湘南戦レビュー:また勇気を持ち続けてプレーを続けるということ。


 どうも、いしかわごうです。

 水曜日はBMWスタジアムで湘南ベルマーレ戦を取材。

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 すごい雨でした。すごい風でした。

 試合は0-0のスコアレスドロー。
あの状況下で、選手たちはチームとしてやるべきことをやり続けましたが、スコアを動かせませんでした。そして、絶好の決定機だった正面上のコースを狙った小林悠のシュートは、GK秋元陽太に阻止されました。

 秋元陽太が「動かなかった」のは、スカウティングによる分析、そしてピッチ状態も考えてとの判断だったそうです。一方の小林悠も、0-0で迎えた試合終盤のPKだったので、自信を持って決断したと言います。

「自分としてはあの緊迫した場面で動かないGKはいないと思って、真ん中に蹴った。そこに関しては自信を持ってやれましたし、後悔はしていないです」

 今回の駆け引きは、秋元陽太が勝りましたね。
PKといえば、イタリアの至宝・ロベルト・バッジョの「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ」という名言を思い出します。試合翌日、小林悠はしっかりと気持ちを切り替えていましたが、また勇気を持ち続けてプレーして、次節に爆発してほしい。愛と勇気が友達のアンパンマンですからね。

さて湘南戦のゲームレビューを公開しています。

ラインナップはこちらです。

1.「ハメようとしても、早めにロングボールを入れられると、どうしてもセカンドボールの争いになってしまった」(下田北斗)。湘南のハイプレスと川崎のビルドアップ。湘南のロングボールと川崎のセカンドボール回収。お互いの「強気」がぶつかりあった、立ち上がりの攻防戦を読み解く。

2.「外回しはできていたが、そこから中に入っていく。そこは選手の距離感もあるし、ボールの動かし方もある。ゴールを目指さないと相手は守りやすい」(谷口彰悟)。向かい風を受けて攻めあぐねた我慢の前半を、どう見るか。決定機を作るために足りなかったものとは?

3.「こっちから仕掛けろという監督からの合図だったと思う。そこでエンジンがかかったと思う」(車屋紳太郎)。「重馬場だったので、多少は肉弾戦というか、スクランブルになってくるだろうなと」(鬼木監督)。指揮官が3枚の選手交代に込めた、明確なメッセージ。

4.「トラップも決まったし、落ち着いていた。相手のGKもよかったが、もうちょっと速いシュートを打てればよかった」(知念慶)。「わざと攻めさせてカウンターを狙う。ワンサイド(ゲーム)が全部いいわけじゃない。カウンターで取れることもけっこうある」(阿部浩之)。知念が決め切れなかったチャンスから学ぶべきヒントとは?

5.「試合が終わった後、すぐにショウゴ(谷口彰悟)や奈良ちゃん(奈良竜樹)から『下を向くな』と支えられた。心強いチームメートたちに、また頑張ろうという気持ちになれた」。痛恨だったPK失敗。試合翌日に小林悠が語った、チームメートとの信頼関係。

以上5つのポイントで約7500文字です。
小林悠の湘南戦翌日の心境と、そこから見えてくものも書きました。土曜日はもう長崎戦ですが、そこに向けたヒントもあるレビューになっております。よろしくどうぞ。

痛恨だったPK失敗。その翌日に小林悠が語った、チームメートとの信頼関係。(リーグ第18節・湘南ベルマーレ戦:0-0 ※延期試合)





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