横浜FM戦プレビュー:ちゃんと見て、したたかにいきましょう。


どうも。
映画「カメラを止めるな!」をすでに4回鑑賞している、いしかわごうです。最高のエンターテイメントなんで、ただただオススメです。

 暑いですね。
本日は等々力で横浜F・マリノス戦です。

 今季から監督が代わってボールをつなぐスタイルに変貌し、ハイラインで守る戦い方が話題になりましたが、最近は、かつてほどべらぼうに高いハイラインではなくなってきています。前半戦で何度かロングシュートを決められたGK飯倉大樹も、ゴールマウスをお留守にするほどの高すぎるポジショニングは取らなくなっています。

「(前節の)広島戦を見ていると、(ディフェンラインが)割と普通になっている。ちゃんと見てやれればと思う」

 この試合に向けた中村憲剛選手の言葉です。
最終ラインを高めに設定しているのは変わりませんが、前回の対戦のように、裏1本を狙いすぎて仕留め損ねた結果、攻め疲れで疲弊したり、チーム全体の間延びからカウンター合戦にならないことも考えて試合を進める必要がありますね。

 ただ後方からつないでくる姿勢には変わりないですからね。センターバックの中澤佑二とドゥシャンも足元の技術や組み立てがそこまで上手いわけでもありません。守備のスイッチを入れるのがうまいフロンターレの前線二人には、相手センターバック二人のビルドアップを、うまくひっかけてショートカウンターも狙って欲しいところです。したたかにいきましょう。

さて。
試合のより詳しい見所は、ごうnoteで書いております。

ラインナップはこちらです。

1.複数のパターンを試した、前々日の紅白戦での組み合わせ。気になる予想スタメンは?

2.「コンビネーションや声の掛け合い、マークのずらしは曖昧なところはある」(小林悠)。ラインブレイカー・小林悠が狙うのは、マリノス守備陣の新加入CB・ドゥシャンの背後にあり。

3.「相手はつないでくる。自分と阿部ちゃんのところでスイッチを入れたい」(中村憲剛)。攻守両面で大きい阿部浩之の復帰。攻撃ではゼロトップを機能させ、絶妙なポジショニングとタイミングでスイッチを入れて、守備でも主導権を握りたい。

4.「引きすぎず、強気にチャレンジして、うまく中間のポジションを使って誘導していければと思う」(登里享平)。負けられないフロンターレU-18出身者・仲川輝人との地上戦。そしてノボリに求められる、数的不利な局面での対応力とは?

5.「当たり前のことをやっていくこと。もったいない失点はなくしていかなくてはいけない」。強い決意で完封を目指す谷口彰悟。まさにマリノス対策と言える顔ぶれが並ぶ最終ラインを組んだ狙いとは?

6.「まずはハイラインの裏。でもそこばかりになると、急ぎ過ぎることになる。しっかりと相手陣地に押し込むこと」(中村憲剛)、「チャンスがあれば背後を狙えるので、そこは狙うつもりです。ただ相手を見ながらになりますね」(大島僚太)。気をつけたい、背後の狙い過ぎ。夏場で心がけておくべき試合運びとは?

 以上、6つのポイントで全部で7000文字です。マリノスのスタイルは特徴がある分、鬼木監督はそこに対してしっかりと対策を施してきました。ポイントを整理しておいたので、これを読んで試合を観戦していただけると幸いです。

試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第20節・横浜F・マリノス戦)

ではでは。

現在発売中のサッカーマガジンで原稿執筆しています。中村憲剛によるイニエスタの談話、月間J1レポートなどを担当しております。





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