ACL蔚山現代戦レビュー:強い、強いリベンジの気持ちで臨んでいた選手。


 どうも、いしかわごうです。

火曜日は、等々力でACLの蔚山現代戦でした。

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 試合は2-2-のドロー。
他会場のシドニー対上海上港も引き分けたため、残り2試合で2連勝すれば十分に決勝トーナメントに進める位置につけています。

https://twitter.com/J_League/status/1120933413324607490

この試合に強い、強いリベンジの気持ちを持って臨んでいる選手がいました。

 ノボリこと登里享平です。
第3戦のアウェイゲームでは、試合終了直前にキム・テファンの右サイドからのクロスを、ニアサイドのキム・スアンに頭で押し込まれて失点を喫して敗れました。左サイドバックの登里享平は、あそこでクロスを上げさせてしまった自分の対応を悔やんでいたんですね。等々力での試合前日、こう話していました。

「自分のところでクロスを上げられてますし、自分が思ってもいないタイミングであげてくる。ACLの厳しさを痛感しました。それで中の選手も(クロスに)入ってきている。そこの違いは、隙を見せたらやられると言うこと。勝つためにしっかりとやっていきたい」

 そしてこの試合、左サイドバックの登里享平には、縦関係になる齋藤学のスタイルを生かす役割も求められていました。実際の試合後半は「戦術マナブ」だったわけですが、その仕掛けをうまくサポートしていたと思います。試合後、振り返ります。

「ビハインドの状況で前に出ないといけない。前に、前に。中と外の使い分け。幅をどっちが取るかを(齋藤学と)話していたし、大外をどっちが使うかは話しました」(登里享平)

 そんな左からの総攻撃が実ったのが82分。
谷口彰悟から素早く登里享平へ。ボールを受けたノボリは、縦に勝負して相手を抜き切らない状態ながら、中央にクロスを上げます。勝算はあったと言います。

「押し込んだ状態で崩すことも考えてましたが、そういうアバウトなボールでいいからと。中(にいる選手)も強かったし、相手も強かった。そういうところのリズムも変えなくてはいけないので思い切って行きました」(登里享平)

そしてこのクロスが流れて小林悠の足元に。シュートはGK正面でしたが、こぼれ球にダミアンと知念慶が詰めて、泥臭くゴール。その後は逆転にまで持っていけそうでしたが、そこまでは及ばず。両チームとも出し切っての引き分けだったと思います。

ベタですが、平成最後の等々力での公式戦を負けるわけにはいかなかったですからね。

詳しいマッチレポートはこちらです。

ここでしか読めない話も書いているので、ぜひ読んでみてください。

水を得た齋藤学と水を運んだ登里享平による左サイドがもたらした怒涛の総攻撃。そして死闘の果てに見出した、ある光明。(ACL第4節・蔚山現代戦:2-2)

週末は、何だか揺れているヴィッセル神戸戦です。リーグ戦3連勝といきたいところです。

ではでは。





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