浦和戦レビュー:厚く当てる、薄く当てる。


 どうも、いしかわごうです。

火曜日は埼スタ取材。浦和のACL決勝の関係で、このタイミングで第32節を行いました。

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この時期のナイターゲームは流石に寒かったですね。貼るホッカイロを装備して行きましたよ。

 試合は2-0で勝利。
フロンターレが終始コントロールして進めたゲームだったと思います。特に後半は押し込まれる時間帯が長くなりましたが、最後まで無失点せずに終えたことに安堵の表情を見せていたのは、谷口彰悟です。

「後半途中まで(ボールを)持たれて押し込まれたが、そこで慌てない。相手が何を狙っているのか。バタバタするのが一番良く無いので、そこは余裕を持ちながら、後ろはどしっと構えてやれた。あそこで失点しないで我慢できた」

 谷口彰悟に関していえば、前半にCKからのヘディングをバーに当てた惜しい場合がありました。「あれ、惜しかったですね」と伝えると、「完璧に『キタ!』と思ったんですけどね」と悔しがっていました。

「点が取りた過ぎて、厚く当てすぎてしまいました。薄く当てていれば決めれてました…次も狙います!」

どうやら気持ちが入りすぎて、それがボールにも伝わってしまった模様。ただ、ヘディングで「厚く」当てる、「薄く」当てるっていう表現、感覚的なニュアンスだと思いますが、わりと珍しい気がします。

さて試合についてはレビューでたっぷりと語ってます。今回のラインナップはこちらです。

1.「前線に速い選手が居たので。あそこのケアをしっかりしようということで、意識はしてました」(山村和也)、「それでカウンターを受ける時は、後ろがしっかり準備すれば問題ない」(谷口彰悟)。8人入れ替えの浦和が繰り出してきた「奇襲」にも慌てず。前半の川崎守備陣が見せていた読みと強気の姿勢。

2.「そういう信頼をしていたからこそのゴールだったかなと思います」(守田英正)、「前に強いんですが、あのタイミングだったら、横にもぐれるなと思ったので」(脇坂泰斗)。相手を食いつかせて作った時間と空間で見せたヤストの一閃。守田英正、脇坂泰斗、柴戸海の大卒プロ2年目の同期組が見せた、先制点をめぐる攻防戦。

3.「僕が引き出して、ヤスとアキさんの配置をうまく見て、ボランチをうまく釣って、そこに空いたスペースに入って」(守田英正)。時間を止めた大島僚太の展開から生まれた鮮やかな追加点。そして推進力をもたらすマギーニョと、ポジショニングとつなぎをもたらした守田から探る、右サイドの変化とは?

4.「受けなくても相手を動かすというか、そこに居ることで相手を動かす。相手を操るというか」(脇坂泰斗)。ボールを受けずに決定的な仕事をする。脇坂泰斗が埼スタのピッチで表現した、中村憲剛からの大切な教え。

5.「僕らは常に綱渡り状態。負けたら終わり。しびれる試合が続きますが、それを楽しみながら次も勝ちたい」(谷口彰悟)。残り3試合。しびれる戦いに身を置けるということ。

以上、5つのポイントで全部で約8000文字です。よろしくどうぞ。

脇坂泰斗が埼スタのピッチで表現した、中村憲剛からの大切な教え。(リーグ第32節・浦和レッズ戦:2-0)

週末は鹿島戦ですね。





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