どうも、いしかわごうです。
先週末は、サガン鳥栖戦の取材で駅前不動産スタジアムに。鳥栖駅を降りてからの近さは抜群です。まさに目の前でした。
キングダムがいました。
キックオフの45分前。
いつものように、フィールドプレイヤーよりも先にチョン・ソンリョンと新井章太のGK二人がピッチに現れて、アップを始めます。それと同時にフロンターレのゴール裏からは、GKのチャントとコールが響き渡ります。
その様子を記者席で眺めていたのですが、二人のチャントが歌い終わると、この試合の帯同を見合わせた谷口彰悟のチャントが歌われました。
リーグ戦155試合連続出場。2014年の8月からの連続出場記録で、フィールドプレイヤーとしては中澤佑二の199試合につぐ、Jリーグ歴代2位。現役選手としてどこまで記録を伸ばせるかは、個人的には楽しみにしていました。しかし今日のピッチには、「いつもそこにいる・谷口彰悟」がいません。
奇しくも、この日の対戦相手である鳥栖には、同じタニグチこと谷口博之が在籍しています(この試合はベンチ外)。フロンターレ時代には、意外性のある飛び出しでゴールを量産するスタイルから「そこに、タニ!」と呼ばれ、サポーターに愛された選手です。
いないはずの選手がいることで生み出していた「そこに、タニ!」という意外性と、いつもいるはずの選手がいない・・・言うなれば、「そこに、タニグチがいない!」という不在感。
時代によって、タニグチの使用法がまるで変わっているわけですが、鳥栖戦の臨む選手たちは、彼の想いも背負って戦ってくれると思いながら、谷口彰悟のチャントに聴き入ってました。
試合は1-0での勝利。
主力数人を欠きながらも、大島僚太の復帰もあり、かつ守備の要である谷口彰悟不在でも、無失点で勝ちきり、勝ち点3を持ち帰ることができました。
しかし、大島僚太はやはり凄いですね。うん、すごかった・・・試合の詳しすぎるレビューはこちらでどうぞ。
レビュー公開中です。約9000文字。よろしくどうぞ。➡️「出力の仕方」を覚え始めた大島僚太と、覚醒しつつある知念慶。そして、撃ち合うのではなく、守備の強度を高めて受け切った鬼木采配。(リーグ第7節・サガン鳥栖戦:1-0)|note(ノート) https://t.co/JhbTT5mwE5
— いしかわごう (@ishikawago) April 15, 2019
ラインナップはこちらです。
1.今季初先発の舞行龍ジェームズと下田北斗。チャンスを待ち続けた二人を、このタイミングで起用した狙いを読み解く。
2.「(縦パスは)通せそうだけど、通っても厳しい。通させないというよりも、通ったのを狙っている感じでした」(知念慶)、「2手先、3手先を読んで、サイドに(ボールが)行って、サイドの選手がどうかなというのもあった」(下田北斗)。効果的な仕掛けにならなかった前半のサイド攻撃。展開した「その先」で、足りなかったものとは?
3.「2トップになって守備がはまるようになった。役割もはっきりした」(下田北斗)、「鳥栖のように頑張ってくるチームとやるときは、ああいうもの(前半)だと思う。前半を耐えたことが全てだと思う」(阿部浩之)。後手を踏み始めた前半に打ち出したシステム変更を読み解く。
4.「そこは見逃さないようにして蹴りました」(大島僚太)、「それはスタッフからも言われてましたし、個人的にも狙っていました」(知念慶)。「出力の仕方」を覚え始めたリョウタと、覚醒しつつあるチネン。新ホットラインで生み出した得点シーンに凝縮されていた狙いとは?
5.「結果的に失点ゼロで抑えられたことが全て。みんなで声を掛け合いながらやれた」(大島僚太)。「撃ち合う」のではなく、守備の強度を高めて「受け止め切る」という鬼木采配。ピッチでも共有されていた「我慢」で掴み取った勝ち点3の意味。
以上、5つのポイントで全部で約9000文字です。 ぜひ読んでみてください。
「出力の仕方」を覚え始めた大島僚太と、覚醒しつつある知念慶。そして、撃ち合うのではなく、守備の強度を高めて受け切った鬼木采配。(リーグ第7節・サガン鳥栖戦:1-0)
試合にも勝ったし、博多で美味しいものも食べて・・・サウナも満喫し・・・と、充実した遠征となりました。
ではでは。