どうも、いしかわごうです。
先週末は日産スタジアムに。Jリーグワールドチャレンジ2019の取材でした。
チケットは完売。自分は3時間前に小机駅からスタジアムに向かったのですが、道すがらでチェルシーグッズを配っていました。
日産スタジアムまでの道すがらで、チェルシーグッズを配ってました。記念としていただいております。 pic.twitter.com/wcoLsgw6wC
— いしかわごう (@ishikawago) July 19, 2019
試合は終盤までスコアレスで進み、レアンドロ・ダミアンが決めたヘディングゴールで、世界的な強豪クラブにJリーグ王者が勝利。ダミアンは、日産スタジアム2試合目にして、ここで3得点ですね。点とりますな。
詳しいレビューはごうnoteに譲りますが、さすがだなと思ったのはチェルシーの対応力ですね。ピッチ上にいるチェルシーの選手たちが、フロンターレの出方を見て、すぐに最適解を導いていく柔軟性を持っていることです。90分、ピッチに立っていた谷口彰悟が言います。
「立ち上がりの10分ぐらいはプレッシャーも含めて良かったですが、その後ですね。僕らの出方を見てアジャストして、なかなかボールを取らせてもらえなかった。取りどころを探りながら前から(奪いに)行ったりもしていたが、一人一人の剥がす力がうまい。距離感も良い距離感でやられて難しかったです。我慢しながら、というところで踏ん張りながら進めていた」(谷口)
それは彼らがボールを持った時だけではなく、フロンターレがボールを保持した時もしかりです。パスコースの切り方、プレッシャーの掛け方がうまく、前半途中から下げるか横パスばかりで、なかなか前に進んでいかない時間帯が多くなりました。ピッチにいる選手たちは、いつもとは全く違う「圧力」を感じていたと言います。
「相当感じていました。見ている以上に、やっている方は相当な圧を感じていた。らしくない(ボールの)取られ方も多かった」(谷口彰悟)
90分の中で変化をつけてくるのはどのチームもやりますが、前半45分の間でも的確に変化して対応してくる。この辺がさすがですね。色々と学ぶの多い一戦でした。
試合の詳しいレビューは、ごうnoteで掘り下げております。
レビュー公開してます。チームや選手にとって刺激の多いゲームでしたね。➡️ 終盤にあった決勝弾の布石と、それを演出した2人の観察眼。そして満員の日産スタジアムに響き渡った勝利の凱歌。(Jリーグワールドチャレンジ2019・チェルシーFC戦:1-0)|note(ノート) https://t.co/pejSpwjXv3
— いしかわごう (@ishikawago) July 20, 2019
今回のラインナップはこちらです。
1.「いやぁ、上手かったです、はい」(家長昭博)。試合後、微笑みを浮かべながら、「上手かったです」を3回繰り返した家長昭博。シュート3本を放った前半の攻防戦で、JリーグMVPが感じたこととは?
2.「相手がすぐに慣れたというか対応してきて、途中から(守備が)ハマらなくなった。相手の適応力をすごく感じた」(小林悠)。前線からの守備が無力化され、攻撃でも孤立気味。前半の小林悠が痛感していた我慢と難しさ。
3.「前半は外から見ていて、しんどいなと思っていた。普段、自分たちがやっていることを向こうがやっている」(中村憲剛)、「見ている以上に、やっている方は相当な圧を感じていた」(谷口彰悟)。ピッチ上で感じた、いつもとは違うチェルシーの選手たちからの「圧力」と、それを水際で耐え続けた守備陣の奮闘。
4.「相手の寄せの速さにはロストしてしまったが、徐々に慣れてきて前を向けるようになった」(脇坂泰斗)、「守備をしっかりしないと攻撃には繋がらない。それはメッセージになったと思う」(新井章太)。レギューレーションが影響した後半のオープンな展開。そして新井章太による5分間の連発セーブがつなげた、終盤の決勝点。
5.「パッと見たらケンゴさんが寄ってきた。その時間で、中が動けば良いなと思って」(脇坂泰斗)、「ダミアンがいるかどうかは見えなかったけど、滞空時間があれば、誰かしらがいける」(中村憲剛)、「ファーサイドでボールを待ち受けるような状況でした」(レアンドロ・ダミアン)。なぜ、あの場面でショートコーナーを選択したのか。終盤にあった決勝弾の布石と、それを演出した2人の観察眼。そして満員の日産スタジアムに響き渡った勝利の凱歌。
以上、5つのポイントで冒頭部分も含めて全部で約9000文字です。試合のポイントになった場面はもちろん、前半と後半で分けて、ゲームの変化なども読み解いてますので、ぜひ読んでみてください。
終盤にあった決勝弾の布石と、それを演出した2人の観察眼。そして満員の日産スタジアムに響き渡った勝利の凱歌。(Jリーグワールドチャレンジ2019・チェルシーFC戦:1-0)
ではでは。