どうも、いしかわごうです。
本日は等々力競技場で横浜F・マリノス戦です。
1stステージでは、2-0で勝利。内容的にも完勝だったと思います。
試合のポイントは「マリノスの守備ブロックをどう崩すか」になるわけですけど、そのヒントは過去から学べます。
「中央を閉めてくるということは、逆にサイドが突破できる。前回もそうだったが、左サイドを突破してからのゴールだった」
1stステージ・マリノス戦の先制点を振り返って、そう語ったのは車屋紳太郎選手です。
この先制点を巻き戻すと、左サイドを車屋紳太郎が突破して、逆サイドにいた小林悠にクロス。その競り合いから相手のクリアミスを拾ったエドゥアルド・ネットがミドルシュートで中央から打ち抜きました。相手のミスがあったとはいえ、中を閉められているから外を使う。そして揺さぶって、最後は中で打ち抜く。そういうリズムで崩した得点でした。
まずは中央を崩しにいく。そうやって相手に真ん中をギュッと締めさせてから開けさせたサイドを崩しにいく。そしてダメならもう一度、中央に戻して攻めていく。この「中、外、中」のリズムが大事ですし、フロンターレの攻撃がうまく循環しているときは、このリズムをじれずに繰り出せています。今日の試合もボールを握ってこのリズムに持ち込むことが、勝利の近道です。
ちなみにフロンターレでは、DFとGKへの間を狙った低くて速いグラウンダーをニアサイドや中央のコースに出すことが多いですが、この場面での車屋紳太郎選手はそれを選択しませんでした。
なぜか。
大久保嘉人選手がゴール前に間に合わなかったからです。そこでファーサイドに向けて浮き球を選択したわけですが、この試合ではそういうクロスが目立ちました。車屋選手は、その理由をこう話します
「いつもは速いボールを中に入れるけど、今日はヨシトさんがあまり中に入っていくシーンが少なくて、ユウくんがファーサイドにいたので。バリエーションを増やしていければ相手も戸惑うと思います」
今日の試合では大久保嘉人選手が出場停止。ワントップは小林悠選手が出場濃厚です。そこで中央の崩し方やサイドからのボールの質が、まわりがどう微調整するのかをポイントと言えます。
それ以外にもピッチにはたくさんのポイントがありますが、そこをごうnoteで深掘りしつつ見所を語っていきたいと思います。
試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ2nd第13節・横浜F・マリノス戦)
今回のラインアップはこちらになっております。
1.「ここで俺が出て、完璧にやってポジションを取りたい。そのぐらいの気持ちでやります」。情報が錯綜しているスタメン争いと、予想布陣は?
2.「向こうの土俵に乗らず、自分たちの土俵に引きずり込むために自信をもってやること」(中村憲剛)。そのポイントは、「相手の◯◯を突き、◯◯」と思わせること。
3.「自分のタイミングでポストプレーをすることですね」。ワントップ・小林悠が狙う、中澤佑二と栗原勇蔵のセンターバックコンビ攻略法。
4.攻撃陣のカギを握る伏兵二人に求められる、「正確さ」と「意外性」。
5.守備で押さえるべきポイントは?「ここで結果を出せれば、チームの底上げにもなる」(田坂祐介)。
以上、5つのポイント。冒頭部分も含めて全部で約6500文字で試合の見どころを語っております。ピッチに散らばるたくさんの駆け引きを堪能したい方は、読んでみてくださいね。
「向こうの土俵に乗らず、自分たちの土俵に引きずり込むために自信をもってやること」(中村憲剛)。試合のテンポは注目です。/ 試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(2nd第13節・横浜F・マリノス戦)note(ノート) https://t.co/sejQxbBOGK
— いしかわごう (@ishikawago) September 25, 2016
ではでは。