どうも、いしかわごうです。
日曜日は等々力取材。V・ファーレン長崎とのナイターゲームでした。
・・・・ヴィヴィくん、可愛かったっすね。
試合は1-0で勝利。ホームで勝ち点3という、なにより大事な結果を得ることができたのは評価できます。それを踏まえた上で、試合内容に触れていくと、ゲームコントロールや試合運びの部分では、少し反省点も多かったと言えます。
反省点をひとつ言うならば、猛暑の中において攻撃を縦に急ぎ過ぎてしまったことでしょうか。
もちろん、チームとして、縦に速い攻撃を仕掛けることは何も悪くありません。サッカーはゴール数を競うスポーツですし、ゴールに直結するプレーを選択するのは正しい決断です。
ただ、縦に速い攻撃からのチャンスを仕留め損ねてしまったこと。そして、縦に速い攻撃を狙いすぎて相手にカットされてピンチを招いてしまうなど、うまくいかなかったときの副作用も出てしまいました。
縦に急ぐということは、攻撃のスイッチを入れる「勝負のパス」が割合的に増えていきます。安全な横パスを比べると、勝負の縦パスはカットされる可能性も高くなります。すると今度はカウンターを受けて、行ったり来たりの展開になりがちです。
夏場でこういう展開は避けたいところですが、かといって早めに先制点が欲しいですし、チャンスの場面で仕掛けないわけにもいかない・・・・そんなジレンマもあったかもしれないですね。あの暑さですから、選手だって早く先制点を取りたいという心理になるのは仕方がありません。人間だもの。
こういった部分のしわ寄せをもっとも受けていたのは、攻撃参加を繰り返していたサイドバックだったかもしれませんね。試合後、車屋紳太郎が改善点を述べます。
「今日は縦に速い攻撃が多くて、ゆっくりボールを回す時間が少なかった。縦に速い分、ミスもあると潰されるし、そこでのカウンターになる。僕とエウソンが高い位置を取っている分、そこは体力的には、いつもよりつらかった」
そういう意味では、この暑さではボールを奪わないように、ゆっくりと動かして、うまく休む時間帯も作るようにコントロールする意識が、少し足りなかったかもしれません。試合運びのメリハリは悪くなかったと思うのですが、夏場の改善点として次に繋げて欲しいですね。
そんな試合の詳しい見どころは、ごうnoteで語っています。
レビュー書きました。約8500文字。よろしくです。➡️ 得点を量産し始めた夏男・小林悠と、確立され始めた夏場の勝利の方程式。(リーグ第17節・V・ファーレン長崎戦:1-0)|note(ノート) https://t.co/y1k10XyTlz
— いしかわごう (@ishikawago) July 23, 2018
ラインナップはこちらです。
1.「僕とエウソン(エウシーニョ)のところが空くのは、システム的にわかっていた。ただ前半は、中、中という攻撃が多かったですね」(車屋紳太郎)。前半の両サイドバックは、なぜ浮きやすかったのか。そして、そのアドバンテージを攻撃で生かし切れなかった理由。
2.「僕の立ち位置で、攻撃で中と外かが決まるようなところはあった。外に早く行き過ぎると、相手も楽になる」(家長昭博)。流動的なポジショニングを取る家長昭博が語る、中と外の崩しのメカニズム。
3.「相手も疲れてくる中で、一瞬の隙だったりを逃さないようにしている」(小林悠)。夏男・小林悠が語る、夏場にゴールを量産できる理由。
4.「今日ぐらい攻めることができると、攻め疲れも出てしまう。ちょっと向こうのボールのときに休むことができなかった」(中村憲剛)、「今日は縦に速い攻撃が多くて、ゆっくりボールを回す時間が少なかった」(車屋紳太郎)。チームの消耗を招いた「縦の攻め急ぎ」は、どこに原因があったのか。二つの問題点を検証する。
5.「交代で出てくる選手が、自分の役割を理解してくれている」(家長昭博)、「あれだけプレッシャーをかけてくれると、いろんなコースを限定できる。非常に守りやすかった」(谷口彰悟)。確立されつつある、夏場における勝利の方程式。鬼木流のゲームの終わらせ方を読み解く。
以上、5つのポイントで冒頭部分も含めて全部で約8500文字です。読み見応えは十分だと思います。よろしくどうぞ。
得点を量産し始めた夏男・小林悠と、確立され始めた夏場の勝利の方程式。(リーグ第17節・V・ファーレン長崎戦:1-0)
ではでは。