札幌戦レビュー:等々力で失点しないということ。


 どうも、いしかわごうです。

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等々力陸上競技場での北海道コンサドーレ札幌戦は7-0で勝利。

 ここ数試合、得点力がやや湿りがちでしたが、いやはや、ここでケチャップがドバドバと出ましたか。爆発しましたね。7-0のスコアは2009年の広島戦以来だそうです。新人だったノボリがリーグ戦初ゴールを決めた試合でしたね。いろいろと懐かしいです。

 もちろん、大量得点を奪ったことは素晴らしいのですが、少し冷静になると、隙を見せずに無失点で終えたことも評価したいと思ってます。実は等々力でのリーグ戦に限れば、6試合連続で無失点中という状況だったりします。ここ最近、等々力では本当に失点していません。「等々力でたくさん点を取る」と同時に「等々力で失点しない」という文化も作っていきたいですよね。

 首位・広島が鳥栖に負けて、勝ち点差が6に縮まったこと。さらにフロンターレが7得点を積み重ねたことで、広島との得失点差が「9」から「1」になりました(0-1で負けた広島はマイナス1になるので)。試合後の車屋紳太郎はそのことを意識してました。

「無失点で終えたのは、得失点差で効いてくると思います。(得失点が効いてくるのは)去年経験しているので」

 最終節で鹿島との得失点差で最後に競り勝った経験があるからこそ言えるコメントだと思います。

では、試合の詳しいレビューはごうnoteで公開しています。

ラインナップはこちらです。

1.「ポジティブなミスだったと思うし、あまりチームとして崩れる雰囲気もなかった」(家長昭博)、「相手のミスに助けられた部分もあるが、試合は90分で戦うもの」(奈良竜樹)。3本の決定機を作られた、立ち上がりの15分。「紙一重」だったように見えて、選手達に余裕があった理由とは?

2.「一回、バックパスが入った時に、油断する感じはありました。リョウタ(大島僚太)にはあそこを見ていてと話していた」(車屋紳太郎)。シンタロウがサイドで見せた推進力と、ケンゴによるトランジション。家長昭博のコントロールショットを生んだ、チームとしての攻撃の狙い。

3.「やりながらではありましたが、シャドーを消しながら出て行くというのは意識していました」(大島僚太)、「それはオニさんの狙いでした。お互いにそういうところの攻め合いになるので、そこで上回れと言われていた」(小林悠)。大量得点を呼び込んだ「ボール狩り」を、指揮官はいかにして機能させたのか。

4.「湧いて出るようなサッカーがウチのサッカー。人が前に出て行くのは大切。前に出て行かないと点は生まれない」(中村憲剛)、「そこは監督には言われていましたし、得点が足りないのもわかっていました。それを追い求めてやっています」(家長昭博)。前へ前への姿勢で生まれた7得点。そして二列目の選手達が語る、自分たちの得点力の必要性。

5.「一つゴールという形で結果に出たのはよかった」(下田北斗)、「『こぼれて来い!』と思っていましたが、ボールが来てしまったので、思い切って打ったら入りました」(田中碧)。初ゴールを挙げた二人が見せた「思い切り」。チャンスをつかんだ彼らの姿勢がチームに与えるものとは?

 以上、5つのポイントで冒頭部分も含めて約10000文字です。力作になってますので、ぜひ読んでみてください。

「前へ前へ」の姿勢で生まれた7得点。歴史的な大勝劇を呼び込んだ「ボール狩り」を、指揮官はいかにして機能させたのか。(リーグ第26節・北海道コンサドーレ札幌戦:7-0)

よろしくどうぞ。





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