対戦します。
名古屋とは、先週水曜日にルヴァンカップで対戦したばかり。
フロンターレが勝ち続けるにつれて、対戦相手は「対フロンターレ戦略」を明確に用意してきています。
シーズン再開直後は、多くのチームは「自分たちのサッカー」をそのまま表現しようとしてきていましたが、最近は違いますね。
8月に入ってからは特に顕著で、立ち上がりに奇襲のような猛攻を仕掛けてきて、フロンターレ側が対応策を打ち出す前にアドバンテージを握ってしまおうというゲームプランを打ち出してくるチームがほとんどです。前節のセレッソ大阪戦もそうでしたね。それをあまり感じなかったのは、大分トリニータぐらいでしょうか。
その意味で、ルヴァンカップで対戦した名古屋はそうした序盤に奇襲を仕掛けてきた典型的なチームでした。そしてそれに耐えきれずに、前半に2失点を喫して苦戦。おそらく今回もそうしたハイプレスをしてくる可能性は高いでしょう。
となれば、ゲームの入り方には敏感にならなくてはいけないわけです。
そこで重要な役を担うポジションはやはりアンカーでしょう。攻守のかじ取り役を担うポジションだからです。
この名古屋戦でいえば、田中碧だと思っています。
それは本人も感じているのでしょう。最近のゲームの入り方の反省点を口にしています。
「ここ数試合、飲水タイムまでの時間に相手を見るというとか、受けに回るつもりはないですが相手の変化を見るがゆえにそういう試合が増えている。自分たちからやり切る姿勢を見せないといけない。その中でうまく変化できればいいと思っています。そういう立ち上がりから攻める姿勢を自分たちから見せていきたい」(田中碧)
彼の言葉にあるように、やはり相手の変化を見極めるためには、立ち上がりは出方を探ることになるので、受け身になってしまうんですね。それは仕方がない部分でもありますが、そこで受け身にならないためにも、入りからアグレッシブに仕掛ける。そういう心がけも必要なのは確かだと思います。
今や田中碧はこのチームの中でそういう存在になっていますから、その奮闘には期待ですね。
プレビューでも詳しく掘り下げております。
・・・ということで、プレビューのラインナップはこちらです。
■名古屋戦後に控えているのは、過酷すぎる中二日で続く神戸戦と清水戦。その逆算から導き出していく、名古屋戦のスタメン推理。
■「自分が堂々と前向きにプレーできる回数が増えれば、チャンスは必然的に多くなる。そこは逃げずにやらないといけないと思います」(田中碧)。立ち上がりの奇襲に敏感さと対応力を求められる、アンカーとしての責任。そして、中村憲剛から大島僚太、田中碧へと引き継がれていく川崎のボランチにおける伝統。
■「名古屋戦の2ゴールはポジショニングで相手に勝ったもの。そういう風に得点を取れるようになってきているので、自信はついている」(三笘薫)。ミトマが決めれば、ダミアンも決める。リーグ戦4試合連続アベックゴール達成のために求められる、名古屋守備陣攻略の攻め筋。
■「阿部くん(阿部浩之)は一緒にプレーさせてもらった中で、学ぶべきものもたくさんありました」(田中碧)、「阿部ちゃんが出れば、名古屋は違う顔、サッカーになる。そこのところは、警戒しないといけない」(鬼木監督)。復帰かと思いきや、残念ながら欠場濃厚。阿部浩之に影響を受けたフロンターレの選手の話。
以上、4つのポイントで全部で約10000文字です。
試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第12節・名古屋グランパス戦)
10連勝中なので、必勝祈願のおまじないとして買って読んでくれている方もいるようです。ありがたし!!
ではでは。