鹿島戦レビュー:王者がゴールに上手にボールで弧を描く


どうも、いしかわごうです。

先週末はカシマスタジアム取材。取材帰りは、鹿島スタジアム駅から電車で鹿島神宮駅まで行って、そこから高速バスで東京まで戻ってきたのだけど、鹿島神宮駅の高速バス乗り場の場所が変わっていて、地味に焦りました。

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鹿島アントラーズ戦は2-0で勝利。
等々力での広島戦から中二日で浦和戦、さらに中三日で鹿島戦という過密日程でしたが、そんな不利な条件も言い訳せずに見事に3連勝を飾りました。もちろん、内容的には厳しい試合の方が多かったかもしれません。しかし「川崎、強し」を周囲に示した3連戦だったのではないでしょうか。NumberWebではそんな「勝負強さ」をテーマにコラムを書かせてもらいました。

フロンターレが得た栄冠以上の経験。勝利への嗅覚は新たな伝統となるか。

「鹿島のように勝った」などとも評された一戦でしたが、「勝負強い」ということが、川崎らしさと呼ばれる伝統になって欲しいですね。

ピッチ上のあれこれ、戦術的なポイントなどはごうnoteのレビューでたっぷりと書きました。

ラインナップはこちらです。

1.ほんの些細なことだけど・・・鹿島相手だからこそ注目したい、開始直後の何気ないプレーとは?

2.「そこは鹿島の強さだし、鹿島と試合をやる上での難しさでもあります」(小林悠)。川崎対策に苦しみ、シュート1本で終わった前半の要因。試合後の大島僚太がコメントした、意外な第一声とは?

3.「我慢できるところは我慢しようと思っていた。押し込まれてもいましたけど、比較的、冷静に周りを見ながらやれてたと思います」(谷口彰悟)。「耐える時間が長いなと思いながらも、全員が攻めのことを頭に残しながらやっているからこそだと思います」(大島僚太)。後半の立ち上がりから、巧妙に狙われ続けたサイドバックの裏。ピンチの連続で選手たちが見せた対応力と、研ぎ澄ませていた集中力。

4.「アキさんのボールというのは落ちてくるというか・・・・合わせやすかったです」(山村和也)、「適当です」(家長昭博)。王者がゴールに上手にボールで弧を描く。我慢の報酬をもたらした鬼木采配と、不思議な呼吸で合わせたセットプレー。

5.「負けたら終わりという決勝戦というような戦いをずっと続けて、そこで勝っているというのは選手のメンタル面の成長はあると思っています」(鬼木監督)。鬼木フロンターレ3年目の集大成を表現する勝ち方と、選手からみなぎる自信の言葉たち。そして鹿島相手に示した、指揮官がチームにずっと植え付けたかったもの。

以上、5つのポイントで全部で約10000文字です。特に先制点ですよね。「気がついていたらフリーになっていた」という山村和也のヘディングゴール。まるで、あそこだけ時間が止まっていたかのようでした。

「あれって、(出し手の)家長さんと目が合ったりしたんですか?」と聞いたら、「そうですね…」からの「目は…合ってないですね・笑」とのこと。合ってなかったんかい・笑。それでも、あれだけバッチリなタイミングで綺麗に合わせるんだから、ナイスです。

王者がゴールに上手にボールで弧を描く。鬼木フロンターレ3年目の集大成を表現する勝ち方と、選手からみなぎる自信の言葉たち。(リーグ第31節・鹿島アントラーズ戦:2-0)

なお、このタイトルは「坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた」的なやつです・笑。ぜひ読んでみてください。

・・・・シーズン最後の3連戦は、タフでタイトでしたが、頑張って書き切りましたよ。ではでは!





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