どうも、いしかわごうです。
先週末はJリーグ開催。川崎フロンターレは北海道コンサドーレ札幌に6-1で大勝し、これでリーグ9連勝です。
試合については、レビューで色々と語ってます。
なので、ここでは一つだけ。
それは試合を通じて何より「らしい」を感じた、とことんまで攻め続けた姿勢について。
普通ならば、4-1になった時間帯ぐらいからゲームをコントロールして、失点しないように時計の針を進めていくものです。
でも、フロンターレはそこから、さらに点を取りに行くために攻め続けました。
実は先週のルヴァンカップ・鹿島戦では3-1でリードしている展開の試合終了間際にカウンターから攻めを続けて、逆にカウンターを浴びて失点し、3-2という冷や汗をかく試合もしています。
その反省もあったと思うのですが、今回もとことん攻め続けました。
そして小林悠が2ゴール。結局、6-1のスコアになったのです。
試合後、鬼木監督はその攻め続けた試合をこう評価していました。
「もちろん、ゲームの展開によって抑えなくてはいけない時もありますが、今日のような試合ではいける限り、行こうと。そういう姿勢を出してくれたのは喜ばしいこと」
そして、こう締めました。
「自分たちのサッカーを見せようという意味では、そこで止まるのではなく進む。そこは自分たちの中では正解だと思っています」
止まるのではなく、進む。これが自分たちの正解だと言い切るんですね。かっこいいじゃないですか。
ちなみに「フロンターレ」とはイタリア語で「正面の」「前飾り」の意味です。
常に最前線で挑戦しつづけるフロンティアスピリッツ、正面から正々堂々と戦う姿勢を表現したもので、「前に進んでいくこと」はこのクラブのアイデンティティでもあるよな、と鬼木監督の会見のコメントを聞いて思いましたね。
・・・・ということで、試合の詳した分析や選手にフォーカスしたコラムはレビューでたっぷり語っております。
■オールコートマンツーマンを仕掛けてこなかった札幌守備陣と、打開に欠けた川崎の展開力。序盤に繰り広げられた攻防戦を読み解く。
■試合前の脇坂泰斗が口にしていたキッカーとしての責任。そして今季の車屋紳太郎がセットプレーでゴールに絡む仕事ができる理由。
■「先制点を取りましたが、もう一段、二段、ギアを上げていこうと思ってました」(鬼木監督)。「後半はギアを上げたところがあったと思う」(三笘薫)。そもそも「ギアを上げる」とはどういうことなのか。自分たちの土俵に持ち込み、違いを見せつけた後半のピッチで起きていたこと。
■「自分の特徴を活かしやすい状況が多くできているというのは要因かなと思います」(三笘薫)。2年目の小林悠の雰囲気が漂う、
三笘薫の止まらない香り。
■「ずっと貪欲にゴールを目指してやってきたのが、フロンターレでのジュニーニョ超えにつながったと思っています」(小林悠)。ジュニーニョを超えて、これから見据えて欲しいもの。
以上、5つのポイントで冒頭部分も含めて、全部で約12000文字のレビューです。
なぜ小林悠がジュニーニョを師匠と呼んでいるのか。無料部分で書いているので、ぜひ読んでみてくださいね。
「あの青をこえて」(リーグ第10節・北海道コンサドーレ札幌戦:6-1)
よろしくどうぞ。