ルヴァン準決勝仙台戦1stレビュー:「自分の周りにスペースがあって、前半は迷子になっていた」(奈良竜樹)。高い授業料を払うことになった前半45分。一体、何が起きていた?


 どうも、いしかわごうです。

 水曜日は新幹線で仙台に。ユアテックスタジアム仙台で、ルヴァンカップ準決勝第1戦・ベガルタ仙台戦を取材してきました。

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 10月の仙台は、思ったよりも冷え込んでいて、秋風がだいぶ冷たかったですね。
試合の方はというと、立ち上がりから相手に押し込まれ、その圧力を巻き返せないまま3失点を喫してハーフタイムを迎えるという、予想だにしていない展開になりました。

 試合後、「誰が見てもひどい前半だったと思う」と語ったのは3バックの左に入っていた奈良竜樹の言葉。

 詳しくはレビューで解説してますが、仙台は彼のマッチアップ相手である右シャドー・石原直樹選手が頻繁に中盤に下がって動くことでフロンターレの左サイドで数的優位を作って揺さぶってきました。中盤に落ちるシャドーの彼をケアするのは左センターバックの奈良選手の役目なのですが、石原選手が低い位置まで落ちた時にそのまま食いついていくわけにもいきません。そこまで奈良選手が出て行くと、仙台が「待ってました」とばかりに、自分の後ろのスペースを相手に使われてしまうからです。マークするべき人がおらず、守備のときにフリーで浮いて(余って)しまう状態になっていました。そのジレンマについて、彼はこう話しています。

「自分の周りにスペースがあって、前半は迷子になっていた。僕が前に行けば裏を使われるし、後ろケアすれば、石原選手にボールが入る。遅れて行けば、蜂須賀選手やクリスランが、僕のスペースを狙って走ってくる」(奈良竜樹)

 不動の左サイドバック・車屋紳太郎選手の代表招集もあり、チームとして完全には整備しきれていなかった左サイドの局面を狙い撃ちにされたこと。そしてこの試合では、いつもとは違い、相手にボールをうまく保持され、仙台の右ウィングバックである蜂須賀孝治選手の揺さぶりに組織を動かされたことで、チームとしても後手を踏み続けました。

 その結果、3点のビハインドという高い授業料を払うことになったわけですが、幸いだったのは、3失点を喫した時点でまだ前半だったこと。そして、それが2戦ある中の前半だったこと、つまりトータルで考えたら4分の1が終わったに過ぎなかったと言えるかもしれません。

 後半にはシステム変更から巻き返しを見せて、追撃の2得点。欲を言えば、74分以降、仙台は10人となっただけに、もっと畳みかけたかったところ・・・主審のジャッジの不安定さはありましたが、ベンチも含めて少しエキサイトし過ぎた感もありました。

 あの前半に何が起きていたのか。そして後半はどう巻き返したのか。90分を振り返ってのポイントの詳しいレビューは、ごうnoteで公開しています。

今回のラインナップはこちらです。

1.「自分の周りにスペースがあって、前半は迷子になっていた」(奈良竜樹)。悪夢のような、前半の3失点。狙い撃ちされた左サイドエリアで起きていた問題点とは何だったのか?

2.「チーム全員がうまくいっていないのは感じていたので、そこをどう変えたら良いのかを、もっと話せばよかった」(板倉滉)、「もっと相手を見ながら、やれればよかった」(谷口彰悟)。ボールを取り上げられた前半の川崎F。ミラーゲームだからこそ仙台の「奇襲」がハマった、二つの理由とは?

3.「試合が刻々と変わる中で、一番嫌な判断をはき違えてはいけない」。2失点後に中村憲剛が行っていた巧みなゲームコントロールと、味方に向けていた攻撃のメッセージ。

4.「本当に優勝したいのか!?」。ハーフタイムに指揮官が選手たちに飛ばしたゲキ。そして登里享平、知念慶、狩野健太という意外な3人をピッチに送り込む采配をした理由。

5.「ケンゴさんは動いたら良いボールをくれるので、信じて走った」(奈良竜樹)。攻略ポイントだった仙台のCKの守り方。ピンポイントで届ける出し手がいれば、ターゲットはそこに信じて飛び込むだけ。

6.初ゴールは突然に。「個人的にはプロデビューも仙台だし、久しぶりにチャンスをもらえたのは運命を感じた。そういう運命を結果につなげられた嬉しさはある」(知念慶)。そして中村憲剛が評価している知念のポイントとは?

 以上、6つのポイントで約8000文字のボリュームです。週末に第2戦に向けた予習にもなると思うので、ぜひ読んでみてください。

ボールを取り上げられた前半の川崎F。ミラーゲームだからこそハマった、二つの原因とは?そして、初ゴールは突然に。(ルヴァンカップ準決勝1stレグ・ベガルタ仙台戦:2-3)

よろしくどうぞー。

・・・ちなみに試合後のこと。
今年からミックスゾーンのエリアが変わったので、しばらくわからずにロビーをウロウロしていたら、向こう側からベガッ太さんが現れました。すれ違うとき、僕の前で立ち止まってジーッと頭部を見てきて珍しそうに手を伸ばしてきたので、かけたてのパーマを触らせてあげましたよ・笑。

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ちなみに往復の新幹線ではひたすらkindleでキン肉マンを読んでました・笑。

現在、期間限定で29巻までなんと無料でダウンロードできます。みなさんもぜひ!

ではでは。





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