天皇杯湘南戦レビュー:それでも、前につなごうとする意思を出すということ。


どうも、いしかわごうです。

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 水曜日は等々力取材。
天皇杯ラウンド16・湘南ベルマーレ戦でした。試合は3-1で勝利。

https://twitter.com/sptv_jleague/status/1032256896852324354

 負けたら終わりのカップ戦。
リーグ戦ではなかなかスタメンで出る機会のない選手たちが奮起しての勝利となりました。。

 例えば、後半開始直後にFKで同点弾を演出した下田北斗。「人というよりはスペースを狙った」と明かした彼は、GKとDFラインの間に、右利きの中村憲剛とは違う軌道で供給して、オウンゴールを誘いました。

そして、ようやく生まれた斎藤学の移籍後初ゴールで逆転。「鳥栖戦でビッグチャンスを外してしまって申し訳なくて・・・・このゴールは次につながると思っている」。少しずつ、彼のフロンターレでの物語も前に進み始めています。

 そして、ゴールこそありませんでしたが、同点弾のFKを獲得した力強い突破と、逆転弾につながった勇気ある競り合いなど、「前へ」という姿勢を見せてパワーを与えたラルフこと鈴木雄斗。彼もまたチームに欠かせない選手になってきたことを示すプレーぶりでした。

 特に逆転弾につながった競り合いですよね。
競り合いながらも、しっかりと味方につなごうという意識が出たアシストでした。

「学くんが見えていた。繋ごうという意識はありました。僕は上手い選手ではないですけど、フロンターレの選手は最終ラインがとったらつなぐ。それをマイボールにして相手が下がる。そういうシーンを見ていた。あのボールに関しては難しかったですけど、ああいうところで負けてはダメ。強く行かないと。ただ学くんのトラップがうまかったですね。あれをシュートに持っていけるのはすごい」(鈴木雄斗)

 当たり前ですが、普通であればクリアするだろうという状況で、ディフェンダーが味方につなげるパスを出せれば、攻撃できる回数が一回増えることになります。もちろん、難しいボールを無理をしてつなごうとすることで失点に直結するリスクもあります。後ろのポジションはそのミスが命取りになりかねません。

 それでもつなごうとする意思を見せるかどうか。
もちろん、技術に裏打ちされての部分ですが、鈴木雄斗はそれを踏まえて前につなごうとして、見事にゴールに結びつけました。そういう姿勢を見せたことも、チームにとっても大きいことだともいます。

 守備陣では新井章太のビッグセーブ3連発もありました。書き出すと止まらないので、詳しくはレビューで書いております。

ラインナップはこちらです。

1.「自分とタサさん(田坂祐介)がどっちに降りるかというところで、少し横並びになることがあった」(下田北斗)、「前半は、正直にボールを動かし過ぎて、むこうのプレスのベクトルにはまってしまったところがある」(奈良竜樹)。奪いどころを作らせてしまった前半のビルドアップ。劣勢を強いられた原因はどこにあったのか?

2.「ああいう狭いところは、相手も来ないだろうと思ってあまり警戒していない。意外と抜けることができるので。流れが悪いときほど、一人外せると局面が変わる。僕は積極性がないと何もないような選手なので」(鈴木雄斗)。2得点を呼び込んだラルフが見せた、勇気ある突破と強気の競り合い。後半10分間の逆転劇には何が起きていたのか。

3.「相手の視野の中でボールを動かしていて、人が動いていなかった」(守田英正)。なぜモリタが入った後半から、チームは蘇生できたのか。相手の届かない「場所」でボールを引き出し、飛ばすボールを織り交ぜてゲームを掌握し返した戦術眼を読み解く。

4.「あれは出て行かないで、シュートを待とうと思った」(新井章太)。無我夢中だったのか。それとも落ち着いていたのか。「冷静でしたよ」と語る、魂のビッグセーブ3連発を振り返る。

5.「このゴールは次につながると思っている」(斎藤学)。等々力で生まれた移籍後初ゴール。らしさを取り戻し始めたマナブが、これから向かう方向。

以上、5つのポイントで全部で約7500文字です。ぜひ試合を噛み締めてもらえると幸いです。
後半のゲームを掌握した守田英正の戦術眼と、2得点を呼び込んだ鈴木雄斗がもたらした積極性。そして新井章太が見せた、魂のビッグセーブ3連発。(天皇杯ラウンド16・湘南ベルマーレ戦:3-1)

週末にはすぐにベガルタ仙台戦を控えています。3勝1分で公式戦5連戦の締めくくりを迎えました。ならば、最後も勝ちましょう。





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