どうも、いしかわごうです。
本日はルヴァンカップファイナル。
秋晴れの良い天気になりそうです。サッカー観戦日和ですね。
決勝に向けてはいくつかの媒体で仕事をしました。
サッカーダイジェストでは、家長昭博のインタビューを担当。インタビューしていて面白かったのは、「(試合中に)自分よりも逆サイドに長くいるサイドハーフは見たことないですよね」と、どこか他人事のように話していたこと。そして、あのポジショニングの妙に、彼なりの楽しさを見出しているのだなぁと感じられたのは興味深かったですね。本人いわく「屁理屈」というプレーでのこだわりの数々、ぜひ読んでもらえればと思います。Kindle版も出てます。
サッカーキングでは、プレビューを書きました。
過去4度とは異なるファイナル…J1王者のキーマンは?【ルヴァン杯決勝/川崎フロンターレ】
さて。2年ぶりのファイナルです。
かつてスペイン代表は、「無敵艦隊」と呼ばれながらも、ビッグトーナメントで勝つことができず、タイトルに縁のなかったチームでした。それを変えるターニングポイントになったのが、ルイス・アラゴネス監督の就任と、彼に率いられて優勝を果たしたEURO2008からだったと言われています。
そのEURO2008で迎えた決勝のドイツ戦。ルイス・アラゴネス監督は、こんな言葉で選手たちを送り出したと言います。
「いいか、決勝はサッカーをプレーする場所ではない。勝つためだけの場所だ!」
そして、この言葉からスペイン代表の常勝の歴史が始まりました。
これまでフロンターレは、決勝戦で負け続けてきました。
でも、今回の決勝戦は、フロンターレが勝ってルヴァンカップを掲げる場所です。制覇して常勝の歴史を作り続けましょう。
試合の見どころは、noteでたっぷり書いてます。今回のラインナップはこちらです。
1.「この大会に関しては、ここに至るまでも誰がレギュラーかはわからない中で、ホーム&アウェイを戦って、総力戦でここまで来た」(鬼木達監督)。いざ、ファイナル。気になると予想スタメンと、そこで注目すべき二つのポイントとは?
2.「自分では成長していないといけないと思っています」(鬼木達監督)。あの決勝から2年。どういうゲームプランで臨み、誰を起用するのか。一発勝負のカップ戦で問われる、指揮官のチームマネジメント力。
3.「攻撃の時は特殊なフォーメーションになる印象がある。それでも焦れずにやること。取りに行く時は慌てずにやりたい」(脇坂泰斗)、「ミシャが何を選択してくるのか。うちが何を選択してくるのか。そこはピッチに入って、最初の雰囲気とかで変わってくると思う」(中村憲剛)。入念に施していた札幌対策と、それを巡る攻防戦。そして、その上で選手達に求められる臨機応変さ。
4.「お互いに全然出れていない時期しか一緒にサッカーをしていない。そこから福森も成長しているし自分も成長している」(新井章太)、「チームで信頼されているので、彼がボールを持った時に周りのみんなが動き出している印象」(家長昭博)。選手達が最重要警戒として名前を挙げる元川崎フロンターレ・福森晃斗の左足。対応の鍵となる3つのポイントとは?
5.「いつも以上に頑張ろうとしなくても、周りが良いサポートすれば良い攻撃ができると思っている」(阿部浩之)、「誰が出ても良い攻撃はできていると思います」(脇坂泰斗)。「ゲームを動かすのは、本当に細かいところ。そこを見逃さないこと」(レアンドロ・ダミアン)。一発勝負だからこそ、ストライカーが勝負強さを証明する。
6.「準優勝してきた過去を優勝に変えられるチャンスがあるという意味ではとても楽しみだし、必ず優勝したい」(田中碧)、「そういう舞台にずっと立ちたいと思っていたし、それを夢見てきた」(新井章太)、「リーグのタイトルは取れているが、強いチームはカップ戦を取ってこそだと思っている」(登里享平)、「何が何でも、みんなで獲りたいです」(中村憲剛)。ルヴァンカップ制覇にかける、それぞれの想い。
7.決勝はサッカーをプレーする場所ではない。勝つためだけの場所だ。スペイン代表の黄金期を作ったルイス・アラゴネスの言葉。
以上、7つのポイントで全部で約15000文字です。試合までぜひ読んでもらえると幸いです。
試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(ルヴァンカップ決勝・北海道コンサドーレ札幌戦)
よろしくどうぞ。優勝原稿、書くぞー。