清水戦プレビュー:ボールを激しく奪いにくるときの「隙」を狙う。


どうも、いしかわごうです。

本日は等々力での清水エスパルス戦。

清水は前回の対戦後に、ヤン・ヨンソン監督が解任。ヘッドコーチだった篠田監督が昇格し、現在は指揮を執っています。ただ前節はコンサドーレ札幌に0-8で記録的な大敗。

 そういう背景もあって、今日の一戦は、いつも以上に守備に軸足を置いてくることが予想されます。4-4-2で緻密にブロックを組んで構えて、篠田監督らしく「球際の戦い」での激しさを求めてくるのではないでしょうか。

 気をつけたいのは、最近の清水はボールを握る「ボールポゼッション型」の相手に対しては、勝率が良いんですね。相手にボールを渡し、前線のドウグラスを生かしたカウンターを狙うことで確実に勝機を見出せるからです。

例えば第21節の横浜F・マリノス戦(1-0)がその典型なのですが、この試合ではマリノスに79.5%という極めて高いボール保持率を記録されながらも、カウンターで清水が勝利を収めています。ドウグラスと言う、速さと強さ、高さを備えたストライカーがいることで成立している戦い方でもありますが、このフロンターレ戦でもこのプランで入ってくる可能性は十分にあると思います。

 ただ裏を返せば、そこに攻略のヒントが隠されているとも言えます。
なぜなら、ボールを奪ってからショートカウンターをするためには、「奪う」と言うことに目を光らせる存在がいるからです。

 そしてその「奪う」と言う技術に長けた清水のボランチが、ヘナト・アウグストです。いわゆる潰し屋タイプで、中盤の底で縦横無尽に動きながら、縦パスが瞬間に激しいアプローチでボールを狩り取ります。

 そして考え方によってはそこがチャンスにもなります。
なぜかと言うと、ボランチが食いついてくるならば、わざと食いつかせることで空いた場所を使って攻めていけばいいからです。そこは清水攻略の大きなポイントになるかなと思います。

プレビューでは、そうしたポイントを語っております。前節からメンバーの入れ替えがあるようなので、そこが機能するかもカギになりそうです。

https://mobile.twitter.com/ishikawago/status/1165039242256322561

ラインナップはこちら。

1.複数のメンバー変更で、チームに変化と刺激は生まれるか。気になる予想スタメンは?

2.「26年続いているJリーグで(3連覇は)鹿島しかいない。そこにもっと向き合わないといけない。結局、3連覇するための3年目になっているので、他の人の考え方とは違いますね。もう一つ自分の中で動かさないといけないと感じています」(鬼木達監督)。リーグ残り11試合。指揮官が考えるチームの現状と、3連覇に向けて語ったこと。

3.「先取点を取って相手にとって嫌な流れを作り出せれば、勝機を見出せると思っている」(車屋紳太郎)、「自分たちのホームなので、相手は相当に気を引き締めて臨んでくる。守備から入ってくると思うので、それをかいくぐって先制したい」(守田英正)。いつも以上に、先制点が必要となる理由(ワケ)。そして守りから入ってくることが予想される清水のゲームプランを、どう逆手に取るのか。

4.「相手ががっちり守っているから上がっていかない、ではなくて、いつ入っていくのか。それを敏感に反応して欲しい」(中村憲剛)。狙うべきは、中盤の底でボール狩りに目を光らせるヘナト・アウグストの食いつき癖。清水のハーフスペースを攻略せよ。

5.「勝つというところが評価対象だと思うので、そこだけを考えて僕はやりたい」(守田英正)、「やることは変わらないです。ここで、しっかりと結果を残していけるように頑張ります」(齋藤学)。勝たなくてはいけない試合で巡ってきたチャンス。清水戦で彼らはどう輝くのか。

以上、5つのポイントで全部で約9000文字です。試合前に一読してもらえると幸いです。

試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第24節・清水エスパルス戦)

清水にはエウシーニョ、チョン・テセ、西部洋平、楠神順平と元フロンターレが多くいますね。エウシーニョ、チョン・テセは負傷のようですが、西部洋平、楠神順平はベンチに入って等々力で会えれば良いですね。

では、では。





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