カップ戦ファイナルという非日常。


どうも、いしかわごうです。

 ルヴァンカップ初優勝から数日が経ちました。
週明け、練習場に行くと、クラブハウスには祝福の花がたくさん届いておりました。

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・・・・優勝するって良いですね。
そしてタイトルのかかったカップ戦決勝というのは、闘う者達にとっては大勝負なのだけど、観ている側からすると、どこかお祭りというか、非日常感があるのかもしれません。始まる前はワクワクするし、戦いの最中はドキドキだし、終わってしまうとどこか寂しさも残ります。タイトル戦では、いつも悔しさばかりが残っていただけに、勝った後は一層そんなことも感じてしまいました。

さて。
Number Webのコラムでは、新井章太について書かせてもらいました。

第4GKから7年目のルヴァンMVP。新井章太と川崎が描いたストーリー。

・・・・冒頭で導入した、PK戦前にノボリからかけられた言葉に奮い立ったというエピソード。試合後に両者から聞き出して、原稿に盛り込もうと大事に温めておいたのだけど、やべっちFCで2人が明かしててズゴーってなりました・笑。

 数日経って、試合映像やサポーターの撮影した現地映像をじっくり見直したりしているのですが、現場では気付かなかった事実も、色々と発見もあったりするんですよね。

例えば、6人目のPKを新井章太がキャッチして優勝が決まった瞬間。みんな一斉に新井章太の元に走り出したり、我を忘れて味方と喜んでいる中、家長昭博だけはガッツポーズした後、落胆している札幌の選手たちの元に歩み寄ってるんですよね。ノボリも、失敗した札幌の進藤亮佑に元に声をかけに言っています。なでしこがW杯優勝した時の宮間あやもそうだったけど、こういう振る舞いができるのって素敵です。

中村憲剛は、新井章太の元に走りかけた瞬間に止まって、後ろを振り返って車屋紳太郎のところに駆け寄っています。こういうのを後で色々見直していると、なんだか味がありますね。

思えば、中村憲剛が初めてのカップ戦ファイナルに臨んだのは2007年です。このタイトルを取るまで12年かかったわけです。干支が一周してしまってます。本当に長い道のりだったと思います。ちなみに彼は今日(10月31日)が39歳の誕生日なのですが、38歳のラストプレーがPK戦のキックだったというのは、不思議な感じですね。

さて。
後日取材では、そういう現地では気づかなかったことも含めてまとめました。それをポイント8として追記したレビューを更新したので、ぜひ読んでみてください。

8(※後日取材).「自分が信じた方向に蹴ろうと」(長谷川竜也)、「下のみんなが泣いていたから、それを見て、お父さんみたいな気分になった(笑)。よしよし、苦しかったよなって」(中村憲剛)、「人生で一番苦しかったかもしれないです。体も頭も気持ちも苦しかったです」(田中碧)、「ちょうど(ロッカールームの)テレビのところに行くときに、ワッというリアクションだったので、(得点が)入ったんだと」(谷口彰悟)。優勝から数日が過ぎて・・・・それぞれのエピソード。

決勝という名の魔物と戦った者たち。 / ルヴァンカップ決勝・北海道コンサドーレ札幌戦:3-3(PK:5-4)

週末にはリーグ戦があります。リーグ戦は、いわば日常ですね。これも全力で勝ち続けないといけません。

ではでは。





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