横浜FM戦レビュー:鮮やかに、美しく崩す。そして勝つ。


 どうも、いしかわごうです。

先週末は、等々力取材。横浜F・マリノスとの神奈川ダービーでした。

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「Are You LADY!」の開催ということで、試合前に出る藤子キャラのビッグフラグも、ドラミちゃんやエスパー魔美など女性キャラクターバージョン・・・粋ですね。

 試合は2-0で勝利。
試合内容を考えると妥当な勝利で、完勝だったと思います。

ゴールを決めたのは、どちらも小林悠です。前節の敗戦を「自分の責任」と言い切った彼にとって、この試合でのゴールにかける思いは並々ならぬものがあったはずです。プレッシャーもあったはずですが、しっかりとチームを勝利に導くゴールを挙げるところは、さすがストライカーです。

 もっとも、先制点が生まれるまでに時間帯、決めておかなくてはいけない決定機を彼は外していますけどね。

前半14分の攻撃です。登里享平の出足良しパスカットから、カウンターに。左サイド裏のスペースに抜け出した大島僚太に、中村憲剛がスルーパス。大島の折り返しに、フリーで待ち構えていた小林がダイレクトで合わせるものの、シュートは大きく超えてしまいます。鮮やかすぎる美しい崩しからの、フィニッシュの失敗に記者席で思わず頭を抱えてしまいましたが、それは僕だけではなかったようです。

 試合後、お膳立てをした中村憲剛もあの場面には、苦笑いして振り返ってました。

「リョウタの折り返しを上に放り上げたときは、『今日もか』と思った・笑。あの場面は、リョウタがスルーをして、最初はダイレクトで出そうと思った。でもユウジさん(中澤佑二)が止まった。その止まった隙をついて、リョウタが背中に入った。そこにスルーパス。今日はスルーパスを出すスペースがたくさんあったと思う。相手はハイプレス、ハイラインじゃなくて、ノーマルプレス、ノーマルラインだった」

 中断以降続いていた5バックの相手ではなく、採用しているのは4バック。さらにノーマルプレス、ノーマルラインだったこともあり、守備組織に穴を見つける作業はそれほど難しくなかったようです。得点シーンは、どちらも美しい崩しでしたしね。見ていて爽快でした。

得点シーンも含めた試合の詳しいレビューは、ごうnoteでまとめています。

ラインナップはこちらです。

1.前半の給水タイムで鬼木監督が施した前線の配置転換の狙いを読み解く。急造左SB・イッペイ・シノヅカに、小林悠よりも家長昭博のマッチアップが効いた理由とは?

2.「相手がどういう形でどういうシステムで、どういうところを隠しているのか。それを一人二人ではなくて11人が感じられれば。そこに技術が伴っていれば、相手はお手上げじゃないですか」(中村憲剛)。アンカー・喜田拓也のマンマークから逆算して、攻略の設計図を描いた中村憲剛。マリノス守備陣の弱点をあぶり出しながら攻撃をデザインし、味方に遂行させたケンゴの仕事力を解説する。

3.「あんなパスを出したのは初めてで興奮しました」(守田英正)、「自分の動きに対して、ボールが出てきたのは大きい」(家長昭博)、「オニさん(鬼木監督)が求めていたことができたゴールだったと思う」(小林悠)。流動的過ぎるビルドアップと、浦和戦で足りなかった「縦のスプリント」で崩した先制点。攻撃のスイッチが発動した背景を徹底解説してみる。

4.「相手の右ウィングと、右サイドバックの間。そこは意識していました」(登里享平)、「最初からサイドにわざと入れるとパターンも多かったので、それがうまく使えていたと思います」(車屋紳太郎)。なぜ2得点は左サイドエリアから生まれたのか。「中、外、中」のリズムではなく、最初から「外」を使った組み立てを意識していた左CB車屋と、クレバーな位置取りと仕掛けを続けていた左SB・登里によるメカニズムを分析する。

5.「後半の円陣のときに、『ゆっくりと攻めよう』と言っていた。そこが2点目につながった」(車屋紳太郎)。完封劇につながった意思統一されていた時計の針の進め方と、右サイドの攻防戦を譲らなかった鬼木監督の采配。

以上の5ポイントで、全部で約9000文字です。読み応えたっぷりのボリュームで、きっと発見があると思います。よろしくどうぞ。

なぜ2得点は左サイドエリアから生まれたのか。最初から「外」を使った組み立てを意識していた左CB車屋と、クレバーな位置取りを続けていた左SB登里によるメカニズム。(リーグ第20節・横浜F・マリノス戦:2-0)

ではでは。





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