どうも、いしかわごうです。
ACLのイースタン戦は4-0で勝利。
見事にグループステージ、首位通過となりました。
攻撃陣が良くなってきていますね。
思えば、新潟戦を終えて迎えたイースタン戦の試合前、中村憲剛選手に阿部浩之選手がフィットしてきている要因について聞いてみたんです。
「自分たちが無理して(阿部浩之に)合わせているとかじゃない。俺らのテンポに阿部ちゃんが入ってきた。そういイメージが強い。ここで(パスを)落とすだろう、ここで入ってくるだろうとか、札幌戦のPKをとったときもそうだけど、それが徐々にあってきた。それは大きい。周りに要求もできるし、人の話も聞ける。動けるし、守備もできる。なんでもできる」
憲剛選手によれば、チームとして阿部選手のテンポに合わせるのではなく、阿部選手がチームのテンポにスムーズにフィットしてきているだけ、というわけです。5月のこの時期に、チームのテンポに入ってこれる中盤の選手は、過去決して多くはなかったですから、そこは阿部選手の適応力の高さを褒めるべきだと思います。
一方で、このイ−スタン戦では、1ゴール1アシストのハイネルもチームのテンポにフィットしてきたと確信を得れる活躍を見せてくれました。長谷川竜也選手が流し込んだ3点目のアシストなどは、これまでのハイネルのプレースタイルだったら、強引にフィニュシュまで持ち込んで、パスという選択はなかったかもしれません。新潟戦で初ゴールを決めて、視野が広くなってきている印象です。
思えば攻撃陣がかみ合わなかった時期のアウェイのコンサドーレ札幌戦では、ハイネルと長谷川竜也選手、そして小林悠選手の3人の攻撃の連携がよくありませんでした。あの札幌戦後、ミックスゾーンで困惑する中村憲剛選手のコメントは印象的です
「ボランチのところから前にボールを入れても、こうして、こうしてこう、という絵が少ない。こうなるだろうな、という形にならない。そっちか、と思うことのほうが多い。前線3人の関係性が皆無に近い状態で、みんな1対1でやっている。ユウ(小林悠)がたまにボールを受けてポストして、というぐらい。もうちょっと汲み取ろうとしないといけないし、突破が単騎になっている」
それを思えば、新潟戦とイースタン戦で、阿部浩之選手、長谷川竜也選手、そしてハイネルと前線の攻撃陣がようやくかみ合ってきた印象です。セットプレーでの得点も取れていますから、今後は地上戦での崩しが、より効いてきそうな予感です。
あとは家長昭博選手ですね。彼をどう組み込むか。小林悠選手の復帰にもよりますが、今後の攻撃陣はそこがテーマになっていきそうです。
さて、試合のレビューはいつものようにごうnoteで公開しております。
レビュー書きました。よろしくどうぞ。➡️ 勝負を決めた3点目。突破力のある両サイドアタッカーに生まれ始めてきた余裕と信頼感を読み解く。(ACL第6節・イースタンSC戦:4-0)|note(ノート) https://t.co/CDmoF3bLdN pic.twitter.com/NmMUCso6zq
— いしかわごう (@ishikawago) May 10, 2017
ラインナップはこちら。
1.「特に難しいことはしていない。いつも通り。ネットとリョウタと自分が真ん中にいれば、そういう試合になる」(中村憲剛)。普段着のサッカーを表現し、難なく相手を攻略。
2.「自分がゴールに向かうことを考えていました。ただドリブルでアングル(角度)を失った。ファーサイドにタツヤが走ってくれていた」(ハイネル)。「ハイネルが自分を見てくれたので、あとは信じて走るだけだった」(長谷川竜也)。勝負を決めた3点目。突破力のある両サイドアタッカーに生まれ始めてきた余裕と信頼感を読み解く。
3.「ミーティングでも切り替えは言われていたし、ハーフコートでやるのは意識していました。前で守備ができていたと思います」(大島僚太)。前線から守備のスイッチを入れた中村憲剛。抜群の切り替え意識を見せ続けた大島僚太。相手のカウンターの芽を潰し続けた奈良竜樹。
4.「そこの競争は大歓迎です。強いチームは競争が激しいですから」(谷口彰悟)、「より1試合1試合がアピールのチャンスになったり、良い意味で緊張感のある試合になっている」(奈良竜樹)。有言実行で、水を漏らさぬ守備対応とセットプレーでの得点力を見せたザゲイロコンビ。エドゥアルド復帰により、レベルの高いポジション争いは続く。
以上、4つのポイントで約5500文字です。
勝負を決めた3点目。突破力のある両サイドアタッカーに生まれ始めてきた余裕と信頼感を読み解く。(ACL第6節・イースタンSC戦:4-0)
実は、本日誕生日です。今後とも、いしかわごうをよろしくです。
ではでは。