大分戦プレビュー:ジェジエウの対応力が問われる一戦。


どうも、いしかわごうです。

 本日は大分トリニータ戦。
昇格組ながら3位と好調です。GK高木駿が最終ラインの一員のようになりながら行うビルドアップ。そこから展開される攻撃は、要警戒ですね。

 ポイントとなるのは「いつ、どこで奪いに行くのか」です。よく攻撃で「同じ絵を描く」と言う表現がありますが、この試合に関していえば、守備で同じ絵を描けるかどうかが鍵になります。

 そういう意味でも、守備陣には繊細な舵取りが求められます。
今節もセンターバックは谷口彰悟とジェジエウのコンビになる見込みですが、対峙する大分のストライカーは、藤本憲明。現在までにリーグ戦7得点と、得点ランキングトップタイで、日本代表入りも噂されていました(選出されず)。

 地上戦での駆け引きやコンビネーションを使って、フィニッシュワークに絡んでくるタイプです。大分はサイドからのクロスが多いですが、味方が作った相手守備陣のギャップに信じて入っていく動きが得意ですね。過去3試合、ハモン・ロペス、ドウグラス、名古屋グランパス戦ではジョーと、ゴリゴリと勝負してくる屈強な外国人エースストライカーとの相手にはめっぽう強いところを示したジェジエウですが、このタイプにどれだけやれるか。コンビを組む谷口彰悟も、過去3戦よりも危機感を強めているようでした。

「(ジェジエウは)1対1など人に対してはすごく強い。ただ三人目の動きとかそういう相手に対して予測するとか、マークを捨てて場所を空けないとか、そういうのはまだまだやっていかないといけない。そこは僕がカバーリングして守れれば良いかな」(谷口彰悟)

今週の戦術練習では、谷口彰悟がいつになくジェジエウとコミュニケーションを取り、通訳を交えて確認をしていました。どれだけ呼吸を合わせて守れるか。ジェジエウにとっても、彼個人だけではなく、グループでの対応力が試される一戦になると思います。注目です。

試合の詳しいポイントはプレビューで書いております。

今回のラインナップはこちらです。

1.「他のチームには出来ない3連覇という目標もある。プラス、国内のタイトルもカップ戦では取ってない。まだまだやらなくてはいけないこと、改善できることはある」(鬼木達監督)。ACL敗退ショックを乗り越えて挑む、リスタートの一戦。

2.「あそこまで極端にやるのは大分ぐらいしかないと思います」(鬼木達監督)、「自信を持ってやれる人だし、キックも上手い。追い込んだと思っても、1本で局面を変えたりもできる」(谷口彰悟)。指揮官も警戒する大分のサッカースタイル。そのメカニズムと中心にいるGK高木駿。

3.「大分は全員が顔を出して、相手が食いついたら、スペースを狙ってくる」(登里享平)、「自分たちからアクションを起こす守備をする。チーム全員がつながるというのが大事なゲームになると思ってます」(長谷川竜也)。入念に準備していた大分対策。ポイントは、「いつ、どこで奪いに行くのか」という「プレスの目」を合わせることにあり。

4.「(大分は)ギャップを狙ってくるチーム。だから、その辺はジェジエウとも話しました」(谷口彰悟)。個ではなく連携で崩して来る厄介なストライカー・藤本憲明をどう沈黙させるのか。守備陣に求められる対応力とは?

5.「古巣でもあるので、楽しみにはしてます」(家長昭博)。大事なのは、ボールを保持して主導権を握るということ。攻撃陣に生まれる速さと時間で、大分守備陣をどう攻略するのか。

 以上、5つのポイントで冒頭部分も含めて全部で約10000文字です。読み応え、たっぷり。戦術的にどんな駆け引きが行われるのか。試合前に読んでいただければと思います。

試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第13節・大分トリニータ戦)

ではでは。





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