神戸戦プレビュー:そして、イニエスタ。


 どうも、いしかわごうです。

本日はノエビアスタジアム神戸でヴィッセル神戸戦です。

 神戸といえば、やはりイニエスタ。
今節出場が濃厚です。フットボールを創り出す選手で、まるでボールに魔法をかけているかのようにプレーをします。僕自身も大好きなフットボーラーです。

 ボールを持てば何かが起きる選手なので、川崎フロンターレ目線でいえば、「イニエスタからどうやってボールを奪うのか」は、大きなポイントになります。

 ただ、それが出来れば苦労はありません。
これは去年に対戦した後の話ですが、谷口彰悟はイニエスタの「ボールを取られない技術」に脱帽していました。

「うまかったですね。ボールが取れなかった。こちらは連動した守備ができていたと思うけど、個人で打開されてしまう。ボールを取れるポイントのはずが、ボールが取れない。派手なプレーはされていないが、要所要所で外されてしまう。相手を食いつかせてからのドリブルの逃げ方とか、うまい。バルセロナでは、あのまわりにメッシやスアレス、ブスケッツがいると思うと、ぞっとしました(苦笑)」

そう考えると、「イニエスタからどうやってボールを奪うのか」という考え方のスタート時点で間違っているのかもしれません。

 なので、どうやってイニエスタからボールを取るのかと考えるのではなく、「イニエスタがボールを出す先のボールを奪う」という考え方の方が対策しやすいのかもしれません。イニエスタのパスを出す先に、メッシやスアレス、シャビがいるわけではありません。その先に的を絞れば、十分に対応できるはずです・・・・たぶん・笑。

そんな試合についてのプレビューは、たっぷりすぎるほど書きました。なので、そちらを存分に読んでもらいたく思います。

今回のラインナップはこちらです。

1.「誰が出ても高い水準のゲームができるチームにならないといけないと思ってます」(脇坂泰斗)。若手に芽生え始めた責任感。総力戦が続く中で、チームに起き始めている変化。

2.「ポジション争いは激しいが、続けていくことで少しでも試合に出れるようにやっていけるように」(齋藤学)、「意識することはいつも変わらないです」(長谷川竜也)。厳選区の左サイド争い。阿部浩之か、齋藤学か、それとも長谷川竜也か。両翼と組み合わせと、中盤のバランスから読み取れる現状の最適解は?

3.「ボールを持っていない時に、いかにコンパクトにしておくのかが大事だと感じてます」(大島僚太)。去年、唯一の3失点を喫した神戸攻撃陣にどう守るべきか。自分たちの距離感で守るために必要な、前線からの「まぶす」作業と強気な陣形設定とは?

4.「バルサにいた時によく見ていました。オールラウンダーで何をやってもうまい」(谷口彰悟)。世界ストライカー・ダビド・ビジャとの対峙を心待ちにする谷口彰悟。そしてボールを持つと何かを起こすアンドレス・イニエスタから、どうやってボールを奪うのか。ヒントはその発想を変えることにあり。

5.「点を取ることで、自分が『生きているな』と感じた。自分がサッカーをやっている意味は、ゴールなんだな。それを確認できました」(小林悠)。ゾーンに入った状態で生まれた蔚山戦での初得点。どうしても書いておきたい小林悠のこと。

以上、5つのポイントで全部で11000文字ぐらいです。たくさん書きました。個人的には、小林悠のコラムはぜひ読んでもらいたく思います。DAZN観戦組も、よろしければぜひ読んでくださいね。

試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第9節・ヴィッセル神戸戦)

ではでは。よろしくどうぞ。





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